リリカルなのはサーガ   作:DFGNEXT

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オリジナル設定全開の管理局にスクライアにユーノくんw
ついでにレイジングハートもオリジナル設定です。

それではどうぞ!!


SAGA 5「ユーノ・スクライア」

 

 

 

 

次元の海を渡る巨大な艦・・・

それは発掘されたロストロギア『ジュエルシード』を

時空管理局へと運ぶスクライア艦だ。

 

・・・しかし、何事もなく終わると言われていたその旅は・・・

 

「な、何が起こった!!?」

 

突然発生した次元嵐によって、強制的な終わりを強いられていた。

 

 

 

 

そんな事件より、少し時は遡る。

 

 

見た目は6方向に種型のものが延びている特殊な形をした艦。

1つの街を内に持つ、局員とその家族以外にも一般人も暮らしている特別な場所。

そんなミッドチルダ時空管理局本局の入り口の前で、一人の少年が老人と会話をしていた。

 

「ありがとうございました。長老」

「いやいや、ユーノ。お前はよくやってくれたよ」

「いえ、僕は発掘の手伝いをしただけですから・・・」

「・・・その発掘の作業の合間に隠し部屋を見つけたのはお前じゃろう

 ついでにそちらの部屋の探索の現場指揮をとったのもお前じゃろうに・・・」

 

老人はスクライア――古代遺跡発掘を生業とする流浪の部族の長老。

そして彼と話す幼い少年の名前は『ユーノ・スクライア』

後に・・・世界をまたにかける事件を解決したりするが、それはまた後の話だ。

 

今二人が話しているのは、ユーノが見つけたロストロギアのことだ。

 

ロストロギア・・・それは過去に滅んだ世界・文明の残した危険な遺物のことを指す。

現在の技術では解明できない物が多く、中には次元世界その物を滅ぼしかねない物も含まれる。

無論、実質無害なものもありオークションに出品されるものも有る。

そしてこの下に危険性が限りなくなく、しかも出典が不明だが貴重な遺物である、準ロストロギア級というものもある。

 

「ジュエルシード」

 

これが今回ユーノが指揮を執った遺跡で彼が発見したロストロギアだ。

文献によれば、願いをかなえるロストロギアと言われている。

もっともシステムに異常があるのか、叶えたとしても歪んで・・・だそうだが・・・

 

今回ユーノがここに来ているのは管理局との交渉のためだ。

管理世界の住民とはいえ、スクライアの一族は次元渡航を唯一認められている部族だ。

 

そんな彼らの『文化』といえるものが遺跡発掘。

そのため取引などで管理局との交渉が遺物が発見されるたびに起こるのだった。

 

ユーノは今回が初めての交渉なので緊張していた。長老が来ているのもそれが理由である。

ちなみにスクライアの族長は長老とは別にいる。というより長老は引退している身だ。

今回のような若いスクライアの一員にいろいろ作法などを教えるのが仕事と言えた。

 

「さて、そろそろ行くとするか、ほれユーノ。お前にプレゼントじゃ」

 

そう言って長老はカード状の物体をユーノに手渡す。

ユーノはそれを見て、それが何か一目でわかった。

彼は少し不満げな顔をしながら言った。

 

「あの長老・・・これデバイスじゃないですか、局員が使う・・・

 僕はデバイスは使いませんし、一応持っているんですよ?デバイス」

 

そう言って彼は胸元の紅い宝玉を指差す。

その宝玉は名を・・・レイジングハートという。

 

「まあ、それについてはもちろんわしも知っておる。

 しかし、それはお前が発掘したロストロギアじゃろ?

 管理局に許可を貰い、お前が所持しているとはいえ」

 

レイジングハートはとある遺跡で偶然ユーノが発見したデバイスだ。

珍しい古代のインテリジェントデバイスであり、ユーノが触れたときにはじめて起動した。

当初ロストロギア認定されたものの、危険性は皆無と判断される。

その後、巡り巡って発掘者のユーノの下に返却されてきたのだった。

 

「まぁ、そうですけど・・・未だに仮マスターですし・・・」

《仮マスターユーノは資質と才能は素晴らしいですが、

 私とは相性があまり良くないのですから仕方ありません》

 

レイジングハートは仮マスターであるユーノを慰める。

レイジングハートの魔法適正は砲撃などの遠距離系や封印系。

ユーノは結界や防御魔法がとくい・・・つまり封印系ぐらいしか被る要素がないのだ。

ユーノが駄目なのではなく、むしろお互いが高性能すぎて合わないのだ。

 

それでも仮マスターとして認められているのはかなり凄いことだと言える。

 

ユーノ以外で彼女に仮でも認められたものは一人も存在していなかった。

 

《それに私が作られたから初めて起動に成功したのは仮マスター。

 あなたなのですから自信を持ってください》

「はは・・・そうだね」

 

レイジングハートの世辞にユーノは少し苦笑いしながらもそう返す。

長老派そんな姿にニコニコしながらユーノに語り掛けた。

 

「そうじゃユーノ。お前は少し自信を持ったほうがいい。

 謙遜しすぎても世の中うまくはいかんからな。さて、話を戻すと一応はロストロギアなのだから、

 もう一つ応用性の高い普通のデバイスを持っていてもいいじゃろ、ということじゃ」

「はぁ・・・それではお言葉に甘えて・・・」

 

そう言うとユーノは手に持ったデバイスを懐に仕舞った。

そろそろジュエルシードを積んだ艦が到着するころだ。

 

さて、行こう・・・そう思ったときだ。

 

管理局のアラームが部屋中・・・いや、本局全体に鳴り響いたのは

 

「何事じゃ!?」

 

長老は通信機器を使用して、知り合いの管理局員。

厳密に言えば今日ユーノが会う相手だった。

彼は焦りながらも正確に状況を説明した。

 

『スクライア艦が渡航中、次元嵐に巻き込まれて中破!

 幸い軽症の怪我人がいる程度で死者は居ない・・・ただ』

「ただ?」

『・・・積んでいた貨物のロストロギア『ジュエルシード』が・・・

 管理外世界・・・第97管理外世界に落ちたらしいです』

 

次の瞬間にはユーノは走り出していた。

長老は急いで彼の肩を掴み食い止めた。

 

「待てユーノ!どこへ行くつもりじゃ」

「あれは僕が見つけたものです!被害が出る前に回収しないと」

「それはお前がやることではない!管理局員がやることじゃ」

「でも管理局は人手不足なんですよね!? 対応が遅れたらどうするんですか!?」

 

そう言われてしまい黙ってしまう長老。

ユーノが言っている事はとんでもないことだが、ある意味で正論でもあった。

 

時空管理局はその巨大な組織体を長年維持しながらも、年々増えていく管理世界。

そしてそれに応じて増えていく次元犯罪者に対応するためにほとんどの人出を費やしていた。

そのために管理局は万年人手不足と呼ばれるほどの状態であり、

またその巨大さゆえ、事件が起きても小回りが利かないという欠点を持っていた。

 

それを知っているために少し悩んだ長老だったが、ユーノの真剣な表情。そして・・・

 

『事務員の私が言うのもなんだが、

 彼がやろうとしていることは間違っていないと思う・・・

 今確認したが、一番近い次元艦アースラが来るまで

 一ヶ月小はかかる・・・すまない。他所でも次元犯罪が発生していてな』

 

画面内の管理局員がそう言ったのだ。

彼としても正直言いたくはなかったのだろう。

子供を巻き込むうえ、自身が所属している組織の仕事をやらせようと言うのだから

しかし彼も覚悟を決めていった。ならば・・・答えなければならない

 

「わかった。民間協力者として登録させておく。ユーノ・・・・・・行って来い」

「長老・・・」

「た だ し・・・必ず・・・無事に帰って来い!」

「!・・・はい!!」

 

そう言うとユーノは転送装置がある部屋へと駆け出した。

転送機に乗り込み座標を設定する。

 

そしてユーノの姿は光に包まれながら、本局から消えていった。

向かうは管理外世界『地球』

 

 

 

 

そしてそれが・・・彼女との出会いでもあった・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

転送機を使ってたどり着いた場所。

 

「第97管理外世界」現地名『地球』

 

今からここでユーノはジュエルシードを集めなければならない。

しかし・・・ここで結構重要な問題が発生していた。

 

「まずい・・・僕とこの世界の魔力素がまだうまく適合しない・・・」

 

それは魔力適合不和による能力スペックダウンだった。

 

魔力素は自身のリンカーコアを介して魔力に変換できる。

しかしユーノのリンカーコアがこの世界の魔力素とあまり合わなかったのだ。

そのために今ある現存魔力をうまく使わなければならないのだが・・・

ジュエルシードの封印が解けていた場合、21個も有るそれを封印できるかどうか・・・

 

「フェレットモードでなら回復はできる・・・か・・・

 ざっと考えて・・・怪我しなければ・・・三分間はフルパワーでいけるかな」

 

何だかんだでユーノはデバイスを貰っておいてよかったと思った。

これがなかったらこの程度ではすまなかっただろう。

レイジングハートでは処理落ちしてしまっただろう。仮マスターだから。

 

「・・・それじゃあレイジングハート。頼むよ」

《All right.》

 

二人は深夜の海鳴市を駆けていった。

まずは反応があるあそこに・・・

 

 




最近どっかでユーノくんぽい人見たなと思ったらあれだあれ
ベリアル銀河帝国のウルトラマンゼロ!!(違ッ

今回はそれを意識して書きましたw
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