目が覚めたら、どうしようも無いくらいレガ様だった   作:ACS

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第11話

#11 対話?

 

なのはは二人をボコボコにした後、僕の前に来て『やりました、レガート様』と言って駆け寄って来た。

 

結構満身創痍なのだが、その痛みや疲れを微塵も感じさせない様な屈託の無い笑顔を見せてくれた、それは人二人を沈めた後とは思えない程可愛らしいが、やはり彼女はレガ様二世になる定めなのだろうか(白目)

 

労いの言葉を掛けるだけで恍惚の表情を浮かべて幸せそうにするなのは、その間にフェイトをアルフが回収して逃げて行く、ソレをなのはが背後から狙い撃とうとしたのだが、それより先に空中にディスプレイのような物が展開され、リンディ提督の姿が映される。

 

その顔から読み取れる好感度はマイナス、息子をボロ雑巾にされた事に複雑な気持ちなのだろう、と思っていたのだが、よく見たら僕が無意識の内に倒れているクロノの頭に銃口を向けていた所為と言う事が判明した。 レガ様この状況、どう考えたって連中に目を付けられるんじゃないですかねぇ、しかも悪い方向に(震え声)

 

と、とりあえず弁解しよう、謝るのが先だ!!

 

–––––––何か言いたげだけど、僕らは巻き込まれた側なんだ、得体の知れない君達に対してこれ位は正当防衛だよ、だからそんな目で見ないでくれないかな? トリガーに指は掛かってるんだ、うっかり引き金を引いてしまうかも知れないよ?

 

 

徐々に指先に力を込めながら僕の口は勝手にそう喋る、と言うか謝罪ィィィィイ!! コレ謝罪じゃないよ!! 唯の挑発だよ!! 穏便に済またいのにぃぃぃい!!

 

苦虫を噛み潰した顔をしたリンディは謝罪と共に事情説明を開始しようとしたのだが、謝罪の言葉を口にする前に指先が勝手に引き金を引いた。

 

クロノの頭をミリ単位で外した場所に弾丸が着弾し、リンディやその他クルーが息を飲む。

 

 

–––––––謝罪をするんだったら画面越しは失礼に値するんじゃ無いかな? 履き違え欲しく無いんだけど、この子の命は僕の気分次第で左右されるんだ、礼節を持って接して欲しい物だね。

 

 

勝手にレガ様語に変換されるマイマウス!! 敵対するつもりは無いんだよ!! アンチするつもりも無いんだよぉぉぉぉお!! あばばばばは、事態がどんどん取り返しのつかない方向に流れて行くお!! 僕の意思とは真逆の方向に流れて行くお!! ユーノ君顔真っ青だよ!? 警察に銃ぶっ放してる男の共犯扱いされるかも知れないから当然だけどさぁ!!

 

リンディ提督をアースラから地球に引きずりだし、謝罪と共に状況説明と事情聴取を受ける事になり、クロノが目を覚ますと共にかなり強引だが原作の様な流れになり『この件は我々で預かります、今後も関わりかったら手駒になってね?(意訳)』と言うアレを引き出せたのは良いのだが『えっ、クロノ君私より弱いのにジュエルシードやフェイトちゃんを何とか出来るつもりなの?』と言うなのはのセリフが飛び出し、彼らは言葉に詰まってしまう。

 

第一なのはがこの事件に参加する理由が僕の命令だからと言う物な為、別に彼らの許可は必要としていないし、邪魔するなら次は完膚なきまで叩き潰して息の根を止めると言わんばかりの殺気を放っている、小学生の出せる殺気じゃ無いんだけどなぁ(遠い目)

 

このままでは埒が開かない、と言うより彼らを潰してジュエルシード回収に向かいかねない、此処は彼らになのはを貸し出す旨を伝えて何とか原作通りにするしか無い。

 

 

–––––––君達の事情は分かったけどね、其処の彼よりも圧倒的に僕の下僕の方が強い、糞の役にも立たない魔導師共にうろちょろされるだけ目障りなんだ。 如何だろう? 此処は僕の下僕を君達に貸し出すからさっさと事件を解決して出て行っては貰えないだろうかな?

 

なのはは僕の命令には絶対服従だし、疑問も持たない、こう言っておけばこの子はアースラメンバーと協力して事件の解決に奔走するだろう。

 

しかし、視界の隅には高圧的な僕の態度に頭に来ているクロノが映っている、言いようの無い悔しさが渦巻いているのだろう、糸で思考を読み取ったけど自分自身に対する情け無さで胸が一杯になっている様だ。

 

カッとなって突っ込んで来るかと思ったけど、やっぱりレガ様の悪党オーラは目の前の二人を黙らせる程溢れているみたいで大人しく僕の提案を飲んでくれた。

 

此れでお開き、さあ帰ってジュエルシードの仕込みをしよう!! と思った矢先、俯いていたクロノが口を開いた。

 

 

––––––一つ良いか。

 

 

帰路に着こうとした僕の背中に投げ掛けられた質問、僕は振り向きながらクロノを見据え、次の言葉を促す。

 

 

––––––なのは、だったね? 彼女が君の下僕と言う事は、即ち君は彼女よりも強いのか?

 

純粋な疑問、と言うよりコケにされた発言をされまくった事への意趣返し見たいな物だったのだろう、しかしその次の瞬間、僕の中のレガ様が何時もの如くやらかした。

 

 

–––––––エレンディラがラズロに向かってやった様に、殺気の中でクロノを殺して見せた。

 

 

荒い呼吸をしながら珠のような脂汗を浮かべて崩れ落ちるクロノ、格の違い、どう足掻いても敵わない相手、自分の死の瞬間と言うものを嫌という程味合わされたのだろう。 だからねレガ様、僕は穏便に済ませたいって言ってるでしょ!? 何でクロノ君潰すような真似すんのさぁぁぁあ!! 最悪再起不能だよ!? 流石になのは一人でGUNG-HO-GUNSに勝つのは無理だ、クロノ(囮役)が居ないと厳しいだろう。

 

 

居た堪れなくなって来た僕は、なのはに『後の事は全て任せたよ』と言ってその場を去った、この一言で彼女のやる気が上がってくれるなら安い物だ。

 

 

––––––けど次からGUNG-HO-GUNS戦だからなぁ、ハイパーなのはで何処まで勝てるかな?




口は災いの元 (確信)
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