目が覚めたら、どうしようも無いくらいレガ様だった 作:ACS
#19 新たな手駒
はやての身体を支配し、闇の書のプログラムを改変して行たレガ様だったが、完全に掌握が終わったのかマテリアルズとシステムU-Dを引き摺り出し、自分の周りに跪かせる。
彼女達は既に僕の事を主人と認識しており、逆らう事は無い、悲しいかな洗脳が終わってるからみんななのは並みの忠誠心を持ってる。
…………て事はなに? この子達も僕の命令なら死ねる人種? しかも目の前に跪いたまま頭を上げようとしない、命令があるまで微動だにしなさそうだ。
レガ様はそれぞれにコインを投げ渡し、『君達の活躍に期待するよ』と言ってから視線をリインに向ける。
自分の中からマテリアル達が引き摺り出された事に驚きを隠せないのか、僅かながらに彼女は揺らいでしまった。 それはそうだろう、主人以外に改変の出来ない闇の書を外部から操作された様に見えたのだから。
その隙を突かれた彼女は猫姉妹に組み伏せられ、強制的に顔を地面に擦り付けられる、レガ様はその様子が堪らなく愉快なのか彼女を見下し笑いながら手を挙げ、口を開いた。
–––––––KILL HER !!
勢い良く腕が振り下ろされると同時にレガ様の口から紡がれる死刑宣告、殺害命令を聞いた彼女達は瞬時に振り向き、組み伏せられたリインフォースへと殺気を向ける。
放たれる三つの砲撃と魄翼、魔力があるとは言え、彼女は魔導師や原生生物のリンカーコアを取り込んだ訳ではない、展開できる魔法は闇の書が本来保有している物のみであり、必要最低限の魔法で攻撃を凌ぎきるのは不可能と言っても過言では無かった。
レガートの前から弾き飛ばされ、向かいのビルに叩き込まれたリインフォース、しかしその着弾地点には猫姉妹が先回りしており、飛び込んで来た彼女を道路に向けて蹴り落とす。
地面をバウンドしながらも受け身を取るリインフォース、しかし彼女の着弾点は運悪く高町なのはの前、先程のレガートの命令は糸を通してなのはとフェイトにも伝わっており、忠臣たるなのはは容赦無く首を狙いに行く。
なのはの気配を察して振り向いたリインフォース、だがなのはは螺旋軌道を描きながら裏の裏を取り、抜刀と共に一閃、高町式二重星雲を放つ。
街灯に照らされた刀が妖しく光り、その反射を見たリインフォースは腕の力を使って着地の体勢から真後ろにすっ飛び、なのはの一閃を回避する。 振り向いた頭を元に戻す一瞬に見えた気付きが無ければ彼女は訳も分からないまま絶命していた、その様な凄みの有る殺気が対峙した少女から放たれ、リィンフォースは後ずさる。
己が主人と同じ年頃の少女、しかしその少女が放つ気配は既に人の物では無い、背筋が凍える様な顔をした少女はまるで魔人の様。
更に間の悪い事にマテリアルズとシステムU-Dも其処に合流、5対1となり彼女は己の敗北を覚悟して立ち上がろうとして違和感を覚える。
身体が動かない。
レガートの前から弾き飛ばされた彼女は他の者との戦いに夢中となっていた所為でレガートの技に対する抵抗意識を忘れてしまい、既にその肉体の支配権を奪われていた。
後は呆気ない終わりであった、レガートの命令を遂行する為に強力な技をつるべ打ちにする下僕達、その砲火に耐える度にシステムを本格的に掌握、改竄されて行き、只々其れを指を咥えて見ているしか出来なかったリィンフォースは撃破された、その際にレガートが八神はやてを切り離すと同時に守護騎士並びに闇の書の歴史を見させて情を沸かせ、『祝福の風 リインフォース』と言う名前と惜しみ無い愛情を消えて行くリインフォースに与えさせた。
消滅して行くリインフォースは嬉しさと悔しさの入り混じった表情を浮かべ、八神はやての腕の中で消えて行った。
〜高みの見物をしていたレガ様〜
いや、あの、闇の書起動してまだ二時間くらいだよ? たったそれだけの時間で事件終了? しかも全然全くハッピーエンドじゃ無いし、猫姉妹に関しては頃合い見てクロノの前でオープンゲットさせるつもりだったのにタイミング逃すしさ、どーしよコレ。
第一無印終了間際に意味深な事言っておいてこの結末、黒幕さんって相当アホなんですね(白目)
取り敢えずアースラメンバーには操った一般人使って『第二幕の終了』と『呆気ない幕切れで遺憾である』と言うニュアンスの事を伝えておく、………無表情の市民が一言ずつ抑揚の無い声で話してるからすっごくホラーだけど、しゃーない。
それより問題なのはマテリアルズとユーリの扱いだ、未来組が来たらとっとと渡してしまえば終わりなんだけど、砕け得ぬ闇事件の発生が来年の三月、さっさと隠居生活に移ろうと思っていたけどこの子達は何処までも付いて来るっぽいから未来組が来るまで待たなきゃなんない、はぁ隠居したいなぁ(遠い目)
何時の間にかマテ娘とユーリ、当然の様になのはが僕の部屋に現れ、フェイトはお邪魔しますと控えめに入室してきた。
………………みんな吹っ飛んだ壁からだけどねー(現実逃避)
この事件では事件終息後、闇の書は夜天の書に戻っており、はやては事件後にボルケンズと出会う、アースラ組としては複雑な気持ちがあるものの、レガ様が何かやったのかこの夜天の書にはロストロギアとて認定出来る程の力は残されていなかった為、ロストロギア関連の罪状で縛れなくなっている。 多分恩着せてゆっくり洗脳して行って守護騎士を丸々手駒にする気何ですね、分かります。
だって地味に囚われのはやてに自分が色々としてあげた(手駒にする際に不都合になる事以外)のを糸電話で教えてから解放してるんだもん、すっごい自作自演だね(諦め)
無印が大体一週間、A'Sが二時間、stsは三日で終わるのかな(白目)
一晩、しかも深夜0時から約二時間で闇の書事件が終了、猫姉妹の死体は手元に残ったまま、グレアムおじさんはレガ様の仕掛けた暗示により死亡しました(震え声)
陰謀が明るみに出る間も無く闇に葬られましたね(白目)