目が覚めたら、どうしようも無いくらいレガ様だった   作:ACS

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レガ様はなのは達より一、二歳年上な設定です、身体能力も全盛期、誰も勝てない(白目)


第2話

#2 レガ様式ニコポ、ナデポ

 

 

さて、状況を整理しようか。

 

僕は戸籍も無ければ家も無い、金に関しては非合法な手段を使えば何とかなるから問題無いので、今は身を隠す様に廃墟ビルの一室に家財道具を運び込んで暮らしている(勿論不法進入&窃盗)

 

そう、そんな僕は普段は自堕落に昼過ぎまで寝ているのだけど、今日は下の階からバタバタと激しい物音が聞こえ、午前中に起こされてしまった。

 

レガ様ボディは邪魔者は殺せ的な思考が基本な為、ほぼ無意識に僕の根城に侵入した者共を皆殺しにするところだった、すんでのところで何とか止まる事が出来た。

 

と言うのも、このビルは割と浮浪者の穴場な為、住処や縄張りを追われた者が良く駆け込んで来るのだ、今回もそのパターンだったら少し可哀想だ。

 

 

のそのそとベッドから降りて下の階に向かう、僕が一歩歩く度にビル内に居る浮浪者全てが地にひれ伏しガタガタと小刻みに震え始める、一人大名行列かな(白目)

 

このビル内ではヒエラルキーの最長点、僕の気まぐれ一つで全員死ぬしビルそのものも消える、逆らわず気まぐれの対象にならない様にしているのだ、良い心掛けだね、下手に関わったらコンマ5秒でミンチだし。

 

取り敢えず目が付いた瞬間に殺戮しない様に気を付け、寝ぼけ眼で気だるい身体を引きずりながらツカツカとワザと足音を立てながら階段を降りて行った。

 

 

〜下の階、不運な羊達〜

 

 

それは突然だった。

 

身代金目的の誘拐、月村家の秘密をネタに大金を揺するつもりだった十数人の誘拐犯達、吸血鬼の少女と言う美少女の姿をした化け物で色々と楽しもうとした矢先、その場に居た全員が自分の死を幻視した。

 

誘拐された娘も、誘拐犯達も、皆一様に自分が個人が特定されない程の挽肉に生きながらされて行く様を錯覚し、何者かの足音だけが静寂に響いており、それが彼らの恐怖心を煽る。

 

誘拐犯達は手に手に銃を持ち、出入り口に向けて照準を合わせている、たっぷり五分以上掛けて現れたのは背筋が凍る程の色気を出した美少年、しかし彼の放つ雰囲気は人間のものではない、その少年と比べれば背後の吸血鬼の方が遥かに人間らしい。

 

少年は部屋を一瞥した後、こう言った。

 

 

–––––………もう良いよ。

 

それが何を意味する言葉なのか、誘拐犯達は分からなかったが、一つだけ分かった事がある。

 

 

–––––もう''死んで良いよ''と言ったんだ。

 

 

自分達は此処で死ぬと言う事だ。

 

殺戮は一瞬、味方同士の銃撃戦、然も外さない様に全員が円陣を組みながら隣人の眉間に銃を突き付けての発砲、その場に居た誘拐犯は全員同時に頭を弾けさせ、絶命する。

 

誘拐された少女は只管怯えていた、目の前の死体や殺戮劇に、では無い。

 

ソレを指先一つ動かさず、やってのけあまつさえ死亡した者に対して何の感慨も持たない少年に怯えていた。

 

自分とは次元が違う、吸血鬼と言う出生や生き血を啜る一族を忌み嫌っていた彼女は、自分の存在が霞むほどの化け物がこの世に存在するとは思っても見なかった。

 

身体の芯から震えが止まらない、目を逸らしたいのにそれすら出来ない。

 

少年は少女の頭に手を置き、ふっと狂気に満ちた笑顔で笑いかけて来た。

 

 

頭を撫でられた瞬間、笑いかけられた瞬間、すずかは地に頭を擦り付けながら必死に許し得ようとしていた。

 

ごめんなさい、助けて下さい、殺さないで下さい、許して下さい、思い付く限りの謝罪の言葉を口にしながら土下座を続ける。

 

狂気に満ちた笑顔は少女の心を砕き、頭を撫でる手を『君程度、何時でも惨殺出来るんだよ?』と言う意味として捉えた少女はその恐怖に屈していた。

 

彼の前では自分など無力、気紛れで首をもぎ取られるかも知れない、このまま片手で押し潰されるかも知れない、少女は少年の靴先を舐めながら服従の精神を出し、生き残ろうと無我夢中になった。

 

どれほど許しを乞いていたのか、気が付けば少女は身体に揺すられて正気に戻る、周りには少年の姿は無く、目の前見知った姉の姿、安堵に包まれた少女は緊張感が途切れると同時に気を失った。

 

 

 

 

〜幼気な少女を泣かせたレガ様〜

 

 

誘拐犯を倒したまでは良い、捕縛とかじゃなくて当たり前の様に殺害したのもレガ様なら仕方無い、僕は『(自宅に)帰ってくれないかな〜』って言ったのに『(土に)還ってくれないかな〜』になってたのもレガ様症候群のせいだから分かる、でも彼処まで命乞いをされるとは思わなかった、肉体とかは兎も角思考は一般人だから普通に傷付くんだよ?

 

下手すると原作キャラだろーとコンマ5秒でミンチにしちゃうし。

 

しかもさ、二次創作的に恋愛フラグの筈が、もう明らか恐怖に怯えてるよね? コレもう、恋愛っていうか奴隷フラグだよね!? 僕普通に笑いかけただけだよ!? 頭撫でただけで号泣されながら必死で許しを乞い出すとは思わなかったよ!? しかも僕の靴まで舐め始めたしさ、僕はそんな趣味無いよ!!

 

そりゃあ、レガ様だからさぁ多少はそう言う物かも知れないよ!? でも年々悪党オーラが酷くなるんだよ!! なのはと合った時はまだ此処まで酷く無かったよ⁈ あっ、目の前で人が死んでるからか(白目)

 

何!? 将来恐怖を乗り越えて僕を殺しに来るの!? それでも良いけど月村家の吸血鬼程度じゃどう頑張っても勝てないよ!? 殺意抱いた瞬間、コンマ5秒でミンチだよ!!

 

仮に素手で殺り合ったとしても超光速の尖翼を超える男だよ!? 本気出したら分からん殺しされてやっぱりミンチだよ!?

 

僕を殺せる奴って、闇の書の防衛プログラムかシステムU-Dくらい…………どうしてだろう、手段選ばなきゃ余裕でミンチに出来そうな気がするんだけど。

 

ま、まぁ良いや、どの道関わらなきゃ良いだけの話だしね(震え声)

 

 

だから将来のボルケンズの皆さん!! 喧嘩ふっかけないでね!! 絶対だよ!! 振りじゃないからね!! じゃ無いと夜天の主人はコンマ5秒でミンチだよ!?

 





レガ様式ニコポ=狂気的な笑みで相手をブロークンハート、恐怖が一周回って幸福感に満たされる。

レガ様式ナデポ=『君の生命は僕の物(生殺与奪権的な意味)』本能的な生命の危険を刷り込み服従させる。
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