目が覚めたら、どうしようも無いくらいレガ様だった   作:ACS

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第20話

#20 レガ様の休日

 

 

 

闇の書事件の数日後、安定の昼起きで寝床から這い出た僕は服を着替えてディアーチェ達が居る部屋に向かう。 普段、と言うより定休日や営業時間外以外のほぼ毎日の食事を基本的に翠屋で済ませていた僕は、その生活サイクルが不健康であると言われ、ディアーチェの作る食事を摂る事となった。

 

僕に意見をするディアーチェの姿を見て『あ、この娘死んだな』と思った僕は悪く無い、実際寝起きの状態で外出前の事だったから彼女の身体には糸が使用されており、自分で自分の首を折る手前まで行っていた。

 

その後作った料理を差し出しながら口に合わなかったら殺してくれても構わないと言い切り、その料理がレガ様の口に合ったお陰で彼女の生命は繋ぎ止められている、あの瞬間は心底焦ったよ。

 

彼女の作った朝食、と言うより昼食かな? ソレを食べ終わった僕は食後の珈琲を啜りながら翌年の三月まで何をして過ごすか、と言う事に頭を悩ませる。

 

基礎ステータスがバグってるレガ様にやれない事は無く、バスケだろうとサッカーだろうと何だって一流にこなせるし、金に関しても馬を操作して万馬券を何枚も出してるから有り余ってる。

 

ぶっちゃけるなら頗る暇で、被害が出ない暇潰しを切望していた所なのだ。

 

ディアーチェやシュテルを引き連れて美術館やコンサートを聞きに行ったり、レヴィやユーリを連れてボーリングやビリヤードに興じて見たけどレパートリーがね?

 

昨日は猫姉妹の変身魔法を悪用してドッペルライナーごっこをして遊んでた。 対象者はアリサ、気丈な彼女が徐々に情緒不安定になって行くのは面白かったけど、罪悪感の方が強いので直ぐに辞め、以降はずっと読書に耽っていた。 …………僕こんな性格だったっけ?

 

 

今僕の手元には昨日の晩に半分程読んだ世界の名画集があるが、如何にも興味が失われてしまった為後ろに立っているシュテルに投げ渡し、珈琲を飲み直す。

 

平日の昼間、学校に行っていない僕等には時間と言う物が有り余って居る。 一時期は学校に通おうかとも思った時期があったけど想像して欲しい、ランドセル背負ったショタレガ様を、ね? 無理でしょ?(白目) まあ、戸籍無いからどの道無理だしね、捏造出来なくは無いけど面倒だし、そこまでして学校に通う必要も無い。

 

テレビを付けて見ても奥様方が好きそうなワイドショーぐらいしかやっていない、レヴィやユーリが買って来たアニメのDVDが転がっているが、夜中に全部見てしまった。

 

こんな時やはり子供の身体は不便だ、やりたい事は有れどやれる事に限界がある。

 

ソファーに深く身体を沈めていた僕は拠点内に居ても暇が暇を呼ぶだけだと判断、外出用の服に着替えて外に出る、シュテルやディアーチェがついて来ようとしていたが、一人で居たい気分だったので断り、外へ繰り出した。

 

六月上旬、まだ梅雨の影響があるのか生憎の曇り空、暇で仕方ないからと外へ出たは良いがこんな天気では何も面白い事は起きそうに無いなーと早々に後悔を始めるが、意味も無くふらっと外出した手前直ぐに帰る気になれず、何となく八神家に足を運ぶ。

 

 

闇の書でなく夜天の書の守護騎士として出現したボルケンズはぎこちないながらもはやてと良好な関係を築き、家族として生活を行っていて、僕との関係も良好。 レガ様ははやての恩義に漬け込み話術を使ってゆっくりと、しかし確実にはやてと守護騎士を洗脳しているので良い事とは思えないけどね。

 

けど、残念な事に彼女達は留守、糸で周りを探ってみたが街中には見当たらず、多分家族サービス的なアレだろう、大人しく出直そう。

 

 

肩を落とした僕はその足で近くのおもちゃ屋に向かい、レゴブロックやルービックキューブ等の暇潰しが出来る代物を購入、その際に向かいの服屋に売られていた赤いコートからヴァッシュの事が連想され、無性にドーナッツが食べたくなったので買いに行く。

 

……後から考えたらこの時点で帰ってりゃ良かったんだ。

 

最近出来たドーナッツ屋、安い割には美味しいと評判のその店に足を踏み入れると下校中のなのは達と出くわした、高級車が近くに停車してるから何事かと思ったらコレか。

 

僕を見た瞬間すっ飛んで来て席に案内しだすなのは、その向かい側ではトラウマがフラッシュバックしたすずかが歯の根も合わない程震えて僕を見ている、悲しい程震えているので緊張を解そうかと思った時、レガ様が糸電話で『そんな態度取られると、僕もうっかり君の事をバラしちゃうかもね』と言ってすずかを脅す。 緊張を解くんとちゃうんかい(震え声)

 

 

その後は楽しく? オヤツを食べて拠点のみんなの分のドーナッツを購入、すずか達と別れたなのフェイはそのまま僕に付いてきて拠点内に足を踏み入れる。

 

自分と似た容姿をしてる上に僕と同棲してる事が気に食わないのか、なのはは何かとシュテルを目の敵にし、シュテルも又ファーストナンバーななのはにライバル心を懐いているのか互いの視線は毎回火花が散る、僕の手前手出しはしない様だけど。

 

そしてフェイト、この娘は比較的常識人の分類だからそんな二人を仲裁してくれる必需品だ(サイヤ人だけどね)。

 

 

買って来たドーナッツをテーブルの上に起き、高級感溢れるふかふかのソファーに横になる。

 

時刻的には3時頃、雨がしとしと降り始めたので帰らなくても良いのかと聞いたのだけど、今日は二人とも此処に泊まる気らしい、なのはは力尽くで外泊権を勝ち取ったとか。 本気で怖いよこの9歳児(震え声)

 

 

好きにしたら? 的な言葉と共に再び読書に耽る僕、読んでるのはミステリー物だったのだが、登場人物の欄に『こいつが犯人』とレヴィの字で書かれていた為直ぐに終了、取り敢えず本の角をレヴィに投げて置いた。

 

 

その後はみんなで食事して一人で入浴して一人で就寝、精通もまだだから女の子に囲まれてても性欲もクソも無いから到って普通でした。





没ネタ

闇の書覚醒→守護騎士とはやての平和な生活→レガ様登場、はやてを植物人間状態にして闇の書を完成させろと脅迫→主人が望まないと反論するシグ姐達→レガ様『コレはセンベツだ、僕からの教訓入り、置いとくね』で紙袋置いて帰宅→中身石田先生の生首。

レガ様の顔がバレちゃってるのと、アースラメンバーの人員問題の面から却下しました。

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