目が覚めたら、どうしようも無いくらいレガ様だった   作:ACS

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思念体(レガ様)vsなのは戦、どうしよう勝てる気しない(白目)


第4話

#4 魔人の魔技

 

 

レガートの命令に従い、フェレットの元へと向かったなのは、彼女は流れのままに杖を握り、思念体と対峙していた。

 

 

レガートに匹敵する程のどす黒い悪意を放つ思念体、正確には彼女の対峙している物は思念体では無くレガートの操る糸によって編まれた偶像なのだが、それは確実になのはを追い詰めて行く。

 

持ち前の負けん気と正義感、そしてレガートの命令である運命に身を任せろと言う言葉、なのはは負ける訳には行かなかった。

 

 

障壁とバリアジャケットの厚さを頼りにしながらユーノに攻撃魔法を教わりながら応戦する。

 

 

教わったのは基本的な魔法弾、決定打に欠く変わりに操作性や応用が効く魔法だ。

 

先ずは試し射ち、一発だけ杖の先から放ち、それを操作しながら速度、操作性、威力を把握して行く。

 

縦横無人に暴れ回る思念体は脚力だけでブロック塀が粉砕し、道路が抉れ飛ぶ為、単発では確実に仕留める事は出来ない、しかも一瞬でも目を離せば障壁の上から殴り飛ばされ壁に激突する羽目になる。

 

なのはが苦戦しなが交戦して居る間、自分が手傷を負わせた思念体が明らかに凶悪になっている事に呆気に取られていたユーノ、援護しようにも隙を見て仕掛けたバインドが力尽くで破壊されてしまった為、自分では役に立たないと判断、障壁を張ってなのはを守ったり、思念体を見失っているなのはに居場所を伝えたりして、サポートに徹していたのだが、焦りの中に小さな疑問が生まれていた。

 

 

–––––––おかしい、此れだけ派手な音がしているのに誰一人野次馬が現れない。

 

 

はた、とその事に気が付いたユーノ、結界を張っていないので当然音は周囲に伝わるはず、なのに何故––––。

 

近隣の家に電球の明かりすら付かないのか(・・・・・・・・・・・・・・・・・・・)

 

急に背筋に氷柱を差し込まれた様な錯覚を覚えたユーノ、そしてそれと同時に弾き飛ばされ、近くの民家に壁をぶち破って叩き込まれたなのは達、家財道具に身体を打ち付けながらも立ち上がり、シューターの数を増やして応戦しようと立ち上がろうとし、彼女の手に何かが触れた。

 

 

それは赤い液体、錆びた鉄の匂いがするそれはリビング一面に広がっており、人間だった物の成れの果てがぶち撒けられていた。

 

勿論、この惨劇を作り上げたのはレガート・ブルーサマーズ、なのはと思念体の勝負に邪魔になると、彼の尺度で判断された者達はその場で挽肉になっており、初めからこの周辺は無人地帯になっていたのだ。

 

 

その惨事に彼女らが息を呑んだ一瞬、思念体の腕が伸び、巨大なゲルニカとなってなのはの小さな身体を殴り飛ばした。

 

全身が粉砕された様な衝撃、自分とユーノの障壁を二枚突き破ってゲルニカを叩き込まれたなのはは半分程意識を持って行かれてしまう。

 

しかし、思念体の攻勢は止まらない。

 

思念体は姿を変えながら吹き飛ばされたなのはが壁に激突する前にの背後に回り込み、とある人物に姿を変える。

 

GUNG-HO-GUNS No.1モネブ・ザ・ゲイル

 

ジュエルシードの魔力を絞り出して彼の重火器を魔力弾として再現しその大火力をなのはへと叩き付ける。

 

集中砲火を浴びたなのは、失いかけていた意識を無理やり浮上させられた彼女は痛む身体を空中で無理矢理反転させ杖先にシューターを収束、砲撃としてモネブへと叩き込む。

 

しかし、思念体は姿を変えGUNG-HO-GUNS No.2マイン・ザ・EGマインとなり、肩の装甲で砲撃を受け止めと、そこに備え付けられた針を発射する。

 

なのははそれを障壁で受け止め杖を一閃、四つのシューターを放ち、マインの装甲の隙間を狙った、のだがそこに既に思念体は居ない。

 

GUNG-HO-GUNS No.3ドミニク・ザ・サイクロプスによる催眠術によってなのはの意識を止め、その隙になのはの背後に回り込んでいたのだ。

そして現れるGUNG-HO-GUNS No.4 レオノフ・ザ・パペットマスター、彼の姿になった思念体はレガートによって殺戮された人間のパーツを人形の様に操りながら一つに組み合わせ、巨大な蟲の様な物を作り上げる。

 

なのはも、ユーノも、乾いた笑いすら出ない、それほどの恐怖体験、しかし二人は対象的な表情を浮かべていた。

 

ユーノは思念体に恐れ慄き、なのははその裏にいる人物を朧げながらも察して笑顔を張り付けていた。

 

杖を振るい、魔力を収束、どう言った思惑があるのか、自分を何故襲うのか、なのははレガートに対して一切の疑念を懐かずに砲撃を肉塊に叩き込む。

 

 

––––––勝つ事、生き残る事、レガート様はソレを望んでる筈、でなければ私は既に死んでいる。

 

 

初めて会った瞬間、なのはは自分が肉片になる様を幻視した、恐らくこの惨劇を作ったのも彼だろうと辺りは付けているが、逆らうつもりも詮索するつもりもなかった。

 

何故なら身も心も全てが彼に服従しているのだ、彼に物申すなど恐れ多い。

 

 

砲撃で肉片を焼き尽くした後、なのはは急降下、槍のようにレイジングハートを突き出しレオノフを狩ろうとする。

 

レガートと出会ったなのはは必死で身体を鍛えていた、剣術を習い、修行を付けてもらい、徹底して身体能力を鍛え上げていた。

 

レガートに認めて貰いたいから、彼の手駒として役に立ちたいから。

 

 

そんな思いを込めた刺突、それはレオノフの身体を弾きとばし民家の外に吹き飛ばす。

 

道路を滑りながら姿を帰る思念体、ユーノは其処をバインドし変身出来ないように雁字搦めにバインドを重ねて行く。

 

力尽くで逃れようと暴れ回る思念体、足が止まった瞬間を見逃す事無くディバインバスターを放つなのは、思念体にそれは直撃し決着は付いたかに思われた。

 

爆煙が晴れると同時に現れた巨大な十字架、GUNG-HO-GUNS No.5ニコラス・ザ・パニッシャー。

 

ニコラスは十字架の下の部分をなのはに向けて機銃を放つ、けたたましい音と共に放たれるのは鉛玉でなく魔力弾、なのはは防ぐ事をせずに杖の先に魔力を収束、弾丸が集中する一点に突きを放ち魔力弾を貫きながら吶喊、至近距離から砲撃を放とうとするも、掬い上げる様なハイキックで脳を揺らされた後、十字架で横殴りにされて吹き飛ばされる。

 

そして、思念体が再び姿を変えようとして、突如として四散する。

 

なのはとユーノは訳が分からなかったが、遠方で思念体を操作していたレガートは興が削がれたと言わんばかりに鼻を鳴らしてベッドに横になった。

 

何の事はない、少し余興に熱くなっていたレガートがジュエルシードに内包されていた魔力を一滴残らず使用し尽くしてしまっただけの話、一瞬とは言えGUNG-HO-GUNSと言う魔人の集団の再現はロストロギア一つでは全く足りなかったのだ。

 

 

レガートはベッドに横になりながら思う。

 

 

 

何でGUNG-HO-GUNSが思念体として出てんだよ!! 勝てるわきゃねーだろぉぉぉぉお!? ノリノリ過ぎるよレガ様症候群!! まだニコ兄だから良かったよ!? ミッドバレイとか出たら終わりだよ!? 衝撃超音波(ウルトラ・ショック・ソニック・ウェイヴ)で本当に一撃だからね!? 魔法とか糞の役にも立たないからね!!

 

サラッと戦って適当な所で負けるつもりだったのに指先が勝手に動いた所為でとんでも無い惨事だよチクショー!!




GUNG-HO-GUNS登場、クッソ手加減しまくったのと、無意識に発動していたレガ様症候群によって起きた惨事です(白目)

因みに魔人の再現方法はレガ様が糸で成形→ジュエルシード操作して魔人のステータスを完全再現→殺さないように死ぬほど加減して次の魔人へ→以下エンドレス。
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