目が覚めたら、どうしようも無いくらいレガ様だった   作:ACS

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第6話

#6 原作通りに……って、あれ?

 

 

今日は世間で言う休日、河川敷では少年達がサッカーの試合を行っていた。

 

今はそれも終わり、なのは達が優雅にお茶を飲んでいる姿が拠点の窓から見える。

 

原作であった大木戦の少し前なのだが、残念な事にこのイベントは起こらないんだよねぇ……。

 

だってさ、試合が終わると同時にジュエルシード持ってる子になのはが当身かまして気絶させてぶんどってるんだもん、態々回収された奴を暴走させるのも面倒なので今回は大人しくしている。

 

てっきり原作の通りなのはが見落とす物とばっかり思っていた為、特殊なアクションを起こさなかった事が原因だろう、…………と言うか、此処までなのはが容赦無いとは思わなかった(涙目)

 

糸を使って思考を読み取ったけど、『見逃して万一本物だったら確実にレガート様に無能の烙印を押されて見捨てられる』と言う脅迫概念から出た行動の様だ、まだ君9歳だよね? 君の中の僕の存在ってどのぐらいの割合を占めているんだい?(震え声)

 

 

僕はなのはの変わり様に戦慄しつつも糸を引っ込める、お茶請けの話題が恋話になり始めて興味が無くなったと言うのもあるけれど、すずかの『私、男性の人はちょっと……』と言う言葉を聞いて居た堪れなくなったからだ、可哀想なくらい声が震えていたし顔も真っ青、僕がトラウマになってるんですね(諦め)

 

 

すずかに与えた影響に眩暈を覚えながらも、やる事が無くなった為財布とコートを手にしてエレベーターへと乗り込み、外出する。

 

元々廃ビルだったこの拠点は今では立派な僕の根城、最近は電気もとってもエコな自家発電機(猫姉妹の自転車発電)によって供給されているから心配する必要は無い(震え声)

 

ガスはIHに変え、水道は川の水を濾過して使用している、生活インフラに関しては問題は無い、大分時間は掛かったけど人手(傀儡)はビル内に沢山居るから大丈夫、つーか寝てる間に無意識に彼らを動かして色々やったみたい、何人か新入りやこの辺りを嗅ぎ回ってた連中が使い物にならなくなっている、レガ様症候群の対策法って無いのかなぁ。

 

 

そんな事を考えながらビルの外へと出ると、買い物帰りのフェイトと出くわした、原作キャラとのエンカウント率が異常じゃないかな? もしかして知らない内に彼女達を操ってたりしてないよね?

 

 

–––––––あっ、幽霊さん!! 昨日はありがとう御座いました!!

 

 

……………は? 幽霊? 僕が?

 

何をどう勘違いしてそう言う結論に至ったのか分からなかった為、彼女に何故僕が幽霊だと思ったのかを聞いてみると、『頗る付きの生気の無い暗い顔→出会った瞬間の鳥肌と寒気→目を離したら消えていた&自分以外の目撃者ゼロ→幽霊に違い無い!!』と言うよく分からない理論で彼女の中では僕は幽霊と言う事になったらしい、思わず大笑い(牧師in大阪の時並みの悪人笑い)してしまった僕は悪く無い、確かにレガ様は最終的には死んじゃったし、亡霊となって出てきてもおかしくなさそうだけどさぁ。

 

めちゃくちゃ悪人笑いだったからか、彼女は一歩後ずさってしまったが、廃ビルから出てきた事で幽霊である事が彼女の中では確定したらしく。

 

 

–––––あ、あの!! 今は、ちょっと用事があるのでダメですけど、用事が終わったらちゃんと成仏出来るように手伝います!!

 

 

と言って帰って行った。いや、それはやめた方が良いよ!? レガ様に未練があるとしたら絶対ナイヴス関係だから!! 人類史に残るレベルの惨事になるよ!?

 

『絶対に手伝いますからねー!!』と言って手振ってるけど、この時期のフェイトってこんなにも明るかったっけ?

 

 

–––––––––所変わって翠屋、食事と夜食の買い出しに出ていた僕はなのはから魔法の存在を暴露された。

 

最初から知ってるし、知らなくてもレガ様的には微塵も興味が湧かない為、なのはの報告に対して何のアクションも起こせなかった、労いの言葉でも掛けるかと思って口を開けば『そんな下らない報告に何の意味があるんだい?』と言う言葉しか出なかった(涙目)

 

一方のなのははレガートの圧力を受けて幸せそうな顔をしている、もうダメだこの子、骨の髄まで屈服してる(白目)

 

 

なのはの話を終わらせた僕は食後のコーヒーを飲みながら今後の事を考える。

 

先ず、大木戦が無くなった事によって起きるデメリット、コレを洗って他の事で穴埋めをしようと思ったのだが、実はあんまり無かったりする。

 

だってこの世界のなのははレガートの命令でジュエルシードを巡る戦いに身を投じ、且つ見捨てられたく無いからとハイパー奮起している状態、やる気も覚悟もパーフェクトだ。

 

戦闘経験に関してはぶっちゃけGUNG-HO-GUNSの影を思念体で再現してぶつけるだけで補えるんだよなぁ、初日の経験が強烈過ぎた所為かなのはも魔人への道に片足突っ込んでるし。

 

無理にデメリットを探すならなのはの疲労か、アレが溜まらないと言う事は即ちアリサ達との友情イベントや撃墜イベントが潰れる可能性があるってだけか。

 

 

次はすずか達の所だけど、別に彼処は何もする必要無いから実質的には温泉か。

 

あの温泉の場所を僕は知らないんだけど、どうしよう?

 

こう言う時、高町家と交流があると楽なんだけど、それは無理だよねぇ。

 

 

だって僕が入店した瞬間客が全員退店するんだよ!? 嫌がらせとか営業妨害のレベルを超えてるよ!? 強制貸切状態で黙々と食事しながらなのはをコキ扱ってたらそりゃあ心象最悪だよ!! いっぺん帰り道に兄と姉の二人に奇襲されて危うく殺す所だったしさ!! あとコンマ1秒止めるのが遅かったら二人とも兄妹同士で首刎ね合ってたんだから殺気飛ばさないで!! 僕が気を抜いたら一瞬で一家惨殺事件の仲間入りになるんだから!!

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