すいませーーーーーーーん!!!
これが三話です。
あの後の授業は何事もなく終わった。てっきり話しかけて来るのかと思ったらこちらをちらちら見てきて目が会うと逸らすの繰り返しだった。ただ授業、休憩時間とわず男連中の目は怖かった。今は昼休み、席を移動しやがった友人くんとしゃべっている。
「なぁ、俺に名前ってあるよな?」
「ちゃんとあるじゃん、友人くんって名前が」
「ほらない、俺の名前だけまだ出て来てないんだよね」
「そうか、それはよかったな」
「お兄ちゃん!」
来ると思ってたよ、昨日あんな事あったもん、てか起きた時体が動かなかったし。
「なんだ春香?」
「遊びに来たよー」
「お、春香ちゃん。よっ!」
「連先輩こんにちわ」
「よかったな、名前でたぞ」
「ん?なんの話?」
「いや、こっちの話」
「それよりも優紀さんは?」
「さぁ、知らねー」
「優紀さんってお兄ちゃんの事好きだったよね?」
「…そうなのか?」
「え!知らなかったの?鈍化?」
だからあんな事みんな前で言ったのか?それに席の件も…。まじか、あいつが俺を…。
「それとシャルロットさんは?」
「ん?お前知ってるのか?」
「知ってるも何も会った事あるじゃん」
「え?会った事あんの?」
「あるじゃん、いつだったかなー、あの時だってパーティーの時」
なんか、自己紹介の時にもパーティーで会った事あるって言ってたな。
「パーティー?俺そんなの行った事ないぞ?」
「あるよ!招待されて行ったじゃん!」
「家の親父がそんな金持ちしか行かなそうなもんに招待される訳ないだろ」
「まぁそれはそうだけどさ、招待されたの!」
「ふーん、でそこで会った事があると」
「うん、そうだよってお兄ちゃんの前にいるじゃん!」
「知らなかったのか、だっせー」
「べーだ!てか話聞かれてたよね?」
「だろうな」
俺って会った事あるんだー、初知りー。てか連のやつ話について来れてないな、まぁそれは俺もだけど。
「やっぱり忘れていましたか…ならあれも覚えていませんね」
「あれって?」
ん?これってなにげに今日初めての会話じゃね?
「いや、覚えてないのならいいのです」
「なんかすまんな」
「いいですよ、些細な事ですから」
「そうか、それで西園寺ってあの西園寺か?」
「多分白石さんの思ってる西園寺だと思います」
「まじか…すげぇなそれは」
四大財閥、北大路、南風原、東久世、西園寺。日本にある大企業。それぞれ北大路は情報通信業、南風原は農業、東久世は水産業、西園寺は工業と世界でも代表的な大企業だ。まさかシャルロットはそこの娘とかお嬢様じゃん!
「それで白石さんのお父様は西園寺家の傘下にあります」
そう、家の親父はなんと社長!それもそこそこでかい!でもまさか西園寺家の傘下だったのか、それなら呼ばれるのか?パーティーに?まぁそこら辺はいいか。
日本にある大体の企業は四大財閥のどこかの傘下に属している可能性が高い。家は工業の会社だから西園寺家の傘下に属している、企業を興すのにもお世話になったらしい。
「そうだったのか、ならパーティーに招待されたのもそれか?」
「そうです、それともう一つありますけど」
うん、当たってた。でももう一つあるのか?
「もう一つ?」
「はい、でももうすぐわかりますよ」
「もうすぐ?」
なんか俺聞き返してばっかだな。
「はい、今日にでもわかると思います」
「ほんとすぐだな」
そう、ほんとすぐわかってしまう。企業を興す時、パーティーの時、この二つが関係していてそれが俺の生活がずれていくピースの一つだとも今の俺は知るよしもなかった。
ほんとすいませんでした!
次回はあれの続きです。