SIDE スオーノ
あのおじさんと話してから四年が経った。その間、すごく大変だった。例えば、知り合いの貴族の人に泊めてもらえないか聞いても
「なんで悪魔の双子がいるの!?疫病神は来るな!」
って感じのことを訪ねた家の人に言われたよ。何悪魔の双子って!なんで疫病神にされてんの?しょうがないからふらふらしてたら、髪が白いせいでいじめられるし、いろんな人に気持ち悪がられるし、挙げ句人によっては、悪魔は帰れってもの投げてくるし。大変でした。
「お兄ちゃん、現実逃避してないで!」
え~、僕はもうおしゃぶりをもらった辺りから何もなかったことにしてほしいよ………
「君達、大丈夫か?ずいぶんボロボロだな………G!この子達をアジトに連れてってもいいか?」
「どうせ駄目って言ったところで連れていくだろ。おまえがボスなんだ。好きにすればいい」
あれ?なんかこの流れ連れていかれない?
「僕らに何する気?ただ可哀想だからで連れていって、いじめるつもりなら勘弁してよ。それが理由なら、助けなんて要らない。大人たちはいつも僕らを見捨てるか、いじめるか、僕らからさらに奪おうとするだけだから」
「そんなことは絶対にしない。一度一緒に来て、取り敢えず一週間居てみてから本当に出ていくか考えてくれないか?」
何でこんなに必死につれていこうとするのかな?
「……理由……」
「うん?」
「何でそんなに必死になって僕らを連れていこうとするのか教えて?」
「弱い立場にいる、君達のような人を守りたいからだ。だから、二人とも一緒に来てくれないか?アジトに戻って、一緒に食事をしよう。今までのことを教えてほしいし、これからどうしたいのか、二人に聞きたいんだ」
「お兄ちゃん、ユリア、行ってみたい。何かあったら、お兄ちゃん助けてくれるでしょ?」
「当たり前だよ、ユリア。まったく、しょうがないなあ。じゃあ、アジトに連れていってもらってもいいですか?」
「もちろん!G、アジトに戻る準備終わったか?」
「お前らが長々話している間にな。ほら、行くぞ」
「こっちおいで、二人とも」
なんか、この人、大空みたいに暖かいな。
「アジトにつくまで、二人とも寝ててもいいからな」
こうして僕らは彼らの言葉に甘えて車に乗った。
SIDE ジョット
----------------------車の中で-----------------------
何でこんな幼い子供たちが辛い目に合わなくてはならないのだろうか。いつも、誰かを助けるときに必ず思う。
「なぁ、G?俺は、俺たちはちゃんと誰かの役に立ててるのだろうか。いつも思うんだ。誰かを助けたあとに、本当に意味があったのだろうかって。」
「ジョットは馬鹿だな。一人で悩まず、誰かに相談しろっていってるだろ?意味があったか、なんて、今まで助けた人たちが、どんな顔で過ごしているか考えてみれば一発だろ?
それとも、その顔すらも分からないのか?」
「そうではない、そうではないのだが……」
「もうぐだぐだ考えるのは止めろ。さっさと戻るぞ」
「分かった」
やはり、Gには敵わないな。
しばらくして、アジトについた。
今年は受験生なので、更新が遅くなるかもです。