ウルトラマンティガ―THE PARALLEL WAR―   作:龍気

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初っ端クライマックスの駄文です。


『エピローグ・プロローグ』

無数の惑星が飛び交う壮大な宇宙。

 

皆さんは覚えているだろうか?この宇宙に存在する全ての力無き命の未来を守る為、己の命を賭けて戦う光の戦士達の事を、

 

盾無き者達の盾、牙無き者達の牙、希望の光の戦士、人は彼等を「ウルトラマン」、そして兄弟以上の絆で結ばれた彼等を「ウルトラ兄弟」と呼んだ。

 

これは「ウルトラ兄弟」の存在しない世界のウルトラマン、古より闇と戦ってきた、現代に蘇った超古代の光の巨人「ウルトラマンティガ」の物語。

 

しかし皆さんの知っているウルトラマンティガの物語ではありません。

 

マドカ・ダイゴ、彼が変身するウルトラマンティガとは別のウルトラマンティガ。

 

多次元宇宙、パラレルワールドに存在するもう1人のウルトラマンティガ、これは彼と彼に変身する少年の異世界を舞台にした物語。

 

 

 

ウルトラマンティガ―THE PARALLEL WAR―

 

 

 

太陽系第3惑星・地球、西暦20XX年。

 

普段は蒼く美しく、光り輝く惑星ではあるが、今この星は滅亡の危機に瀕していた。

 

地球全体は黒い暗雲に覆われ、太陽や月の光は遮られ世界は暗闇に染まっていた。

 

そして辺り一面瓦礫が転がり焼け野原となった嘗ては町と呼ばれた場所を人々は逃げ惑っていた。

 

すると突如逃げ惑おう人々を、無数の数の人以上の巨体を持つ隼に似た漆黒の怪鳥、「呪操怪鳥・ガドリアス」が襲う。

 

 

「きゃああああああああああああああああああ!!」

 

「助けてくれえええええええええええ!!」

 

「逃げろおおおおおおおおおおおおおおおお!!」

 

「いやあああ!!いやああああああああああああああああああ!!」

 

「うわああああああああん!!うわああああああああああああああん!!」

 

「「「「ギシュア!!ギシュア!!」」」」

 

 

不気味な鳴き声を上げながら、ガドリアスはその巨大な鉤爪と牙で人々を襲いかかろうとしたその時。

 

 

バシュンバシュン

 

ダダダダダダダダダダダダダダダダダダ

 

「「「ギュアアアアアアアアアアア!!」」」

 

「大丈夫か!?」

 

「はっ・・・はい・・・・・・。」

 

「早く逃げて!!」

 

「ありがとう・・・・・。」

 

 

ビーム兵器を操り、ガドリアスを撃退した彼等は、地球平和連合「TPC(Terrestrial Peaceable Consortium)」の極東本部に属する特別捜査チーム、

「Global Unlimited Task Squad(世界規模で無制限に仕事をするチーム)」通称「GUTS(ガッツ)」。

 

様々な怪事件を高度な科学技術とチームワークで解決して来た組織だ。

 

しかし彼等の表情は重く、疲労に満ちていた。

 

 

「畜生!!いくら倒してもきりが無い!!」

 

「やはり元凶であるアイツを倒すしか方法は無いかと・・・。」

 

 

1人の隊員が空に漂う暗雲を指差して言う。

 

この暗雲こそが、ガドリアスを操り、世界を破滅へと導く元凶「邪神・ヴェノムゾーア」、世界を毒し、破壊のみを望む存在。

 

 

「しかし・・・アイツ等を産んだのが俺達人間だと思うと・・・なんとも言えんなあ・・・。」

 

「ワシ等だけやあらへん・・・・動物や虫に草木・・・それに水や大地に大気・・・この地球・・・。」

 

「この星の命ある者達全ての恨みや欲望そして絶望・・・長い時の中で生命の負の感情や魂が溜まって具現化した存在・・・「邪心集合体」。」

 

 

度重なる戦争、環境破壊、人間が文明を持つ以前から続く負の連鎖、それによって地球上の命ある者達全てから生まれ散った、

負の感情と魂が集合しエネルギーとなり、肉体を持った闇の存在、それがヴェノムゾーアやガドリアスを総称する「邪心集合体」である。

 

 

「でも諦めるわけにはいかない!!」

 

「せやなリーダー。」

 

「これは私達がやらなければいけない事・・・「彼」だけを戦わせた私達がやらないといけない・・・、

最後まで諦めない!!」

 

「そうだな・・・「アイツ」は1人で戦ってきたんだ、大人の俺達がしっかりしないとな。」

 

「はい!!」

 

「よし・・・GUTS出動!!」

 

「「「「了解(ラジャー)!!」」」」

 

 

GUTS隊員達は襲い掛かってくるガドリアス達を次々と撃ち落とし、逃惑う人々を非難させていった。

 

すると空の暗雲・・・ヴェノムゾーアから無数の光弾が雨の様に降り注いだ。

 

 

「うわあああああああああ!!」

 

「きゃあ!!」

 

 

光弾は地表に存在する全ての物を破壊していった。

 

最早地球は終わりかと思った。

 

しかし人は命は諦めなかった。

 

そして世界中の子供達は心に希望を持って空を見詰め叫んだ。

 

希望の光をもたらす守護者の名を、皆が愛する光の戦士の名を。

 

 

「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「ティガ!!」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」

 

 

すると子供達の身体から金色の光が溢れ、子供達の身体を離れ一ヶ所を目指し飛んで行った。

 

太平洋深海、海底には人の形らしき巨大な物体が横たわっていた。

 

それは巨大な石像であった、その石像に向かって全ての光は集まり、石像は光に包まれ・・・いや石像は光に変わりそして・・・。

 

 

ピカッ!!

 

「デュア!!」

 

 

金色の光を纏い石像は・・・いや巨人は蘇った。

 

その名は・・・。

 

 

「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「ウルトラマンティガ!!」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」

 

 

普段の赤・青紫・銀の3色が主体の身体が金色に変わり、胸のカラータイマーはより一層の輝きを放つ。

 

希望の光に包まれた、これがウルトラマンティガ最強の形態「グリッターティガ」。

 

ティガは上空のヴェノムゾーアに向かって飛翔した。

 

 

「ティガが蘇った!!」

 

「頑張れ!!」

 

「負けないで!!」

 

「光を!!」

 

「未来を守ってティガ・・・光牙君!!」

 

 

GUTS隊員はヴェノムゾーアに向かって飛び立つティガを応援した。

 

いやGUTS隊員だけではない世界中の人々がティガを応援していた。

 

ティガよ君は一人ではない世界中の命が君と共にある。

 

暗雲の中に突入したティガは、雷鳴の中をつき抜け進んでいた。

 

そしてティガの目の前に巨大な黒い球体が現れた。

 

この黒い球体こそがヴェノムゾーアの核である。

 

 

「デュア。」

 

 

ティガが構えるとヴェノムゾーアの核に怪物の禍々しい顔の様な物が浮き上がり、口に当る箇所から、無数のガドリアスが飛び出し、

ティガに迫って来た。

 

 

「「「ギュアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」」」

 

バシュウウウウウウウウウウウウウウ

 

 

しかしガドリアスはティガの纏っている光、「グリタリングシールド」により次々と消滅していった。

 

 

「ハッ!!」

 

バシューーーン

 

「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

 

「ディア!!」

 

バシュバシューーーーーーン

 

「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

 

 

ティガがパンチやキックを繰り出すとその先から、金色の螺旋状の光線が放たれ、ヴェノムゾーアにダメージを与えた。

 

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」

 

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

 

 

核全体が禍々しい濃い紫色に輝き、前方に力が集中しだした。

 

ヴェノムゾーア最強の必殺技「邪壊撃咆」であった。

 

以前ティガはこの攻撃の前に破れ海に散ったのだった。

 

しかし今のティガは違う全ての命と共にこの場にいるのだから。

 

 

キュイイイイイイイイイイイイイン

 

 

ティガは両腕を前方で交差させた後、左右に大きく広げてエネルギーを集約しだした。

 

ティガは通常形態時、「マルチタイプ」最強の必殺技「ゼペリオン光線」の構えを取った。

 

そしてヴェノムゾーアは邪壊撃咆を放ち、少し遅れてティガはL字型に腕を組んでゼペリオン光線を・・・いや、

グリッター化によって強化された「グリッターゼペリオン光線」を放った。

 

 

「ディア!!」

 

バリバリバリバリバリ

 

 

紫色の光線と金色の光線が激しくぶつかり合った。

 

だがティガは自分の中の光に、人々の思いに耳を傾け、その想いの全てをのせ力を込めた。

 

 

「ディアアアアアアアアアアアア!!」

 

バリバリバリバリバリ

 

 

グリッターゼペリオン光線は邪壊撃咆を押し返して行きそして。

 

 

ドガアアアアアアアアアアアアアアアアアアン

 

「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

 

 

ヴェノムゾーアの核に命中し、核の到る所に亀裂が入っていた。

 

 

ギュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウン

 

「ハアアアァァァァァ・・・・・・デェア!!」

 

バシュウウウウウウウウウン

 

「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

 

 

ティガはカラータイマーにエネルギーを溜めて、そのエネルギーを一気にヴェノムゾーアに向かって放出した。

 

「タイマーフラッシュ」の発展版「タイマーフラッシュスペシャル」だ、タイマーフラッシュスペシャルを受けたヴェノムゾーアは、

世界を覆っていた暗雲、世界中にいたガドリアス毎全てを消滅させた。

 

そして世界は再び光に満ちた。

 

 

「ティガありがとう!!」

 

「ありがとうウルトラマン!!」

 

 

人々は口々にティガに向かって歓喜と感謝の言葉を叫んだ。

 

そしてティガは光と共に消えていった。

 

それから3ヶ月後。

 

 

「ここも大分と復興してきたな・・・。」

 

『そうだな・・・あれだけの事があったのに、それが現代(今)の人間達の強さなのかもしれないな。』

 

「ここまでくれば俺達の役目は終わったなレンス。」

 

『かもしれないな。』

 

 

とある公園で1人の少年が、黙々と復興を続ける町や、それを手伝う人々を見て呟いていた。

 

彼の名は「円光牙」彼こそがウルトラマンティガである。

 

そして彼の手にはティガに変身する為の道具「スパークレンス」が握られていた。

 

スパークレンスの核ともいえる箇所がチカチカト輝きそれにつれ声が発せられた。

 

 

『君はこれまで良く共に戦ってくれた・・・・感謝している・・光牙。』

 

 

声の主はかつてのティガ、ティガ自身でありティガで無き者、名を「レンス」。

 

ティガの力を光牙に譲った時、その名も譲った為、光牙に着けて貰った新たな名前である。

 

 

「お前と出会い・・・力と名そして指名を受継ぎ、お前に新しい名前をやってから1年と半年・・・・短い様で長かったな。」

 

『私は昨日の事の様に覚えている。』

 

「俺もだ。」

 

「光牙。」

 

「ん?」

 

「やっぱりここだった。」

 

 

彼女は「柳瀬玲奈」GUTSの女性隊員であり、光牙がティガである事を知る人物、そして光牙の義姉となる人物である。

 

 

「玲奈さん。」

 

「さん付けと敬語は要らないわよ光牙、もう少し先だけど兄妹になるんだから。」

 

「あっ・・・いや・・・。」

 

『こういう時は甘えるべきではないか?光牙。』

 

「うるせ!!」

 

「フフ・・・相変わらずね2人とも、これからどうするの?」

 

「一応父さんと母さんに会って帰ろうと思ってます・・・その新しい家に・・・。」

 

「そう。」

 

 

光牙の両親は彼が幼少期の時、怪奇事件に巻き込まれ亡くなっている、光牙は奇跡的に生き延び、TPCに属している特殊施設に引き取られた。

 

当時の光牙を救助してくれたGUTS隊員に憧れ、将来はGUTSに入隊する事を夢見る高校生。

 

玲奈とはある出来事から親睦を深め、光牙を養子として引き取る事となったのだ。

 

2人は復興していく町を眺めながら今までの戦いの事を懐かしく思いながら話していた。

 

そんな2人の背後に突如。

 

 

「君は!?」

 

『助けてください・・・・・光の人よ。』

 

 

白いワンピースに赤い靴を履いた、黒髪のロングヘアーの少女が立っていた。

 

 

「どういう事だい?」

 

『光牙この少女は人間ではない。』

 

「えぇ?」

 

「それに俺の正体を知っているみたいだしな・・・。」

 

『私の世界を救ってください・・・光の人・・ウルトラマンティガ。』

 

ブワッ

 

「「『!?』」」

 

 

突如周りの景色が変わり、頭上に地球に似た蒼く美しい星が現れた。

 

 

「あの星は、この世界の宇宙には存在しない、別次元に存在する異世界の星・・・そしてウルトラマンが存在しない世界。」

 

「異世界・・・。」

 

「今あの星・・・あの世界に災いが降りかかろうとしています・・・・それを救えるのは・・・光であるあなたウルトラマンしかいません。」

 

「ちょっと待って!!」

 

「・・・・・・・・・・・・。」

 

「玲奈さん?」

 

「この子はやっと戦いから開放されたのよ・・・もうこの子を・・・私の弟を戦いに巻き込まないで!!」

 

「・・・・・・・・・・・・・。」

 

 

玲奈の言葉に少女は表情を暗くして申し訳なさそうに光牙達を見ていた。

 

 

「玲奈さん・・・俺行くよ。」

 

「光牙!!」

 

「俺の力が必要なら・・・俺は行く・・・・俺は人であり光・・・ウルトラマンティガだから!!」

 

『君が決めたなら私は何も言わない・・・行こう光牙。』

 

「光牙・・・・。」

 

「玲奈さん・・・心配してくれてありがとう・・・でも俺は助けを求める人を見捨てるなんて出来ない・・・、

これはおれ自身の意志なんだ。」

 

「わかった・・・。」

 

 

玲奈は持っていたケースを光牙に渡した。

 

 

「これは・・・。」

 

「GUTS隊員候補生の必需品よ・・・本当は家族になった日に渡そうと思ったけど・・・持って行きなさい。」

 

 

ケースの中には「GUTS」と刻まれた候補生用のバッチと、候補生使用の携帯端末PDI(GUTS COM)とGUTSハイパーガンが入っていた。

 

 

「GUTS隊員柳瀬玲奈としての命令です。」

 

「!?」

 

「GUTS隊員候補生円光牙候補生は己の全てを賭けて異世界へ行き、異世界の災いを調査、解決する事を命じます。」

 

「えっ・・あの・・・・。」

 

「返事は?」

 

「!!・・・はっ!!円光牙候補生了解しました!!」

 

「よし!!・・・それとこれは・・・・。」

 

ぎゅ・・・

 

「えっ!?」

 

 

光牙は玲奈に優しく抱きしめられ、玲奈は優しい声で呟いた。

 

 

「あなたの家族として・・・無事に帰ってきて・・・。」

 

「・・・はい・・・・・。」

 

 

光牙も玲奈の言葉に答え、優しく腕を回し抱きしめた。

 

 

「隊長達には私から言っておくわ・・・この世界は私達が守るから・・・安心して行ってきなさい。」

 

「はい!!」

 

「ではこちらに来てください。」

 

 

少女の後ろにゲートの様な空間が広がり、少女はその空間の中に消えていった。

 

光牙はゲートの方へと歩、ゲートの前まで来ると、振り向き。

 

 

「行ってきます・・・姉さん。」

 

 

そう言い残し、光牙はゲートの中に入りゲートと共に消えていった。

 

そしてゲートの消失と共に辺りは元の景色へと戻った。

 

 

「行ってらっしゃい。」

 

 

残された玲奈は空を向いてそう呟いた。

 

 

「・・・・・・・・う・・・ん・・。」

 

 

ゲートを抜け、しばし気を失った光牙は目を覚まし、目を開けた光牙の目の前には。

 

 

「あなたは誰?」

 

 

眼鏡を掛けた、蒼い髪の少女が立っていた。

 

 

「円・・・光牙・・・。」

 

 

光の戦士、円光牙、ウルトラマンティガは今異世界ハルケギニアに光臨した。

 

 

 

エピローグ・プロローグEND

 

 

 

 




これがにじファンで私が最初に投稿した駄文でございます。
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