ウルトラマンティガ―THE PARALLEL WAR―   作:龍気

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宇宙忍者・バルタン星人
登場




『侵略者を撃て!!・対決編』

 

「デュア!!」

 

「フォッ!!」

 

ガシン!!

 

「ハア!!」

 

「フォッ!!」

 

バシン!!

 

「ダア!!」

 

ゲシン!!

 

「フォッ!!・・・・。」

 

 

トリスタニアの街中で、ティガとバルタン星人、2体の巨人は激しくぶつかり合い、凄まじい攻防を繰りひろげていた。

 

その轟音が、その衝撃がトリスタニアの街全体に届く。

 

トリスタニアに居る誰もがその戦いに釘付けとなった。

 

 

「何だ?あの巨人は?」

 

「あの巨大な亜人と互角に戦っている!?」

 

「あの巨人は・・・味方・・・なのか?」

 

 

大人達はティガを恐怖の篭った目で見ていた。

 

この様子は先日の魔法学院でも同じ、未知なる物に対する恐怖であった。

 

しかし子供達は大人達と違う物を宿した目でティガを見ていた。

 

 

「かっこいい・・・。」

 

「あの巨人・・・何だか優しい感じがする。」

 

「頑張れ!!」

 

 

純粋ゆえか、子供達はティガの放つ、勇ましさ、強さ、そして優しさを感じ取り、憧れと尊敬、そして好奇心が入り混じる、

純粋な瞳でティガを見るのであった。

 

そして子供達の声は、バルタン星人の脅威に恐怖し、震える声から、ティガを応援する声へと変わるのであった。

 

 

「フォッ!!」

 

ブオン!!

 

 

バルタン星人は特徴的とも言える、巨大なハサミをティガの頭上目掛け大きく振り下ろす。

 

 

「デェア!!」

 

ガシッ!!

 

「フォッ『何』!?」

 

「ハアアアアアアアアアアアア!!」

 

ブオオオオオオオオオオオン!!

 

「フオオオオオオオオオオオオオオォォォォォッ!!」

 

 

しかしティガは腕を頭上でクロスして受け止め、そのまま腕を掴み一本背負投の様に、バルタン星人を思いっきり投げ飛ばした。

 

 

「デア!!」

 

 

バルタン星人を投げ飛ばすと、それに合わせ、ティガも大きくジャンプした。

 

投げ飛ばされたバルタン星人は空中で体勢を立て直そうとするが、そこへティガのキックが炸裂する。

 

 

「デェアアアアアアアアアアアアアア!!」

 

ズガン!!

 

「フオォ!!」

 

ドシーーーーーン!!

 

 

バルタン星人はティガのキックにより、トリスタニア外の草原へと落ち凄まじい衝撃と共に、大量の砂塵が舞った。

 

ティガもそれを確認すると、トリスタニアを囲む外壁を背にする様に地へ下りた。

 

街中では住人の避難が済んでいないので、下手に光線技を使えず、動きも制限されたが、街の外に出たことで、

街の被害を気にせず戦えるようになった。

 

 

『これでまともに戦える。』

 

(だが油断するな、どんな超能力を持っているか分からんぞ。)

 

「フォッフォッフォッ・・・・。」

 

「デア!!」

 

 

バルタン星人が落ちた地点から、何事も無かったかの様に、バルタン星人が立ち上がり、それを見てティガは構え直す。

 

 

『流石はウルトラ戦士・・・だが貴様は我々の知るウルトラ戦士とは少し違う気がする。』

 

『・・・・如何言う事だ?』

 

『何かが違う・・・いや、何かが混ざっていると言った感じか?まるで力任せに相反する力を・・・。』

 

『(!?)』

 

『まるで・・・や『(黙れ!!)』!!』

 

「デュア!!」

 

バシン!!

 

「フォア!!」

 

ゲシン!!

 

「フォッ!!」

 

 

ティガはバルタン星人が全てを言い切る前に、突如としてバルタン星人に攻撃を仕掛けた。

 

ティガの攻撃を受けながらバルタン星人は確信した、明らかにティガは動揺していると。

 

 

「フォッ!!」

 

ドガッ!!

 

「フウァ!!」

 

 

動揺からか、ティガの動きに僅かではあるが隙が生じ、バルタン星人はその隙を付き、ティガの腹部に強烈な一撃を喰らわせた。

 

ティガは思わず後退したが、バルタン星人は逃がすまいと、両手のハサミを大きく開き、ハサミから小粒だが、

大量の赤い光弾を機関銃の様に放った。

 

 

ズダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダ!!

 

「デュアアアアアアアアアアアアアアア!!」

 

 

バルタン星人が放つ無数の光弾は、容赦なくティガに襲い掛かる。

 

激しい火花と共に、ティガの周りを爆煙が覆い、ティガの姿が見えなくなっていった。

 

 

「コウガ!!」

 

 

上空でシルフィードに跨ったシャルロットが、劣勢となったティガ・・・光牙を心配そうに見ていた。

 

 

「うっ・・・ここは?」

 

「!!アンリエッタ王女、大丈夫ですか?」

 

 

気を失っていたアンリエッタが、目を覚まし、何が起きたのか分からず少し混乱していた。

 

 

「貴女は・・・先程の・・・。」

 

「・・・私はタバサ、御無事の様で何よりです。」

 

「はあ・・・この竜は?」

 

「私のもう一匹の使い魔シルフィードです。」

 

「きゅい。」

 

「もう一匹!?あの男性は?」

 

「・・・・彼は、王女が気を失った後、王女を救出する際、深手を負ったので、街の方で待機させてます。」

 

「それは・・・それはすませんでした・・・・はっ!!あの亜人は!?」

 

「・・・・・あそこに。」

 

 

タバサはそう言い地上を指差す。

 

その指差す先を見てアンリエッタは・・・。

 

 

「フォッフォッフォッフォッ!!」

 

「なっ!?何と言う事!?あの亜人があの様に巨大な姿に!!」

 

 

驚愕の声を上げた。

 

2メイル程だった亜人が、今50メイルはある巨大な姿で何かと戦っているので、当然ではあるが、そのあまりもの迫力に、

腰を抜かしそうになるのであった。

 

 

「奴の名はバルタン星人・・・アンリエッタ王女を操り人質とし、トリステインだけに及ばず、ハルケギニア全土を支配し様とした、

異星の侵略者。」

 

「バルタン・・・はっ!!トリスタニアはどうなったのですか!?」

 

「大丈夫です・・・彼が・・・今も守る為に戦っています。」

 

「彼?」

 

「デェア!!」

 

「!?」

 

 

今なお続くバルタン星人の攻撃を、腕をクロスさせ、腕にエネルギーを纏い、バルタン星人の攻撃を防ぎながらティガが前進する。

 

 

「デアッ!!」

 

ドガッ

 

「フォッ!?」

 

バチバチバチ!!

 

「ダアッ!!」

 

ズガーーーーーーーーーン!!

 

「フォア!!」

 

 

ティガはバルタン星人に接近し、クロスさせエネルギーを纏ったままの腕を、バルタン星人の体に押し当てた。

 

密着した箇所からエネルギーがバチバチと音を鳴らしながら激しく光り、そのまま勢いをつけて大きく振り払った。

 

激しい爆音と共にバルタン星人は吹き飛ばされ、激しく倒れた。

 

 

「あの巨人は・・・一体?」

 

「ウルトラマンティガ・・・この世界を守る為やって来た・・・・・光の勇者。」

 

「ウルトラマン・・・ティガ?」

 

 

アンリエッタはポツリとティガの名を呟き、戦いの様子を見詰めた。

 

 

(光牙・・・大丈夫か?)

 

『大丈夫だ・・・すまない、取り乱してしまって。』

 

(それは私も同じだ・・・だが、今は気持ちを切り替え、目の前の事に集中するぞ!!)

 

『おお!!』

 

 

バルタン星人はゆっくりと立ち上がり、再び構える。

 

 

「シュア『行くぞ』!!」

 

「フオッ『こい』!!」

 

「デア!!」

 

「フォア!!」

 

バシッ!!ガシッ!!

 

 

ティガがパンチを繰り出せば、バルタンはそれをハサミで受け止め、もう片方のハサミを突き出す。

 

だがティガは素早く繰り出した手を戻し、両手で突き出されたハサミを両手で受け止め、同時に脇腹目掛けキックを繰り出すも、

バルタン星人は素早く後退して、キックをかわす。

 

 

「フォア!!」

 

カーーーーーーーーーーーッ!!

 

「ダア!!」

 

ドカーーーーーーーーーーン!!

 

「フォッ!!」

 

カーーーーーーーーーーーッ!!

 

「デアッ!!」

 

ドガーーーーーーーーーーーン!!

 

 

キックをかわしたバルタン星人は、ハサミから赤い怪光線を放った。

 

ティガはそれをバク転や側転を使い巧みにかわして行く。

 

ティガがバルタン星人の怪光線をかわすと、怪光線が当たった地面が爆発を起こした。

 

その時の爆音は、外壁を超え、トリスタニアの街にまで届いた。

 

 

「戦いの音がこんな所まで届くなんて・・・。」

 

「何よ!!此処からじゃ見えないじゃないの!!」

 

「外じゃどんな戦いが繰り広げられているんだ?」

 

「相棒・・・これって現実だよな?」

 

「そうだが・・・如何したんだ?」

 

「いんや・・・ただ・・・今まで退屈だなって思っていた日々が、一気に変わっちまったからな・・・。」

 

「・・・・分かるよその気持ち・・・俺も同じだったから。」

 

 

才人はルイズに召喚された時の事を思い出していた。

 

何時もの日常が、1つの好奇心で、もしくは偶然の所為で、一変してしまった才人には、デルフの気持ちが何となくだが理解できた。

 

才人は召喚、デルフは外に出たら異星人と巨人の対決と言う、自分の理解できる範囲を超えた出来事を体感し、

今起きている事を現実と理解できないのは、知識のある者として必然である。

 

同じ思いをした才人だからこそデルフの戸惑いと言うか気持ちが理解でき、それ以上何も言わなくなった。

 

 

「相棒・・・あのウルトラマンティガって言う巨人は味方なんだな?」

 

「ああ!!」

 

 

デルフの問いに才人は直ぐ、そして強く答えた。

 

 

「・・・・なら信じるぜ、相棒がそれほどまで信用しているならな。」

 

「ありがとう、デルフ・・・(光牙・・・勝てよ。)。」

 

 

心の中でティガの・・・光牙の勝利を祈り、才人は彼等が戦っている外壁の方を見詰めた。

 

 

「デェア『ハンドスラッシュ』!!」

 

バシュン!!

 

 

ティガはバルタン星人の放つ怪光線を何度かよけ、バルタン星人の死角へと回り込み、バルタン星人が照準を向け直す隙を突き、

ハンドスラッシュを放った。

 

ズガンッ!!

 

「フオッ・・・・・・・!!」

 

ズシーーーーーーン・・・・・

 

「やった!!」

 

「きゅい!!」

 

「勝った!!」

 

 

バルタン星人はハンドスラッシュが当たると、当たった箇所が爆発し、バルタン星人の全身が炎で燃え上がり、

その場に倒れ込んだ。

 

その様子を見ていたタバサとアンリエッタは、ティガが勝利したと思った・・・しかし。

 

 

すぅぅぅ・・・

 

「フッ『何』!?」

 

「そんな!?」

 

「フォッフォッフォッフォッ・・・・・。」

 

 

倒れていたバルタン星人は、蝉の幼虫が脱皮するかの如く、燃えている表面だけを残し、ゆっくり立ち上がった。

 

立ち上がったバルタン星人の体は、傷一つ無い真新しい物となっていた。

 

「変わり身の術」、光牙と才人の故郷、地球の日本に嘗て鎌倉から江戸時代までにかけて存在した闇夜に忍ぶ者、

「忍者」が使ったと伝えられる忍法その物だった。

 

そうバルタン星人が「宇宙忍者」と呼ばれる所以はこの、忍者が使ったと伝えられる忍法に酷似した能力を使う所からきているのだ、

 

歴代のウルトラ戦士も、その力の前に苦戦を余儀なくされたのであった。

 

 

『こいつ・・・かなり厄介な能力を・・・。』

 

『光牙、気を付けろ!!』

 

「フォッフォッフォッフォッ・・・・・。」

 

ブウウンブウウン・・・・・

 

『何!?』

 

(これは!?)

 

 

バルタン星人はティガの周りを残像が残る程のスピードで回り始め、次第にその残像がはっきりと見え出し、

バルタン星人が動きを止めると、ティガの周りには8体のバルタン星人が不敵に笑いながら立っていた。

 

 

「「「「「「「「フォッフォッフォッフォッ・・・・・。」」」」」」」」

 

「あれは!!・・・遍在?」

 

 

「遍在」とは風系統のスクウェアクラスのメイジが使用できる、己と同じ意思と力を持つ実体のある分身を作り出す魔法の事である。

 

バルタン星人が使った、「分身の術」も言わば同じ、己と同等の力を持つ分身を幾数にも作り出す技である。

 

 

「あの亜人は魔法を使えるのですか!?」

 

「いえ・・・おそらくは元から持っている力かと・・・。」

 

「そんな・・・。」

 

(・・・・コウガ。)

 

 

囲まれているティガを心配そうに見詰めながら、タバサは杖を持つ手に力を籠めていた。

 

出来れば共に戦いたい、しかし自分が行っても足手纏いになる、そう理解はしている・・・しかし、

理解できるからこそ悔しいのだ、偽りとは言え、彼は自分の使い魔なのだ、今自分に出来る事は、

此処でアンリエッタを守る事只それだけだ。

 

 

「きゅ~~い(おねえさま)・・・。」

 

 

シルフィードも主人であるタバサの気持ちを察したのか、心配そうな鳴き声で鳴くのであった。

 

 

「デア!!」

 

「「「「「「「「フォッ!!」」」」」」」」

 

 

8体のバルタン星人は一斉にティガに襲い掛かった。

 

 

バキッ!!ガシッ!!ドガッ!!ボグッ!!ガキッ!!

 

「デュア・・・ハアッ!!ガアッ!!」

 

 

ティガも必死に交戦するが、やはり多勢に無勢、四方八方から襲い来る攻撃を防ぎきれず、

ティガはその場に膝を付く。

 

 

(光牙!!)

 

『おお!!はあああああああああああ!!』

 

ビカン!!

 

「ン・・・・・・・ハッ!!」

 

ブワ~~ン

 

ギュアアアアァァァァン・・・・

 

「ダアアアアアアアアアアアアアアアアア『デラ・ストーム』!!」

 

ドゴガアアアアアアアアアアアアアアアン!!

 

「「「「「「「「フォア!?」」」」」」」」

 

 

ティガの額のティガクリスタルが赤く輝き、ティガはパワータイプへと変わり、デラシウム光流を放つ時と同じ、

赤い超高熱の光エネルギー粒子を体内に蓄積に、一気に辺りに放出する。「デラ・ストーム」を使い、バルタン星人を分身諸共吹き飛ばした。

 

本来ならデラシウム光流と多少威力は劣るデラ・ストームだが、光エネルギー粒子を蓄積する時間が少なかった為、

バルタン星人を吹き飛ばす程度の威力しか出せなかった。

 

それでも、バルタン星人にそれなりにはダメージを与えられた。

 

 

「デアッ!!」

 

バシュン!!

 

ビカン!!

 

「ハッ!!」

 

ブワ~~ン

 

 

ティガは空へ向って飛びだし、それと同時にスカイタイプへと変わった。

 

 

「色が変わった!?」

 

「ウルトラマンティガは、体の色を変える事で戦闘スタイルを変える事が出来るんです。」

 

「・・・・すごい・・・。」

 

 

アンリエッタはティガの変化に驚愕していた。

 

 

(光牙!!集中するんだ、そうすれば本物と分身を見極められる。)

 

『おう!!・・・・・・・。』

 

 

上空で停止したティガは、精神を落ち着かせ、全神経を集中させる。

 

スカイタイプは、スピードが上がり、俊敏になるだけでなく、エネルギーの流れ等を感じ取る感覚も上がるのだ。

 

バルタン星人と、その分身を見分ける為、バルタン星人から感じる物、聞こえる物の全てを比べ見極める。

 

 

「「「「「「「「フォッ!!」」」」」」」」

 

 

地上に居たバルタン星人が、ティガ目掛けて飛翔した。

 

 

「デア『見つけた』!!」

 

シュウウウウン・・・・

 

「デュア『ティガスライサー』!!」

 

「フォッ!?」

 

ズガアアアアアアン!!

 

「フォアア!!」

 

「「「「「「「フォッ!!」」」」」」」

 

ティガが1体のバルタン星人に向って、ティガスライサーを放ち、バルタン星人に命中。

 

そのバルタン星人はバランスを崩し、そのまま地上向って墜落していった。

 

それに他のバルタン星人も驚愕したのか、視線を落ちていったバルタン星人へと向けた。

 

 

「ハアアアア!!」

 

シャアアアアアアアン・・・・

 

「デェア『ギガハンドスラッシュ』!!」

 

バシュン!!

 

「ハッ!!ハアアア・・・・ハッ!!」

 

ズガガガガガガガガガガン!!

 

「「「「「「「フォアアアアアアア!!」」」」」」」

 

 

ティガはハンドスラッシュを強化した、ハンドスラッシュより一回り大きく、金色を帯びた手裏剣状の光線「ギガハンドスラッシュ」を放った。

 

威力は勿論だが、その軌道をコントロールする事ができ、7体のバルタン星人全てに命中させた。

 

 

シュウウウウウウウン・・・・・

 

 

ギガハンドスラッシュを喰らった、バルタン星人達は、まるで最初からそこに居なかったかの様に跡形も無く消えていった。

 

そう最初に、地上に墜落したのを除いて、上空で残っていたバルタン星人が分身だったのだ。

 

本体を落とされた事に動揺し、統率が乱れた隙を突き、ティガは分身を消滅させる程の威力がある技を放ったのだ。

 

 

「フォッ!?」

 

 

地上のバルタン星人も、自分の分身が消滅した事に驚いていた。

 

だが、その隙を逃さないティガではなかった。

 

 

「デアアアアアアアア!!」

 

ズガーーーーーーーーーン!!

 

「フォアアアアアアア!!」

 

 

上空から一気に、地上のバルタン星人に向って降下しながら、ティガはキックを繰り出した。

 

スカイタイプのスピードと、星の重力による勢いがプラス、さらに俊敏なスカイタイプだからこそ可能な、

鋭いキックが加わり、パワータイプのキックにも劣らない程の強力なキックを繰り出す事が出来た。

 

それに堪らず、バルタン星人はその場に倒れた。

 

しかし、バルタン星人はふらつきながらも、立ち上がろうとしていた。

 

 

ギュアアアアァァァァァァン・・・

 

「ハアアアァァァァァァ・・・・。」

 

 

ティガは両腕を胸の前で交差させた後、瞬時に左右に伸ばして上に上げ、両手を左腰においてエネルギーを集約し、

ランバルト光弾を放つ体勢に入った。

 

 

「フォ・・・オォ・・・。」

 

「デア『ランバルト光弾』!!」

 

バシュン!!

 

 

バルタン星人が完全に立ち上がる寸前に、止めのランバルト光弾を放った。

 

ランバルト光弾は光速でバルタン星人に向っていく。

 

最早避けるのは不可能、誰もがティガの勝利を確信したその時。

 

 

ギラン・・・

 

「フォッ『今だ』!!」

 

バッ!!

 

「フッ『何』!?」

 

バカン!!

 

 

突如バルタン星人は体勢を立て直し、迫るランバルト光弾の真正面で構えると、胸部が開き、中から鏡の様な滑らかな鉱物があった。

 

 

ズシュン!!

 

バチバチバチ・・・・

 

『(「「!?」」)』

 

 

ランバルト光弾はバルタン星人に命中したが、ランバルト光弾はバルタン星人を破壊せずに、バルタン星人の胸部で留まっていた。

 

それにティガは勿論だが、その威力を知っているタバサとシルフィードも驚愕していた。

 

 

「フォッフォッフォッ『掛かったな、己の技に遣られるがいい』!!」

 

ズガン!!

 

「ヘア『何だと』!?」

 

 

バルタン星人の胸部から、ランバルト光弾が跳ね返され、ティガに向っていく。

 

 

(いかん!!避けろ光牙!!)

 

「ダア!!」

 

ズガン・・・

 

「デュガアッ!!」

 

ドガーーーーーーーン!!

 

ズズーーーン・・・

 

「ダッ・・・・ハァ・・・・。」

 

「こっ!!・・・ティガ!!」

 

ピコン・・・ピコン・・・ピコン・・・

 

 

跳ね返ったランバルト光弾を避けようとしたが、完全には避けきれずに、かすめてしまった。

 

直撃は避けたものの、ダメージは大きく、ティガはランバルト光弾がかすった箇所を押さえながらその場に崩れ落ち、

地に膝を付き、カラータイマーも点滅を始めてしまった。

 

 

「ウルトラマンの胸が!?」

 

「・・・ウルトラマンは3分間しか戦えない・・・あの胸のカラータイマーが点滅しだすと後1分しか・・・、

それを超えると・・・ウルトラマンは・・・。」

 

「?ミス・タバサ・・・・3分を超えると・・ウルトラマンはどうなるのですか?」

 

「・・・・3分を越す、それはウルトラマンにとって、死を意味します。」

 

「!?そんな・・・。」

 

(コウガ・・・死なないで・・・。)

 

 

ティガの安否を心配する2人を余所に、バルタン星人は嘲笑うかの様に、ティガに近付く。

 

 

『どうだ?我が同胞がウルトラマンの放つスペシウム光線に対抗する為開発した、「アンチ・スペシウム合金」による、

「スペルゲン反射光」の威力は?』

 

(アンチ・スペシウム合金!?)

 

『スペルゲン・・・反射光?』

 

 

「スペルゲン反射光」とは、金星に現れた2代目バルタン星人が、初代ウルトラマンと戦った際に使用した、

ウルトラマンの必殺技にして、バルタン星人達が苦手とする、「スペシウム」を含む「スペシウム光線」を防ぐ為の、

対ウルトラマン用の特殊合金である。

 

しかし2代目バルタン星人は、この反射光により、スペシウム光線を防ぐも、ウルトラマンの第2の必殺技、

何者をも切り裂く「八つ裂き光輪(ウルトラスラッシュ)」の前に倒された。

 

それ以降詳細は不明だが、2代目バルタン星人以降、地球を襲撃したバルタン星人達は、このスペルゲン反射光を装備していない。

 

 

『嘗てのアンチ・スペシウム合金を改良し、私のエネルギーを蓄える事で、あらゆる光線を強化反射させるようにした、

このスペルゲン反射光の前に、貴様の光線技は無力だ!!』

 

バタン・・・・

 

 

強化反射させ、尚且つ狙いを定めるには、エネルギーチャージが必要となる為、バルタン星人は胸部のスペルゲン反射光を閉じた。

 

 

『フォッフォッフォッ『もはや虫の息・・・このまま嬲殺してくれる』・・・・。』

 

 

ティガに迫る。

 

 

ドガッ!!

 

「デュア!!」

 

「フォア!!」

 

ボガン!!

 

「ダア!!」

 

「ファッ!!」

 

ズガン!!

 

「デェアアアアアア!!」

 

 

バルタン星人は、ダメージを負い、まともに動けない状態になったティガに、次々と殴る蹴る等の攻撃を加える。

 

ティガも何とか応戦しようとするが、反射ランバルト光弾によるダメージと、残り時間が少ない事から、

思う様に動けずにいた。

 

 

「如何しましょう・・・このままでは・・・。」

 

「ティガ・・・頑張って。」

 

『くっ・・・このままでは。』

 

(光牙!!このままではやられるぞ!!)

 

『しかし・・・無闇に光線技を使えばさっきと同じ様に・・・。』

 

「ティガ!!頑張って!!」

 

『シャルロット・・・そうだ!!』

 

 

ティガは応援するタバサの姿を見て、何かを思いついたのか、突如防御に徹するのであった。

 

 

「きゅいきゅいきゅい(おねえさま、ティガが黙って攻撃を受けているのね、どうしたのね?)。」

 

(何か手があるの?コウガ・・・頑張って!!)

 

 

ティガはバルタン星人の攻撃に耐えながら、逆転の機会を待っていた。

 

 

『まだだ・・・まだ・・・・。』

 

ピコン・・・ピコン・・・ピコン・・ピコン・・ピコン・・

 

 

だがその間にも、カラータイマーの点滅する間隔が早くなり、最早時間は残り少ない。

 

さらに、防御に徹しているとは言え、ティガの体にはダメージが蓄積されていき、このままではティガは敗北してしまう。

 

 

『これで止めだ!!』

 

グワッ!!

 

 

バルタン星人はティガに止めを刺そうと、ハサミを大きく振り上げた。

 

 

『今だ!!』

 

シュン・・・

 

「ハアッ!!」

 

バシン!!

 

「フォアッ『何だと』!?」

 

 

ティガは青いエネルギーを帯びた手刀を、下から上に上げる様に繰り出し、バルタン星人の胸部へと当てた。

 

バルタン星人は予想外な攻撃に驚愕し、ティガはその隙にバルタン星人との距離をとった。

 

 

ビカン!!

 

「ン・・・・・・ハッ!!」

 

ブワ~~ン

 

 

バルタン星人との距離をとったティガは、額のティガクリスタル前で腕をクロスし、ティガクリスタルが白く輝かせ、

クロスさせた腕を左右に振り下ろし、ティガの体の色が最初に現れた時と同じに変わり、スカイタイプから、

ティガの基本スタイルマルチタイプへと変わった。

 

 

「ハッ!!」

 

「フォッ・・オォ・・・『おのれ・・・悪足掻きを・・・』。」

 

「デアッ!!」

 

「フォアッ!!」

 

バシン!!

 

 

ティガはバルタン星人にパンチを繰り出すが、それをハサミで挟んで防ぐ。

 

 

「ダアッ!!」

 

バシッ!!

 

「フォッ!?」

 

ガシン!!ガス!!ドス!!

 

 

ティガは自分の腕を挟まれているハサミにチョップを幾度となく当てた。

 

 

ビキッ・・・ビキキ・・・

 

 

次第にハサミに罅が入っていき、そして・・・。

 

 

「デヤアアアアア!!」

 

ボガーーーーン!!

 

「フォアアアアア!?」

 

 

最後に強く肘撃ちを当てると、左腕のハサミが砕け散った。

 

 

「フォオオオオオオアッ!!」

 

「フッ!!」

 

カッ!!

 

ゴガアアアアアアアアアアア!!

 

 

ハサミが砕けると、バルタン星人は怒りの篭った声を上げ、残った右腕のハサミから、最大出力のエネルギー熱線を至近距離で放った。

 

ティガは避ける事が出来ず、バルタン星人の放ったエネルギー熱線を喰らい、ティガの居た地点に巨大な爆煙が舞った。

 

 

「フォッ!!」

 

バシュンバシュンバシュン!!

 

 

バルタン星人はエネルギー熱線を放った勢いを利用し、ティガとの距離をとると、ティガが居た地点に向って、

トリステイン人に自分の力の一端を見せる為に放った、白色破壊光弾を次々と放った。

 

 

ドグアアアアアン!!

 

ドガアアアアアアン!!

 

ボグガアアアアアアアアアアアン!!

 

「ああぁ・・・・・。」

 

「ティガ・・・・・。」

 

 

バルタン星人の猛攻は止み、場は静寂となり、爆煙のみが轟々と天高く立ち昇った。

 

しかし・・・。

 

 

ピコン・・ピコン・・ピコン・・

 

「「!!」」

 

「フォッ『何』!?」

 

 

立ち昇る爆煙から、光の勇者の命の鼓動が聞こえてきたのだ。

 

 

バシュン!!

 

「フォッ!!」

 

「「ウルトラマンティガ!!」」

 

「タアアアアア!!」

 

バシィン!!

 

「フォア!!」

 

バシッ!!

 

「ダア!!」

 

「フォッ!?」

 

 

ティガはバルタン星人の頭部に踵落としを喰らわせ、もう片方の足をバルタン星人の胸部に押し当て、

押し出した勢いを利用し空中でバク転して着地した。

 

 

「ハアッ!!」

 

バシン!!

 

「フオオオオオオオオオッ!!」

 

 

着地後、素早く回し蹴りをバルタン星人の腹部に当て、バルタン星人を吹き飛ばした。

 

 

キュイン!!

 

「ハアアアアアアアアアアアアアア・・・・・。」

 

キュイイイイイイイイイイイイイン・・・・・

 

 

ティガは両腕を前方で交差させた後、左右に大きく広げてエネルギーを集約しだし、マルチタイプ時の必殺光線、

「ゼペリオン光線」を放つ体制に入った。

 

 

『ぐっ・・・必殺の光線技か・・・馬鹿め!!どんな光線だろうと、スペルゲン反射光の前には無力だ!!

先程と同じ目に合いたいのか!?』

 

「ティガ!!」

 

「その光を放ってはいけません!!」

 

 

確かにスペルゲン反射光の前には、ティガのゼペリオン光線は跳ね返されるだろう。

 

しかし、彼は同じ轍を踏む様な真似はしなかった。

 

 

『自分の胸を見てみろ!!』

 

『何!?』

 

ピキキ・・・・

 

 

バルタン星人の胸部は何時の間にか凍り付いていて、スペルゲン反射光を開け無かった。

 

 

『何故!?・・・まさき・・・貴様・・あの時!!』

 

 

そう、ティガがバルタン星人の胸部に当てた時の手刀に帯びたエネルギーは、敵を凍りつかせる冷凍光線、

「ティガフリーザー」を纏わせていたのだった。

 

ティガはティガフリーザーを纏った手刀を当てた事により、バルタン星人の胸部を凍りつかせ、スペルゲン反射光を使用不可能にしたのだ。

 

 

「デア『ゼペリオン光線』!!」

 

ギュアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!

 

 

ティガはL字型に腕を組んで白色の光線、ゼペリオン光線を放った。

 

 

「フォッ・・・・・・・・・・・『ば・・・馬鹿な・・・・・・』。」

 

「ハアアアアアアアア!!」

 

 

ティガは更に力を込め、ゼペリオン光線は更に強く、更に勢いを付けて放つ。

 

そして遂に。

 

 

「フォッ・・・・・フォァア・・・・・フォアアアアアアアアアアアアアアアアア『お・・おのれ・・・・我が・・バルタンの・・・・祈願を、

・・新天地・・・・・地球侵略の・・・・光・・ガアアアアアアアアアアアア』!!」

 

 

 

ドガアアアアアアアアアアアアアアアアアアン!!

 

「やったあ!!」

 

「きゅいきゅい!!」

 

「勝った・・・。」

 

 

バルタン星人は何処か悲しい悲痛な叫びを上げ倒れ、爆発した。

 

ティガの勝利に、タバサとアンリエッタ、そしてシルフィードは大いに喜んだ。

 

 

キュイイイイン・・・・

 

「バルタンの母艦が!!」

 

 

バルタン星人が倒されると、バルタン星人の円盤は逃げる様に飛び去ろうとしていた。

 

 

「デュワ!!」

 

バシュン!!

 

 

ティガは円盤を逃がすまいと飛び立つ。

 

 

「デア『ハンドスラッシュ』!!」

 

バシュン!!

 

バシン!!

 

ゴウン・・・ゴウン・・・・・

 

 

ティガの放ったハンドスラッシュは、円盤に命中し、破壊は出来なかったが、黒煙を上げながらも飛行する。

 

それを見てティガは、それ以上追おうとはしなかった。

 

 

「・・・・・デュワ!!」

 

 

そしてティガは空の彼方へと消えていった。

 

 

「あの・・・船か?追っ払ったて事は、あの巨人が勝ったのか?」

 

「そう言う事じゃ・・・・。」

 

「・・・・・・・・・。」

 

「やったあああああああああああああ!!」

 

「俺達は救われたんだ!!」

 

「あの巨人は救世主だったんだ!!」

 

「ありがとう!!」

 

 

街の人々は歓喜の喜びに満たされた。

 

 

「良かった・・・ありがとうティガ。」

 

「すんげえ・・・・本当に勝ちやがった・・・。」

 

「まっ・・・良くやったじゃないの。」

 

「お前なあ・・・もう少しその言い方何とかならないか?」

 

「そうよヴァリエール、自分の国を救ってもらっといて、その言い方は無いんじゃないの?」

 

「うぅ・・・うるさいわね!!」

 

 

才人達もティガの勝利に・・・・弱冠エラそうなのはいるが、喜んでいた。

 

そんな才人達に子供達が数人近付いて来た。

 

 

「貴族様!!あの巨人の事知っているのですか?」

 

「何よこの子供?あっちへ「はいストップ。」むぐう!?」

 

「あの巨人の名前はウルトラマンティガ・・・正義の戦士だよ。」

 

「ウルトラマンティガ・・・・ありがとうウルトラマンティガ!!」

 

「「「「「ありがとう!!ティガ!!」」」」」

 

 

子供達はティガが飛んでいった空の先に向って手を振りながら、「ありがとう。」と言い続けた。

 

そんな子供達を嬉しそうに才人は見ていた。

 

 

「いい光景ね、ダーリン。」

 

「そうだな・・・ウルトラマンは何処でも・・・人々の・・・子供達のヒーローなんだ・・・(お前が羨ましいよ、光牙。)。」

 

「ところで、褐色肌のねえちゃん。」

 

「何よ?」

 

「ピンク髪のむすめっこ、白目むいているぞ。」

 

「「えっ?」」

 

ピクッ・・ピクピク・・・ピクッ・・・・・

 

「わああああああ!!ルイズ!!」

 

「あっ!!鼻まで塞いじゃってた!!」

 

 

この後、この一帯だけに凄まじい爆発が起きた事は言うまでもなかった。

 

それと同じく上空では、アンリエッタも歓喜に浸っていた。

 

 

「良かった・・・これでトリステインは「いえ・・・始まったばかりです。」・・・どう言う事ですか?」

 

「バルタンは言っていた、この世界を覆っている力に引き寄せられたと。」

 

「力?」

 

「先日トリステイン魔法学院が、2体の怪物に襲われました、その怪物はティガによって倒されましたが、

その同種が他に居ないとは限りません。」

 

「そんな・・・。」

 

「今この世界は未曾有の危機に見舞われています・・・今回の様な事がこの先無いとは言い切れません・・・・。」

 

「・・・・・・・。」

 

「・・・・・この国の人々をお願いします。」

 

「えっ?・・・・・きゃ!!」

 

 

シルフィードは突如旋回し、そのままトリスタニア街の入り口付近へと着地し、そのままアンリエッタを降ろした。

 

 

「もう直ぐ王宮の衛兵達が来ます、彼等と共に王宮にお戻りください。」

 

「待ってください!!私を救って頂いたのに、何もしないと言うのは・・・せめて勲章の授与位の事は・・・。」

 

「・・・要りません。」

 

 

タバサの返答に、アンリエッタは驚愕し、一瞬キョトンとした。

 

 

「!?何故ですの?」

 

「・・・・私・・いえ・・・彼は何かを得る為に王女を救ったのではありません。」

 

「彼が!?・・・ですが。」

 

「・・・・・彼が待っていますので、これで失礼します・・・・折角の御礼を断った御無礼を御許しください・・・。」

 

バサッ・・・バサッ・・・・

 

 

そう言い残し、シルフィードは飛び立ち、アンリエッタの視界から消えた。

 

その後彼女は、駆けつけた宮殿の衛兵達により、無事に宮殿に帰る事が出来たが、彼女の母、マリアンヌ王妃と、

マザリーニ枢機卿による大の付く様な説教が待っていた。

 

 

「確かこの辺りのはず・・・。」

 

「おねえさま、あそこ。」

 

「いた。」

 

 

シャルロットとシルフィードは、トリスタニア街より少し離れた所で立っていた光牙を発見し、光牙の前に降り立った。

 

 

「コウガ、大丈夫?」

 

「あぁ・・・・少し危なかったが、シャルロットの御陰で助かったよ。」

 

「えっ?」

 

「あの時応援してくれたから、シャルロットの姿が見えたから、あの手を思いつけたんだ、ありがとう。」

 

「・・・私は応援しただけ・・・何もして「それは違うよ。」えっ?」

 

「前も言ったよな、守るべき命がある限り、信じてくれる人が要る限り、戦える・・・負けないって、

君が俺達を信じて応援してくれたから俺は最後まで諦めずに戦えたんだ、だから何もしてないなんて事は無いよ。」

 

「・・・・・うん。」

 

「よし、じゃあ・・・帰るか?」

 

「うん。」

 

 

光牙達はシルフィードに跨り、魔法学院に向って飛び立った。

 

その道中、光牙は口を開く。

 

 

「しかし・・・あのバルタンとは、もう少し話し合うべきだったかもな・・・。」

 

「何故?」

 

「・・・あいつは、少なくとも住家を失った仲間の為に、新たに住める地を探していたんだ、確かにやろうとした事は間違っていたが、

その思いは・・・仲間を思う気持ちは俺達人間とは変わらない。」

 

「・・・・だからあの母艦を逃がしたの?」

 

「・・・・・あぁ、戦っていて分かった、あいつがどれ程仲間を思っていたか、それを思うと、どうしても破壊する事は出来なかった。」

 

『・・・その仲間が新たに侵略に繰るかもしれんがな・・・。』

 

「あぁ・・・甘いって事は分かってる・・・・・偽善かもしれない・でも・・・。」

 

「・・・・その優しさが、あなたの強さ・・・・コウガは・・・それでいいと思う。」

 

「そうなのね、きゅいきゅい。」

 

『・・・そうだな。』

 

「皆・・・ありがとう。」

 

 

光牙は微笑みながら呟いた。

 

だがこれからも邪心融合体のはなつエネルギーに引き寄せられ、この世界の宇宙だけでなく、別次元からの侵略者達の脅威がこの世界を襲うだろう。

 

そして邪心融合体の闇も・・・。

 

だが、円光牙・・・ウルトラマンティガは、その闇を打ち払い、世界に光を与える為に、守るべき者達の為に、戦い続けるのだ。

 

頑張れウルトラマンティガ。

 

 

To be Continued

 

 

 

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