ISの世界に来た者。   作:北方守護

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第12話 気まぐれ兎

武昭が篠ノ之道場に通う様になってから鍛錬を終えた後は千冬と一緒に

織斑家に寄る事になっていた。

 

「おっ、一夏 遊びに来たぞ」

 

「あぁ、いらっしゃい。千冬姉おかえり」

 

「ただいま、一夏。武昭、私を気にしないで遊んで行け」

武昭と千冬が家に帰ると一夏が出迎えたので2人は、そのまま中に入った。

 

「なぁ、武昭って道場じゃ千冬姉と手合わせしてるって聞いたけど本当か?」

 

「まぁ、千冬さんだけじゃなくて他の人ともしてるけどな」

 

「だが、私の相手が出来るのは柳韻さんを抜かせば武昭以外いないじゃないか」

武昭と一夏が話してると着替えた千冬が話に入ってきた。

 

「千冬姉の相手が出来るって……武昭ってそんなに強いのか!?」

 

「今まで20回ほど相手をしてるけど全部引き分けだな」

 

「その年齢で私と引き分けてる時点で私は負けだよ」

 

「それは俺が剣術を習ってるからですよ。それが無かったら俺は全敗ですよ」

武昭と千冬は互いに自分が負けだと話していた。

 

その後………

 

「まさか、家の鍵を落とすなんてなー」

一夏達と別れた武昭が家に帰ろうとポケットに手を入れると鍵が無かった。

 

「確か道場で着替えた時には確認してるから、多分あるとしたらここら辺だな

おっ、見つかった。さてと……ん?」

道場の前に落ちていた鍵を見つけた武昭が帰ろうとした時に何処かから何か聞こえてきた

ので音がする方に向かうと神社の敷地内にある林だった。

 

「この音は……この辺りからしてるな……」

 

「あぁーっ!なんで上手くいかないんだよー!!」

 

「この声は、何か聞き覚えがあるな……うわっ?!これは……木に見せかけたした入り口か」

武昭が林の中に合った木の一本に触ると幹に切れ目が出来て、そのまま出入り口に変化した。

 

「階段があるな……鬼が出るか蛇が出るか、出たとこ勝負って所だな」

武昭は、そのまま階段を降りていった。

 

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一方………

 

「全く……もう少しすれば出来る筈なのに、なんで出来ないんだよー!!」

武昭が入った階段の先にある研究室らしき場所では機械のウサ耳を着けた女性が

モニターを見ながら怒っていた。

 

「あぁーあ、この私に出来ない事なんて……ん?侵入者だって?一体、何処の誰だよ

あっ!コイツは………」

女性は警報が鳴ったので監視カメラのモニターを確認すると武昭が映っていた。

 

「ふーん、なんでココに入って来たかは分からないけど………

丁度いいや束さんのストレス解消をしてもらおうかなっ」

束が近くに合ったボタンを押すと武昭が映っていたモニターの中に銀色のロボットが映った。

 

「失敗作だけど、あんなガキ位ならすぐに始末出来るよね?」

モニターを見る束の表情は武昭を邪魔者の様に見ていた。

 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

束が武昭に気づく少し前………

 

「多分、ここは前に会ったあの人が作ったんだろうなぁ……おっ、広い部屋に出たぞ」

通路を歩いていた武昭が少し広めで天井が高い部屋に入ると同時に入って来た入り口が閉まった。

 

「ん?入り口が閉まったけど………他の出入り口は何処って……何だあれは?」

部屋を見てると武昭がいる場所の反対の壁が開いて銀色のロボットが出て来たが、その両手には剣があった。

 

「何か、凄い嫌な予感がって!」

武昭がロボットを見てるとコッチを確認したロボットが剣で襲ってきたので慌てて避けた。

 

「チッ!事情は分かんないけど、襲ってくるなら容赦はしないぞ!!」

武昭は構えると、ロボットに向かっていった。

 

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