ISの世界に来た者。   作:北方守護

25 / 44
第23話 別れと………

白騎士・蒼龍事件が起きてから色々と変わり始めた………

 

まずは束がISを発表したが何故か女性だけしか搭乗出来ないとされていた。

 

それに関連して世界中でISが既存の兵器に取って代わる事になった。

 

更に男尊女卑から女尊男卑になりつつあった。

 

 

そして、ある夏の日……

道場に来ていた武昭は話があると柳韻に呼ばれて母屋の部屋にいた。

 

「要人保護プログラムで家族がバラバラになるんですか………」

 

「あぁ……武昭君には悪いんだが……」

 

「いえ、気にしないでください柳韻さん… 辛いのは分かりますから……」

 

「すまないね……私や葉月は良いんだが……箒が……」

 

「箒がどうしたんですか?」

 

「いや……プログラムの事を聞いてから部屋に閉じこもってしまったんだ……」

 

「そうなんですか………俺が話してみましょうか?

同い年の俺になら話せる事があるかもしれないですから……」

 

「そうだな……悪いが武昭君にお願いするよ……」

柳韻から許可を貰った武昭は箒の部屋に向かった。

 

 

箒の部屋に着いた武昭はドアをノックした。

 

〔誰だ?父さんか母さんか?〕

 

「いや、俺だよ武昭だ……」

 

〔武昭か……何故、ここに来たんだ?誰かに言われたのか?〕

 

「あぁ、柳韻さんに話を聞いてな……なぁ、何でこんな事をしてるか教えてくれないか?」

 

〔心配してくれるのは嬉しいが武昭でも話したくないんだ……〕

 

「そうか……けど、家族には話せなくても他人だからこそ話せる事もあると思うんだ……

だから、箒……俺にだけでも話してくれないか?………」

武昭が言うと暫し沈黙していたが少しずつ話し出した。

 

〔実は……一夏と別れる事になるのが嫌なんだ……〕

 

「そうだな……道場じゃ俺と一夏、箒は同い年でライバルみたいなものだったからな……」

 

〔それもあるが……その……私は一夏の事が……好き……なんだ……

武昭は扉越しからでも箒は顔を赤くしてるのが分かった。

 

「なるほど……好きになった一夏と離れる事が嫌になったから、こんな事をしたのか……

だったら、正直に自分の気持ちを伝えたらどうだ?」

 

〔うなっ!?そ、そんな事!出来る訳ないだろう!!〕

 

「じゃあ、このまま一夏と離れた方が良いって言うのか?」

 

〔ウッ……武昭の言う事も分かるが………どうしても告白する勇気が出せないんだ……〕

 

「箒……怖がるのは分かるよ……けどな、どんな事でも一歩踏み出さないと進む事が出来ないぞ……」

 

〔武昭……だが、そうするには、どうしたら良いんだ?………〕

箒の声には先程とは違って力が湧いているのが分かった。

 

「さっき柳韻さんからプログラムで、ここから引っ越す事を聞いたけど

まだ日にちはあるんだ……だから、これから一夏の家に行って告白するんだ」

 

〔だ、だが……都合よく、一夏がいるとは……それに2人きりになれるとは……〕

 

「それは、俺が何とかするよ、同じ道場に通う門下生だからな」

 

〔そ、そうか……すまないな武昭……〕

 

「気にするなよ、道場で箒と一夏を見てるとお似合いなんだから

手助けもしたくなるんだよ」

 

〔な!?何を言っているんだ!お前は!!〕

箒はドアを開けて部屋から出てきたが顔が真っ赤だった。

 

「おっ、どうやら元気が出たみたいだな」

 

「武昭が変な事を言うからだ!!」

 

「変な事じゃなくて正直な感想なんだけどな……

ほら、部屋から出たなら親に顔を見せて来いよ」

 

「あ、あぁ……武昭……ありがとうな………」

 

「顔見せを終わったら風呂に入って

その後に飯を食べて、それから一夏の所に行くぞ」

 

「そうだな……まずは今の私が出来る事をしなければな」

箒は部屋を出ると居間に向かった。

 




篠ノ之葉月 柳韻の妻で束と箒の母親

年齢は柳韻と同い年でスタイルは娘2人に劣らず良い。

これはオリジナルキャラです。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。