第1話 原作開始前 前編
とある白い空間に“カレ“は居た。
「えっと……ここは何処だ?」
その者は自分が何故、そこに居るのを思い出そうとしたが…………
「なんで、思い出せないんだ!?……それよりも俺は一体誰なんだ!?」
〔それは、お主が命を落としたからじゃ……………〕
「なっ!?一体誰だ!何処に居る。!!」
〔儂は、お主の傍におり、お主から離れた所におる〕
「はぁっ?何を意味がわからない事を言ってるんだ!
それよりも、俺が命を落としたって、どういう事だ!」
〔それは、言葉通りじゃ……お主は睡眠中に心臓停止が起こり、そのまま………〕
「そうか……まぁ、あのまま生きてても何もやりたい事も無かったし
仕事も只、たまたま入った会社での物だったからな……」
その者は自分の状況を確認すると地面と思われる場所に座ると声の主に問いかけた。
「それで、俺が行く世界はどんな世界なんだ?」
〔それは、インフィニット・ストラトスというパワードスーツが存在している作品で
お主の世界では、ライトノベルとして書かれていた物じゃ
知っておるじゃろ?〕
「悪いが、俺はそのインフィニット・ストラトスって作品を読んだ事が無いんだ」
〔ほう、そうじゃったのか。ではどんな物を読んでいたのじゃ?〕
「俺が読んでた本って言ったら………子供の頃からの流れで週刊誌系のマンガだったな」
〔ふむ………では、その中からお主に転生特典を授けるとしようかの〕
「はぁっ?転生特典って、俺がそこに行くのは決定なのか」
〔そうじゃ、儂は幾つかの世界を管理しておるが、今転生可能な世界がそこだけなのじゃ〕
「ふーん、そうなんだ……それで、その特典は一つだけなのか?」
〔いや、それはコレで決めるのじゃ〕
彼の目の前が光り輝き始め暫くすると光が集まり始めて一つのサイコロが合った。
〔それを振って出た目の数だけの特典を授けよう〕
「最高で6個って事か………じゃあ振りますかっ!」
彼がサイコロを高く投げ上げ少しすると下に落ちた……………が
〔な、なんじゃとっ!?〕
「あら?………えっと、この場合はどうなるんだ?」
落ちたサイコロは2つに割れて1・6の面が出た。
「このままで行くと7個の特典が貰えるって事になるみたいだけど………」
〔まぁ、出たからには仕方ないじゃろう、それでどんな特典が欲しいんじゃ〕
「そうだなぁ〜急にそんな事を言われても……じゃあその世界がどんな世界か教えてくれないか?
それが一つ目って事で」
〔まぁ、その程度ならば特典を使わなくても平気じゃ〕
その者はその存在から詳しい話を聞いていた。