ある存在から詳しい話を聞いた人物は何となく理解していた。
「ふーん、インフィニット・ストラトス通称ISが開発されてから
世の中が女尊男卑の世界になってるのか」
〔まぁ、それは、お主が転生する事でどうなるかはわからぬがな〕
「そっか、俺は本来ならその世界に居ない存在だからな……」
〔それで、お主はどんな特典を望むのじゃ?〕
「そうだなぁ〜まずは、それなりに賢い頭と動ける運動能力を備えた肉体だな」
〔ふむ、今世紀初の天才だとか、敵う者が居ない程と呼ばれる位で無くても良いのか?〕
「あぁ、知識や運動能力って奴は俺が努力してつければ良いんだからな」
〔ほう、そうなのか (儂も長い間生きてきて何人かの者を転生させてきたが
この様な事を言った者は久し振りじゃのう………)〕
存在はそれを聞いて感心していた。
〔それで、残りはどうするのじゃ?〕
「残りは5個だな………じゃあ、それなりの運の良さと毎月普通の生活が出来る程のお金を貰いたい」
〔ふむ、それで後はどうするのじゃ? 様々な超能力や戦闘技術はどうじゃ?〕
「いや、俺はそんな力を貰うつもりは無い」
〔それは何故じゃ? お主が行く世界は一歩違えば命の危険があるんじゃぞ?〕
「それなら、俺の運命はそこまでだったって事だ」
〔ほう………それなら“コレ”を使おうかの〕
存在は一つの箱を彼の前に出した。
〔それには、あらゆるマンガやゲーム等で使われてる能力やオリジナルな技術が書かれた紙が入っている〕
「なるほど、それを引いて決めるって事か……じゃあ引くか」
彼が紙を引くと同時に光の結晶になり彼の体内に取り込まれた。
〔その紙の内容はお主が転生させてからではないと教える事が出来ぬのじゃ〕
「そうなのか。じゃあ早く転生させてくれないか?」
〔ふむ、心得た……………〕
存在が聞いた事が無い言葉を唱えると彼が光り輝いた。
〔そのまま待っているとお主は新たな世界に転生するのじゃ〕
「そうか、まぁなんか迷惑を掛けて済まなかったな」
〔いや、迷惑を掛けたのは儂の方じゃよ………
新たな世界において、お主に神の加護があらん事を………〕
存在が神の祝福を唱え終わると同時に彼は、その場から消えた。
〔ふう………これで彼の転生は終わったから次は転生特典じゃな……〕
存在が紙を確認しようと手に出した時に
〔なっ!?何故、連続して起こるのが珍しい事が何度も………
まぁ、まずは中身の確認じゃな……
ほう……ある意味、あの者に合ってる特典じゃのう〕
中身を確認した存在は何処となく納得していた。