第1話 IS学園
4月……
日本にあるIS学園で入学式が終わった後、生徒達はそれぞれの教室に来ていた。
その中の1年1組で、ある1人の生徒に教室内の視線が集まっていた……
(くっ…。なんで、俺はこんな所に居るんだ!?)
その生徒は机に突っ伏していた。
その生徒の名前は織斑一夏と言い、この女子しかいないIS学園で
(まぁ……
一夏が何かを考えているとチャイムが鳴って緑色の髪の女性が入ってきて教壇に立った。
「はい!私はこの1年1組の副担任の
麻耶の指示を聞いた生徒たちは言われた通りに自己紹介をしていき一夏の番になった。
「はい、織斑一夏です。えっと……何故か男性でISを動かせたのでここに来る事になりました。どうか宜しくお願いします(ん?あれって……箒か……久し振りだな)パァン!痛っ!?誰って……」
「全く……自己紹介を終えたなら着席するんだ」
一夏が自己紹介を終えてクラスを見回すと箒の姿が合ったので軽く見てると誰かに頭を叩かれたので確認すると見覚えがある人物だった。
「あぁ、ごめん千冬姉……パァン!何するんだよ!?」
「ここでは織斑先生だ、悪いな山田くんにクラスへの挨拶を押し付けてしまって」
「いえ、これくらいは問題ありません」
「諸君、私が織斑千冬だ。君達新人を1年で使える様にするのが仕事だ。私の言う事はよく聞き理解しろ。出来ない者には出来るまで指導をしてやる」
千冬が教壇に立って話し出すとクラスの生徒達が大声を出して色めき立っていたが千冬に「貴様ら黙らないとどうなるか分かってるのか?」そう言われて黙った。
「ふぅ、まぁ良い、これでSHRはこれで終わりだ。これから半月はISの基礎知識、それから半月は実習で基本操作を体に染み込ませてもらう」
そう言うと千冬と麻耶が教室から出て行った。
その後の休憩時間に一夏は箒の所に向かった。
「よっ久し振りだな箒」
「あ、あぁ久し振りだな一夏……それで、話したい事があるから……放課後に屋上に来てくれないか?」
「あぁ、良いぜ。それよりも
「うむ、私は入学するときに
箒の言葉を聞いた一夏はどこか納得した表情になった。
「そうか……まぁ、
箒と一夏の中には心当たりのある人物の顔が浮かんでいた。
そう2人が話してるとチャイムが鳴ったので2人は教室に戻ると自分の席に座った。
1組で生徒達が自己紹介をしていた頃、1年4組でも自己紹介が行われていた。
「それじゃあ次の人お願いします」
「はい……
「はいはい皆静かにしてちょうだい」
顔の所々に傷跡がある武昭が自己紹介をすると他の生徒達が騒ぎ出したが担任に注意されて静かになった。
その後、休憩時間になって武昭は隣の女生徒に声をかけた。
「ごめんね、俺のせいでうるさくなって、更識さん」
「ううん……皆が興味あるのは……当然だから……それと……私の事は簪って……名前で呼んでほしい……」
「分かったよ簪さん、じゃあ俺の事も武昭で良いから」
「うん……よろしく……武昭……」
簪は頬を染めながら名前を呼んだ。
その日の昼休みの食堂で……
「さ色々とあるんだなぁ……何に……「おい!久し振りだな!」ん?あぁ久し振りだな……
武昭がメニューを選んでいると背後から声をかけられたので見ると一夏と箒が立っていた。
「まぁ、話したい事は色々あるだろうけど、まずは飯を食べさせてくれ」
武昭に言われて一夏と箒も言う通りにした。
3人はそれぞれのメニューを注文をすると空いている席に座った。
「さてと、一夏とはドイツ、箒とは小学校以来だな」
「あぁ、そうだな……それよりも、武昭……お前
一夏が武昭に事情を聞こうとしたが手で制された。
「一夏、悪いが俺の事を話すのはちょっと無理な所があってな……まぁ一つだけ話せる事は
「あぁ……そう言う事なら話す事は無理か……」
武昭の話の中にあったある単語に気付いた箒はどこか納得していた。
「それよりも……俺はお前達の方が気になるんだけど?」
「ん?お前達って……俺と箒の事か?」
「あぁ……
武昭がいたずらっ子の様に笑うと2人は顔を赤くして俯いていた。
その頃……
「それでは君には来週から日本のIS学園に向かってもらう。すまないなコチラの事情で編入が遅れてしまって」
「いえ、私の急な頼み事を受け入れてくれて感謝しています」
中国にある軍の施設内の一室で1人の少女が上官に頭を下げていた。
「いや、それを受け入れたのは君が
「はい!それでは失礼します」
上官に頭を下げた鈴音はそのまま部屋を出て行った。
(武昭……また会えるんだ……)
鈴音は廊下を歩きながら武昭の事を思い出していた。
この小説では登場人物の性格が少し軟化しています。