武昭が学園に来て次の日の朝、彼はジャージに着替えて校舎の外周部にいた。
「やっぱり、この時間は誰もいないか「おや?誰かと思えば宮本だったか」織斑先生」
武昭がストレッチをしてると声がしたので見るとジャージを着た千冬がいた。
「先生はどうしてって……もしかして早朝トレーニングですか?」
「あぁ、と言う事はお前も同じみたいだな」
千冬は武昭の横でストレッチを開始した。
「えぇ、どうしても昔からの習慣みたいな物なんで、
「そうか……では一緒に並走でもするか」
「構いませんよ、ちなみにここって一周は何キロあるんですか?」
「一周は約5キロといった所だな、ではストレッチも終わったみたいだから走り出すか」
千冬がそう言って走り出すと武昭も横について走り出した。
2人は走りながら色々と話していた。
「なるほど、あの時に一夏はドイツ軍の訓練に参加したんですか」
「そうだ、お前が
「あぁ……それはすいませんでした、けど「分かっている、だがお前が傷付けば悲しむ者がいる事を忘れるな」はい、わかりました」
「そうだ、あの時にドイツから消えたのは
「えぇ、あの人の所で治療をしてました」
武昭は千冬から言われた誰かの事に心当たりがあったので名前をバラさないようにしていた。
「それでお前の体は大丈夫なのか?」
「はい、今はこうやって動けてますから……けど、ちょっと体が鈍ってるかもしれませんね」
「ほう……なら……
「えぇ……俺も構いませんよ?」
2人は約束をすると獰猛な笑顔を浮かべていた。
その後、食堂の開く時間になったので2人はジョギングをやめて一旦、それぞれの部屋に戻った。
武昭が部屋に戻ると本音がまだ寝ていたのでシャワーを浴びる事にした。
「ふぅ、布仏さんが起きる前に汗を流すか」
武昭がシャワーを浴びる為に浴室に入って汗を流して出ると本音が目を覚ましていた。
「ん〜 あれ〜?あきっちは〜?なんだ〜シャワーを浴びてたんだぁ〜」
「ふぅ、ん?おはよう布仏さん、そろそろ起きて着替えて朝ご飯を食べないと遅刻するよ?」
「そうだねぇ〜 じゃあ、そうするねぇ〜」
「なら、俺は浴室にいるから終わったら声をかけてよ」
武昭は本音が着替え始める前に断りを入れると浴室に移動した。
武昭は目を覚ました本音を連れて食堂に向かった。
「さてと、今日は何にするかなぁ……「おっ、武昭もいたのか!」おぉ誰かと思えば一夏だったか」
「まさか武昭もこの時間にいたとはな」
「箒も一緒だったのか、まずは先に朝食を選んでから席をみつけないか?」
武昭に促された2人はそれを了承した。
皆は、それぞれ朝食のメニューを選ぶと空いていた席に座った。
「そういえば、武昭の隣にいる人って……」
「あぁ、彼女は俺のルームメイトの布仏本音さんだ」
「そうなのか、武昭は俺と同じで女の子が同室なんだな」
「ん?一夏、お前も女子と同室って……あぁ箒とか」
武昭は一夏の言葉に心当たりがあったがすぐに理解した。
「そうだ、誰か知らない人かと思ったけど箒で良かったよ、俺は」
「そ、そうか、私で良かったのだな」
箒は一夏の言葉を聞いて頬を染めて微笑んだ。
4人が朝食を食べてると長い金髪にロールがかかった女生徒が声をかけてきた。
「あら、織斑さん達も食事をしていたのですね」
「あぁ、オルコットさんか、席を探してるならここ空いてるぞ?」
「それではお言葉に甘えさせてもらいますわ、あら?そちらのお方、もう1人の男性操縦者ですか?」
席に座ったオルコットは一夏の向かいにいた武昭に気づいたが武昭は何かを思い出していた。
「オルコットさんって言ったけど……もしかして、セシリア・オルコットって名前かな?」
「はい、そうですが……あら?あなたもしかして昔に私を助けてくれた方ですか?」
「やっぱり、そうだったか。あぁ、久し振りだな」
「えぇ、お久し振りですわ、こちらに座らせてもらいます」
セシリアは武昭の隣に座った。(下図の通りです)
一夏 箒
[テーブル]
本音 武昭 セシリア
セシリアは座ると気になっていた事を尋ねた。
「所で武昭さんは織斑さん達とはどんな関係なんですか?」
「まぁ分かりやすく言えば幼馴染……になるのか?」
「それで間違いは無いな」
「正確には私の家が剣術道場をしていて、そこに武昭が来ていたのだ」
「なるほど、そうだったのですか」
皆が話してると千冬が来た。
「皆、朝食を取るのは構わないが授業には遅れないように」
「おっと、こんな時間だったのか、じゃあ俺だけはクラスが違うみたいだから先に行かせてもらうよ」
「あぁ、じゃあな武昭」
武昭は食事を終えたトレイを片付けると自分の教室に向かい一夏達も食事を終えてクラスに向かった。