ISの世界に来た者。   作:北方守護

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第6話 ○○使いとして(後編)

武昭達が男達を見据えると足元の水が再び動き出した。

 

「さぁ、ここからは俺のターンだ! 巻・水雨(かん・すいう)!」

 

「ちっ!水の球が散弾銃みたく飛んで来やがる!」

 

「へっ、さっき迄の威勢はどうしたんだよ!」

 

「くそっ!なめんじゃねぇ!!」

 

「武昭さん!危ない!!」

男達の一人が武昭に近付いて来たのを見たセシリアは大声を上げたが

武昭は平然としていた。

 

「仲々やるじゃないすか、けど近付いても無駄だ! 弾・双掌砲!!」

 

「ガハッ!」

武昭に近付いた男は工場の壁まで吹き飛ばされて気絶した。

 

「ふぅ、このまま諦めるならこれ以上は手出しはしませんけど?」

 

「ふざけるな!大金が手に入れられるのを簡単に諦められるかよっ!!」

 

「そうですか……だったら俺も容赦はしません……」

武昭は水槽から出ると男達の前に立ったが、その雰囲気が変わっていた。

 

「ほう、どう容赦しないのか教えてもらおうかぁ!!」

水槽から出た武昭は男達の前に立ったが、先ほどとは雰囲気が変わっている事に気付かない

男達はそれをチャンスと思い囲むと飛びかかって来た。

 

「今の、あんたらは凄い濡れてますよね? 俺の水をかぶって」

 

「それが、どうしたって言うんだぁ!?」

 

「濡れてるって事は………“電気”を通しやすいって事ですね?」

 

「なっ?!そいつはまさか!?」

男達の一人が武昭の両手に電気が起きてる事に気付いた。

 

「まぁ、死ぬ事は無いですけど暫く眠っててもらいますよ!

砕・雷網(さい・いかづちあみ)!!」

武昭が両手を上に上げると多量の電気が発生し男達を感電させ

それを見てたセシリアが近付いて来た。

 

「この方達は、どうなったんですの?」

 

「いや、そこまでの電圧は出してないよ。

こんな奴らのせいで犯罪者になるつもりはないからね。

そうだ、俺が使った仙術の事は他の人には秘密にしててくれないかな?」

 

「どうしてですの?」

 

「こんな変わった力を持ってる事が知られると変な考えの奴が

寄って来たり、俺を変な目で見たりするから……」

 

「武昭さん………分かりましたわ、このセシリア・オルコット

わたくし自身の心に誓わせてもらいます。

それが、助けてくれた方への礼儀です」

 

「ありがとう、セシリア……ん?弾からか、はい」

 

[おっ、武昭か、今お前は何処に居るんだ?]

武昭の携帯が鳴ったので出ると弾からで居場所を聞いた。

 

「俺は今、町外れの廃工場に居るぞ」

 

[何で、そこに居るのかは聞かないからな………

あぁ、そうだ店に戻って母さんに聞いたら

金髪の外人夫婦が慌てて警察に駆け込んだのを見たって言ってたんだよ」

 

「そうだったんだ、じゃあ俺が直接セシリアを連れて警察に行くよ」

弾にそう言った武昭は携帯を切ると聞いた事をセシリアに教えて警察に行った。

 

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