守護者のいる暗殺教室   作:美宇宙

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今回地の分の最後に「。」を付けました
読みやすくなったか皆様の意見が聞きたいです


勉強の時間

「えーと、じゃあここがドなの?」

 

「違うわ、ここはレ。音符ぐらい読めないと危ないよ? 椚ヶ丘って物凄い頭いいんでしょ? テスト問題も絶対難しいものがくるわ」

 

「いやそんなこと言われても」

 

「なんで英語と音楽だけ出来なのかしら……」

 

「俺が知りたいです」

 

あれやこれやあり、俺たちの学校、椚ヶ丘中学校は一学期最後の期末テストを開始しようとしていた。

前回の中間テストは50位以内に全員が入るという超難問な要求を押し付けられ、結局達成できずに終わったらしい。

だが今回は5教科で学年一位をとった人に触手一本破壊権利を与えるとあのタコが言い出し、それと合わせてA組との対決に皆んなやる気満々になったのだ。

 

だからそれの支えになるべく俺も勉強をしようと思い、苦手科目である英語が得意な彼女に教えてもらおうと思ったんだが、来た瞬間「英語以外もちゃんとやらないと」と全教科のテキストを出しながら言い始め、こうして関係のない音楽をさせられているわけである。

 

「これ以外は出来るのにね」

 

そう言われても無理なものは無理なのである。

音楽は聞くだけで心癒される分、それ以上知ろうとは思いもしなかったし、英語は毎回言っている通りである。

そもそも俺たち学校なんて全く行かないしね? おかしいのは彼女だから、うん。

 

「うーん、これだと音楽20点は免れないわ。もっと酷くなるかも」

 

「うぐ」

 

本当にこの2つは苦手でならない。

他2つは別に悪いというわけでも無かったんだけどなあ、普通に平均以上は取れてるし。

でもこの2つだけ酷くって、なんかもう泣きそう。

 

「ほら、次」

 

「へーい」

 

彼女自作のプリントを前に置いてシャーペンに手をかけようとした時、俺の家のチャイムが鳴った。

あれ、この家に用事? なんかあったかな。

 

「ちょっと行ってもらってもいい?」

 

「分かったわ」

 

よし、これで集中できる。

えーと、うわ、最初から楽譜の解読だ、最初は……

 

「あら、かー君のお友達?」

 

「ぶふっ!?」

 

え、今なんて言ったよ、俺の友達?

それってクラスメートの事ですか? 待て待て待て、じゃあまさか。

嫌な予感しかしない中俺は急いで玄関急いだ。

そこには、いつものメンバーがいるわけで。

 

「お、おはよう?」

 

 

やだ気まずいよう。

取り敢えず皆んなにお茶出したけど、すごい気まずいよ。

そりゃそうだよね、知り合いの家に行ったら、知り合いじゃない女の子出ちゃったんだもんね、俺だってそうなる。

因みにメンバーは渚、杉野、神崎さんに茅野さんだ。

 

「どうしたの? 元気ないけど」

 

「原因作った本人が何を言ってるんだ」

 

「私が悪いの?」

 

「いやまあ俺も悪いけども」

 

彼女を行かせなかったら多少はどうにかなってたんだろうけども、見事失敗した。

というかこの状況を誰か打破してくれ、俺もう心折れそう。

 

「ねえ織村君」

 

何故だろう、嫌な予感しかしない。

 

「……何?」

 

「もしかして彼女さん?」

 

「ぶふっ!?」

 

本日二回目、思いっきり吹いた。

ちょっと神崎さん、手で口を覆わない、顔赤くしない。

他皆んなも変な反応取らないで、頼むから。

 

「……そろそろ自己紹介して、陽」

 

「それもそうね」

 

今思えば自己紹介しとけばよかったのか、気づくの遅。

それはともかく彼女の自己紹介をしようと思う。

 

「初めまして。かー君と同じく守護者をやらせてもらってる織村陽よ、宜しくね」

 

織村陽、それが彼女の名前であり、俺同様に守護者、つまり同胞である。

少し薄めの茶色で長い髪を青いリボンで縛っていて、スタイル的にはこの年だと相当すごいと思う、矢田にも負けてない、どこがとは言わないけど。

ちょっと茅野さん、そこ見ない。

 

「今回はとても重要なテストって聞いてね、かー君英語と音楽苦手だがら教えてあげようと思って」

 

「だからって着いたって連絡もなしに来るのはおかしい」

 

昨日の晩に連絡して、来たのが今日の朝である。

何事もなく起床し、ある程度やる事はやったのでいざ勉強!って時に無連絡で彼女が来たのである。

しかも泊まる気満々、お泊まりセットなんて持って来る始末。

 

「皆んなも聞きたい事があったら言ってね、頑張って教えるから」

 

手を合わせて笑顔で皆んなと接している陽は少し楽しそうである。

まあ彼女の頭なら教える事なんて造作もないんだけど。

 

「なあ織村、あの人本当に頭いいのか?」

 

「いいも何も、IQ200」

 

「200!?」

 

そう、何を隠そう、彼女はずば抜けて頭がいい。

何をやらせても大抵の事はすぐに出来るし、時々どこぞの超エリート大学の教授に問題作成を依頼されていたりと、とにかく凄いのだ。

多分この学校のテストでさえ難なく100点をとってしまうだろう、恐ろしきかな我が同胞。

 

「陽さんや、俺は一体どうすればいいのでしょうか?」

 

「かー君はそのまま、音楽のプリントしてて」

 

「いやいやいや、出来るのなら英語辺りを……」

 

「ダメです。今回のテストで音楽50点取らなかったら帰ってきた時ご飯ご馳走してあげないからね」

 

「……はい」

 

 

「じゃあここはどうするの?」

 

「ここはね、こうやって……」

 

「ああ、そっか」

 

俺の家はいつの間にか学校の教室みたいになっていた。

ずば抜けて頭がいい陽は、皆んなが難関だと思う問題もすぐに頭の中で解き、それを分かりやすく説明していっている。

 

「ここはソ、か」

 

そんな中小学生が習うような事をしている俺はどうにかしているのだろうか。

いやいやいや、これだって重要な事だって陽は言っていた、つまりこれをマスターしてしまえば点だってグッと上がるはずで。

 

「織村君、大丈夫?」

 

「心配してくれてありがとう、全然大丈夫じゃない」

 

神崎さんが心配してくれているものの、どうにも落ち着かない。

ちょっと神崎さん、距離が近いですよ、ゼロに近いですよ

触れるからもう少し離れて欲しいんだけど、主に俺の精神が危険になりかねないです、集中できないです。

杉野、勉強に集中して、明日にはテストですよテスト。

 

「あらあら」

 

こんな状況で何言ってんの陽。

助けるべき場面だよね? そうだよね?

 

「神崎さん、だったかしら。後でメアド教えてもらってもいい?」

 

「う、うん」

 

「色々教えてあげるわ」

 

何を教える気でしょうね彼女。

勉強なら今ここで教えてあげてくださいよ、なんでメールで教えようとしてるのですか。

 

「というかかー君、40点しか取れてないよ、楽譜も1/4位しかあってないわ」

 

「40点も取れれば上出来なんじゃ……」

 

「ダメです、もう少し頑張って」

 

「はい……」

 

ダメだ、もう他の教科に移りたい。

 

 

「もうこんな時間」

 

あれから頑張ったという事もあり、頭が一つ良くなったところで外は既に茜色。

確か彼女らが来たのがお昼頃だったはずだから結構時間がたっている、皆んなといると時間が嘘みたいに速く感じるな。

まあこの後も俺は陽とワンツーマンの勉強だけどね!

 

「もう帰らないと」

 

皆んなが帰る準備をし始める中、俺は教材を閉じる。

とうとう明日が、俺たちの決戦だ。

確か一本でざっと20%ほど殺せんせーの能力を低下できるらしい、仮に成功すればそれは大いなる第一歩だ。

 

「それじゃあね」

 

「明日頑張って、応援してるわ。後有希ちゃんはこれからも宜しくね」

 

「うん、宜しくね」

 

「いつの間に名前で呼び合う仲になったの」

 

以外とフレンドリーな陽さん、彼女に一体何について宜しくと言ったのかも俺知りたいな。

さて、皆んなも帰ったし俺も頑張りますか。

 

「そういえばかー君」

 

「何?」

 

「いっ君が仕事受けたわ。少し怪し目の」

 

「怪し目?」

 

「そう、情報厳守されてる依頼でね、差出人もいっ君と先生しか知らないの」

 

確かに怪しげだ。

俺たちの仕事は確かに機密事項とかはあるものの、守護者同士の間にそれはないと言っていい、差出人やどこに行くか、期限など基本身内にも教える権利はある。

けれど今回のはそれの制限がある、彼方からの指定で身内にも喋れないような依頼、一体どんな依頼なんだ?

 

「まあ依頼が終ればちゃんと説明ぐらいしてくれると思うし、ご飯にしましょう」

 

 

そして当日、俺たちは本校舎の一室に集められた。

一名を除き集中力と緊張感全開のクラスメート達に包まれ、俺はシャーペンを握った。

 

さあ、戦争(テスト)の始まりだ。




あ、私テストのあの謎の戦闘シーン書きませんからね
あそこはこの漫画の中でも少し書きづらいと言いますかなんと言いますか、まあ書かないです
なので次はもうテスト発表です
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