守護者のいる暗殺教室   作:美宇宙

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こんにちは
今回暗殺教室は二次創作をかかせていただきました
時間軸的には修学旅行少し前です
では、どうぞ!


本編
転校の時間


ひらり、少年は書類をめくる

人物の顔写真、内容、様々な情報が書かれた紙の束は、どれも大して変わらない内容だ

中には国のトップ、犯罪者の名前も多々ある

 

全くつまらない

 

この仕事自体は誇りに思う

誰かを守るという事はとてもいいと思うし、頼られている事はとても嬉しい事だ

だが、結局は人間の本能、生きたいという気持ちからくるものばかりだ。それが悪とは言わない、それが当たり前だから

 

けれど、こんな仕事は決して喜ばれない

何故なら、守られる事を当たり前と思っているからだ

守られて当たり前、彼らが強者であるがゆえに、何もかもを持っていると錯覚してしまっているからこその思い込み

 

そんな人たちを護ろうなんて、俺は到底思えない

 

「はあ」

 

ペラペラとめくるページはなくなり、残り一枚

今回も何もなしか、適当に先生に選んでもらう事になりそうだ

最後の一枚も、なんて期待も込めずめくり、内容に目を通す

 

依頼者 不明

守護対象 椚ヶ丘中学校3ーE生徒

期間 卒業まで

内容 生徒の守護

このクラスは特殊ゆえ、危険を伴う可能性あり

 

たったそれだけが書かれた一枚の紙

 

迷いはなかった

紙を抜き取り廊下を歩き、ノックもせずにある部屋に入る

その部屋の中心のちゃぶ台にお茶を置いてのんびりしている男が俺を見て不思議そうに片手に持つ紙をみる

 

「先生」

 

「なに?」

 

「この仕事に行ってみたい」

 

ちゃぶ台とお茶が宙を舞う

 

「か、快が、自分で仕事を決めたあああああ!!!」

 

屋敷一帯にその声が響いたそうだ

 

 

「という事でこのクラスに新しい仲間が加わります」

 

教卓の前に立つ大ダコの形をした何かが生徒たちに告げる

先日からある事情で教官となった人物からメールで伝えられていたので驚きはしない

けれどざわざわするのは止められはしなかった

なんせ()()クラスにくる転校生だ

確実に普通じゃない、一体どんな暗殺者(アサシン)が来るのだろうか、それが気掛かりではあるが、結局は新たな仲間だから、どんな人物かを早く知りたい、ただそれだけだった

 

「それでは紹介しましょう、どうぞ入ってきてください」

 

言葉に続き入ってきた人物はなにも変わらない普通の少年だった

自分たちと同じ制服に身を包み、綺麗な黒い髪と黄金の瞳で此方を見る少年は先生の横で自分達に頭を下げた

 

「初めまして、今日から貴方達の仲間になる守護者(ガーディアン)、織村快です。どうぞよろしくお願いします」

 

そう微笑む少年は、何処か遠く感じた

 

 

「えーっと、織村君でいいのかな?どうしてこのクラスに入ってきたの?」

 

そう俺に訪ねてきたのは横の席に居座る少年、潮田渚だ

なんというか、本当に女子っぽいな、周りからは常に女扱いされているそうだ

何故知っているかというとこのクラスの生徒の簡単な情報はあらかた目を通したからである

このクラスはその性質上それなりに特殊な生徒が多い

よくもまあこんなにも集まったものだ、と思う

 

「依頼が来たんだ。君達を守れって」

 

「守れ? 何から?」

 

「さあ? そこまでは書かれてなかった。けれどこのクラスは特殊だから、きっといつか、ね」

 

そう、このクラスにはもっと特殊なところがある

 

それは

 

「織村君に渚君! 授業中にお喋りは禁止です!」

 

あの巨大ダコ、通称殺せんせー

月の7割を爆発させ常に三日月しか見えなくした張本人にして、このクラスを暗殺教室にした張本人である

マッハ20での移動に、万能な触手を持つ彼は1年後に地球を爆破すると言い出し、その1年間この3ーEの先生をやると言い出したのだ

 

結果、賞金100億円でこのクラスは見事暗殺教室として成立し、日々暗殺に励んでいるのだ

 

今もほら、金髪の少女がBB銃で先生を撃った

まあ見事回避されて、注意された後再び授業を受けているのだが

 

「さて、もう少し進みたいところなのですが、残念ながら授業は終了です。次の授業で会いましょう。先生ちょっと出かけてきますので」

 

え、なに? あの先生はお昼休みにどこに行ったの?

まさか外国とかじゃないよね? いくら早いからって流石にそれはないよね? ね?

 

「なんというか、凄いところだな」

 

好奇心できたものの、予想以上に驚く事が多い

体育は常に彼を倒すための特訓なんだとか、最初はそうでもなかったらしいが、人間にできる事ではなかったらしく、烏間先生というこのクラスの副担任兼教官が指導しているんだそうだ

 

「織村君は暗殺の事、どう思う?」

 

「どう思うもなにも、俺はあれを倒そうとは思ってないよ?」

 

「え?」

 

「俺はあくまで君達の守護者(ガーディアン)、仮に君達が危険に晒されたのならば対象を殺す事も躊躇いはしないけど、害を出さないのならば俺はなにもしない」

 

「気になってたんだけど、その守護者(ガーディアン)ってなに?」

 

そう質問してきたのは赤い髪が特徴の赤羽業だったか

なにやら面白そうに聞いてきたが、俺は普通に、包み隠さず回答する

 

「俺の職業、それが守護者。守れと言われれば例え悪人だろうと守る、期間限定だけど」

 

まあ要するに用心棒的な何かだ

全く、この時代にまでこんな仕事が必要なんて、世の中はまだ物騒である

けれどこれのおかげで生計が保ててるわけなのだが

全く、困ったものだ

 

「期間?」

 

「卒業まで」

 

「「それ全部じゃん!」」

 

クラスほとんどのツッコミを貰いましたありがとうございます

 

「任せなよ、例え先生が相手だろうと俺は守りきる」

 

それが誰かからの依頼なのだから

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