うざったるい程の日差しを受けながら、両手を前に構える。
ゆっくりと息を吸いながら、グローブを身に付けた左手と、ボールを持った右手を、頭の後ろまでもって行き、左脚を一歩下げ、重心を後ろにもって行く。
そして、息を吐きながら、体を三塁方向に向け、左足を軽く上げ体を落とし、右腕を大きく振りかぶり、右足で地を蹴った。
カコーン!、と心地よい音を出しコンクリートに当たり跳ね返ってきた、ボールを見る。
「おっそ!!」
それは、自嘲なのか、呆れなのか、分からないが兎に角、自分を卑下していることは確かだった。
ただ、それを見ていた、二十台ぐらいの、教師は
「速いじゃない!!凄いわよ!!本当に!!」と、ほめておりどういう状況かは、見て取れない。
ただ、確かに彼の投げたボールは遅い、高校生と比べれば、という話だが。
でも逆に、小学一年生という見方をすれば逆に速すぎる、それもそうだ小学一年生が70キロ近い速球を投げているのだ。
驚かないほうがおかしい。
ただ、彼からすれば納得いかないらしく、まだ首をひねっている。
彼は日本というものさしで測ると、兵庫県に住んでいる、ただの一般人。
国々というものさしで測ると、ちょっと東のほうに住んでいる、日本人。
ただ、世界というものさしで測ると、未来というところからきた、転生者なのだ。
「んんんぅぅ~~もう、ちょっといけると思うんだがな~」
俺の名前は、
なに、言ってるかわからねぇと、思うが俺も分かっちゃいない。
まぁ、それは良しとして、なぜここにいるか振り返ってみた。
甲子園決勝、向こうは強豪、こっちは弱小。
なんかイナ○○イレ○○を思い出すんだが、そうあの時敵の4番の打球がピッチャーやってた俺の方に…って
「あぁっ!!試合、試合はどうなったんだ!?」
「負けじゃよ」突然後ろから声が聞こえたので
「誰だお前は!?」と、聞くと
「スパイダーマッ!!!」と答えてきた、だから俺はこいつッ出来るぞッ!!と思いながら
「スパイダーマンなら仕方ないな」と…ぼけた。
だが、ひとつ衝撃的なことがあったので聞こえない振りをしたんだが、
「負けじゃよ」ともう一回いわれた。
「なんでや、なんでまけちっまったんや!」と悲しみにくれていると
「そりゃピッチャーのおぬし含めて9人しかいなかったじゃろ8人でどう戦えと」
「がんばりゃいけんだろ、あいつらなら」
「ルール上、失格になるじゃろが」
「ノォォォォォォ!!」
「うるさい奴じゃのう、まぁ、本来あそこは空振りで三振を取って、そのままノーノー達成できるはずじゃったんじゃが、おぬしの運命がぶれてのう、まぁそのせいで、おぬしに転生権を与えにゃならん、喜んで受け取れ」
「そういわれると、喜べない事実」
「まぁいい、さっさといけっ!!」
「まてやこらーーー!!!」
次回へ続くかも?
小1で70キロ(自分で書いておきながら)はっやっ!?