僕と幼馴染と友情物語(過去編・番外編) 作:sata-165
この話は明久達が2年生で、本編より時間が進んでます。
★ハロウィン
「ん? 何だろうこのカードは……」
いつも通りに郵便受けの中を取りだしたら、間に挟まっていたのかひらひらと一枚のカードが落ちた。手紙か広告かなと思って拾ってみると、いかにも呪われそうな字体で
『吉井明久殿
来る拾月参拾壱日 午後伍時
下記の場所に仮装のうえ来館されたし』
と書かれていた。その下には集合場所として近くにある洋館の住所が書いてあった。確かあの場所は家主がいなくなって賃貸のような状態になっているって聞いたけど……。それにしてもこの書き方って……
「父さんたちだよなぁ。」
特に名前やそれを暗示するような部分は無いが、こんな悪戯をするのは父さんたちぐらいしかいないだろう。
「でも、久しぶりだよな。てっきり小学校で終わりかと思ったよ。」
中学に上がってからは父さんたち主体では、こういう催し事をしてなかったからな。
「う~ん、久しぶりだし、時間もあるから仮装は頑張ってみようかな。」
ハロウィンまでは2週間近くあるしどうしよう、ドラキュラやゾンビだと一般的で何か面白みがないしなぁ……
◇
「明久、うちの郵便受けにこんなのが入っていたんだが」
翌日、登校してきたら雄二が僕の席までやってきて、昨日見たのと同じような雄二宛のカードを見せてきた。雄二の所にも招待状が届いたのか。
「あ~、それは特に問題は無いよ。普通にハロウィンパーティーの招待状みたいなもんだよ。」
「やっぱ明久の知り合いだったか。しかし、こういうのは差出人の名を書くもんじゃないか?」
「その辺はサプライズか何かだと受け取ってもらいたい感じだね。」
特に意味は無いんだろうけど、雰囲気を出したいのか書かないんだよね。
「要は書いてある場所に時間通りに行けばいいのか?」
「うん。あ、ちゃんと仮装を忘れないでね。」
「わかってる。当日は驚かせてやるぞ。」
「こっちこそ驚かせてあげるよ。それじゃ、楽しみにしてるよ。」
「あぁ、それまではお互い勘ぐるのは無しだな。」
HR前の余鈴が鳴ったので雄二は自分の席へと戻って行った。
昼休みにみんなに聞いたところ、一輝、康太、秀吉、明梨、日向、優子さん、霧島さん、工藤さん、神谷さん、といつものメンバーには招待状が届いていたようだ。
たぶんだけど、龍兄と瑠璃姉の所にも行っているだろうし、なんか小学生のころに戻ったみたいだな。……あの頃はあまり気にしていなかったけど、明梨と日向の仮装が楽しみだな。二人とも何を着ても似合うもんな。
こんな感じで書いてみます。
当日の話は何とか今日中に書いて0時には投稿したいと思っております。