艦娘、PMCと共に水平線にて戦えり   作:休日ぐーたら暇人

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今回は苺乙女先生のキャラ達が登場です。
この作品に合うように設定しましたが…どうでしょうか?


26 真のエース達

沖縄 那覇基地

 

 

 

「どうも、TJSの防空部隊司令、日高中佐です」

 

 

「陸自高射特科隊指揮官、左文字一尉です。日本人が同じく防空部隊の指揮官とあれば、随分とやりやすい」

 

 

「いやいや、実は私も元は陸自の高射特科隊出身です。まあ、陸自だけでは満足出来なくて、好き勝手出来る此方に移った『変わり者』ですよ…まあ、他にもありますが」

 

 

「ほう、他にも?」

 

「いや、ちょっと上司に『自衛隊も弾道弾持ったらどうかな?』と言って…喧嘩した」

 

 

「……それは…なんとも…」

 

 

「まあ、それで辞めましたが…それで、我々の部隊は何処に?」

 

 

「あぁ、そうだった、その話をしに来たのだったな。では、部隊配置に付いてだが……」

 

 

 

その頃 嘉手納基地 ハンガー前

 

 

元在日米軍基地の嘉手納に航空自衛隊のF3、F15などの戦闘機に加え、TJS社のF35・Su35隊が進出していた。

そして、とあるSu35一個中隊(4機)からパイロット達が地上に降り立った。

 

 

「うーん、オキナワもいい所だな、隊長」

 

 

「少しは自重しなさいよ、犬」

 

 

「そうだぞ、マーカス」

 

 

「やれやれ、皆浮かれ過ぎだな」

 

『隊長』と呼ばれた左片足義足の壮年男性を中心に乗機から降りたパイロット達が集まる。

彼ら『新編サンダーバード隊』はTJS社ナンバーワンのエース中隊である。

『隊長』ことウィリアム・ヴィットリオ少佐はTJS社在籍者の中では1番の歴戦傭兵パイロットであり、その左足の義足が彼のパイロットとしての経験と技術を示していると言っていい。

故に部隊・機種を問わずパイロット達は彼の元に様々な相談にやってくる。また、彼は日本人の妻と女の子の家庭を持つ人間でもある。

コールサインは『イカロス』である。

次に『マーカス』ことマーカス・スティングレイ大尉はヴィットリオ少佐と技術的に並ぶパイロットである。

しかし、彼はそれだけではない。医師や技術者と多芸であり、TJS社ではそっちの方でも有名である。

しかも彼は新婚である…同じ隊だった女性パイロットと結ばれ、同僚パイロットに絶賛弄られ中である。

彼のコールサインは『ワイバーン』だ。マーカス以外にレイとも呼ばれている。

次に四番機を務めるのがマーカスと呼んでいたグラーフ大尉。

彼女はサンダーバード隊としては隊長に並ぶ古参で腕も優秀である…が何処か抜けて…天然ぽいところがある。

他人が驚く様な事も表情も口調も変わらない、しかし、空に上がると強気な攻めの姿勢で次々敵を落とす。

しかも、プロポーションも良いので密かなファンも多い。

そんな彼女のコールサインは『ローレライ』である。

最後にレイを『犬』と呼んでいたのは三番機の叢雲中尉である。

但し、彼女は艦娘ではない。艦娘の叢雲に外見と性格は似ているが艦娘ではなく、ある種の『艦娘擬き』である。

身体はアメリカが日本の艦娘を見て見様見真似で開発した『対深海棲艦用アンドロイド』なのだが、プログラムが上手くいかず、そのままアメリカも艦娘開発に方針を切り替えた為に廃棄された物だ。

そして、性格を構成しているプログラムについてはYF-23改 グレイゴーストの内臓AIで、こちらもF22の採用等で破棄される予定だった。

しかし、この2つは何故かTJS社に持ち込まれ、目を付けたマーカスが2つをくっつけたところ、意外と上手く嵌ってしまった。

この為、叢雲はマーカスとの結婚で出来た欠員わ埋める形で配属、元が戦闘機のAIだった為か腕は抜群である。

但し、F35には乗りたく無いそうだ。曰く『あんな妥協の塊よりSu35に乗っていた方がマシ』だそうな。

彼女のコールサインは『ヘラ』。なお、地上では『お嬢』と呼ばれる事も多い。

以上が尾翼にポケ○ンのサンダーが描かれた『新編サンダーバード隊』の面々である。

 

 

「で、隊長。今夜は?」

 

 

「とりあえず、宿が決まったら進出している空自部隊との会合だな」

 

 

「飲めしない、と言う事だな、レイ」

 

 

「そうよ、犬。今夜は諦めなさい」

 

 

「誰もそんな事も言ってねぞ!」

 

……これが世界最強のイーグル・ドライバーと言われる航空自衛隊アングレッサー隊すら一機で手玉にとる『新編サンダーバード隊』の面々だった。

 

 

 

その頃 横須賀 TJS基地

 

 

 

「これで沖縄と対馬は大丈夫…後は連邦と深海棲艦主力部隊の狙い目ね」

 

社長室で日本周辺地図を見ながらケイシーが言った。

 

 

「日本本土ではあるだろう……問題は直接東京を叩くか、寄り道をするか、だな」

 

 

「寄り道が厄介よね。地方大都市となればあちこちに分布してるわ。特に大阪、京都、名古屋なんて狙われやすいわ。海から近くてインパクトもあるし」

 

 

「今は九州・沖縄、そして、東京周辺に防衛戦力が集まっている。やはり、寄り道襲撃されると……わかっていたが自衛隊の戦力が少なすぎる」

 

 

「国土が横に長いから余計ね…真っ直ぐ東京を狙う事を祈るなんて…バカバカしいわ」

 

 

「……寄り道されようがなんだろうが、本隊を潰さないと意味はない。そうしないと、イタチごっこになるからな」

 

 

「……そうね」

 

 

 

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