ボッシュートされて海原へ   作:ジャギチル

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2話

ガキィン!

 

「グゲェ!?(イテェ!?)」

 

なんだ!?敵襲か!?

 

「グゲ」

 

ギャー!深海棲艦だー!やられるー!

・・・って俺も深海棲艦じゃん

 

「グゲゲ、グゲゲゲ」

「グゲ?グゲ、グゲゲ(えっ?あっはい、そうです)」

「グゲゲゲ、グゲゲグゲグゲゲゲ」

「グゲグゲゲゲ(そうだったんすか)」

 

なんと、俺は寝てるうちに流されていたらしい、それで話しかけても反応がないから体当たりして起こしてくれたらしい。それで流されるのは新入りぐらいだからいろいろ教えてくれるらしい。

 

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俺はハ級先輩からいろいろなことを教えてもらった。

流されずに寝る方法、深海棲艦は派閥のように分かれてはいるが敵対はしていないこと、派閥に入るにはその派閥の姫に許可をもらうこと、派閥には縄張りがあってその縄張り内であまり暴れると攻撃されるということ、派閥には入らない野良の深海棲艦もいるが派閥に入ったほうがやりやすいこと、ドックは各所にある拠点に配備されているのでそれを借りること、燃料を飲むときは味覚をカットしてから飲むこと・・・マジかよ、味覚カットできるのか、もっと早く聞きたかった。

 

「グゲ、グゲゲゲググゲゲグゲゲ」

「グゲ!グゲゲゲ!(はい!ありがとうございました!)」

 

ハ級先輩は巡回があるからと行ってしまった。

 

さて、これからどうしようか。やっぱ派閥に入るべきだよな、一人でやっていける自信ないしな。

とりあえず移動しながら考えようかな、ここにいてもしょうがないし。

そうと決まれば全速前進DA!

 

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うーむ、しばらく進んでみたが艦娘とも深海棲艦とも出会わない・・・なんかエンカウント率低いな俺、こっち来てからまだハ級先輩としか出会ってないぞ、いやぁまぁいきなり艦娘にあって攻撃されるよりはましだけど。流石にここまでなにもないときついなぁ、野良深海棲艦とかいないのかなぁ、野良っていうぐらいだからそこらへんにいると思ったんだけどそうでもないのかな?いや、でもハ級先輩巡回してるって言ってたしここどこかの派閥の縄張りだからいないのか?

派閥といえば、ハ級先輩がどこの派閥なのか聞くの忘れてたな・・・聞き忘れたものはしかたない、今度会ったときに聞けばいいか。

てかほかのハ級とハ級先輩のことって見分けられるのかな俺・・・

 

ヒュン

 

「グゲ?(ほえ?)」

 

「ちょっとー、外してるじゃない!」

「レ、レディだって外すときぐらいあるわよ!」

「け、喧嘩はよくないのです!」

「それより次撃ったほうがいいんじゃないかな?」

 

え?ヒュンって、もしかして今の砲撃?砲撃だよね!?砲塔もろこっち向いてるし!しかも煙でてるし!完全に俺狙われてたね!!もしかしてさっき考えてたことがフラグなの?やめてよ、そういうのいいから!練度ゼロの俺に艦娘複数相手に生き残れって?全員駆逐艦でもきつすぎだろ!もう当たらないよう祈りながら逃げるっきゃない!フハハハ、艦娘たちよサラダバー!

 

「私だったら今ので当ててたわ」

「あ、暁だって次は外さないし」

「はわわわ・・・」

「あ、逃げた」

 

うひゃあ!撃ってくる撃ってくる、だが私には追いつけぬようだな!フハハハハハ!追いつきたければ島風でも連れてくるんだな!

 

「イ級に追いつけないなんてみんなおっそーい!」

 

連れて来いとはいったけどほんとにいるとは思わないじゃないですかー!!!

まってまって!島風はまずいって!唯一の生き残る道の逃走ができなくなっちゃう!第六駆逐隊だけじゃなかったの!?さっきまで島風いなかったじゃん!なんなの?俺がフラグたてたから出てきたの?それともただ俺が見落としてただけなの?どちらにせよこの状況はまずい、どうにかして島風を振り切らないと・・・

 

「むぅ、イ級のくせになかなかすばしっこいわね」

 

ひぃ~!撃ちながらどんどん近寄ってくる!もうこれ以上速度上がらないのに!くっそー、もし赤かったら通常の三倍ははやく動けたかもしれないのに!当たらなければどうということはない(キリッ とかいって逃げれるかもしれないのに!

 

「えっ、何あれ、なんで赤くなってるの?しかもなんだかスピードも上がってる!?」

 

ん?なんだか早くなったような?いやきっとこの状況でアドレナリンとかがでてそう感じてるだけだろう、漫画とかアニメでよく聞くし、てかそんなこと考えてる場合じゃねぇ!どうにかして島風から逃げ切らないと・・・ってあれ?砲撃の音が聞こえなくなった?

 

チラッ

 

おっ?これは逃げ切ったのか?

 

クルッ

 

右異常なーし、左異常なーし、よっしゃ!逃げ切った!なんで逃げ切れたか分からないけど逃げ切ったぞ!いやぁ、島風も振り切れるなんて俺って最速の駆逐艦だな!なんつって、ハッハッハー

ん?なんだこの赤いの・・・

 

ってこれ海面に移った俺!?え?なんで赤いの?俺砲弾当たって血でも出てたの!?てか血が出ても全身こんな赤くならないよね!?てか血の色じゃないよねこれ!そもそも深海棲艦の血って赤いのか? うーん、痛みはないし動かしずらいところもないし、ざっと見たところ何もないと思うんだよなぁ、ほかに赤くなる原因に心当たりなんて・・・あったわ。

俺の能力じゃね?逃げてるとき赤くて三倍ならとか考えてたし、むしろそれ以外思いつかないわ。

もしかしてそのおかげで速度も上がって島風から逃げ切れたのか?いやたぶんそうなんだろう。しかし考えるだけで能力発動することもあるのか、それとも必死だったからできたのか?まぁ結果オーライだよな、無傷で逃げ切れたし、速度も上がったし悪いことなどないぜ!

あ、でも赤くなったってことは目立つから見つかりやすくなったってことだな、気を付けよう。

そうだ、気を付けるついでに索敵できるようにしたいな、能力でどうにかなるかな?

 

・・・索敵・・・索敵といったら・・・そうだな、レーダー・・・駆逐艦に積めるレーダー?・・・そうだ、脳内レーダー・・・ふん!

 

おー、できたできた、赤くて三倍になれるならできるかなと思ってダメもとでやってみたが意外と行けるものだな、・・・あれ?・・・また眠くなってきた。やっぱり便利なもの作ると消費もデカいのか・・・そうだ、今度は流されないようにしないt・・・スヤァ

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