SAO〜目覚めし王の血族〜   作:☆やまりょー♪

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こんばんは。久しぶりの投稿となります。あまりストーリー覚えてないので、少々変わってる可能性ありますが、ご了承ください。厳しい目で見てくださいね。それでは、ドウゾ。


episode3 《金色の死神》

ボス攻略会議の翌日、俺は朝5時に起床してレベリングをしていた。今日の正午にはもう第一層のボス戦だ。ここで気を緩めてしまえば必ずボス戦で最悪の結果を招くことになる。俺のレベルは13だ。安全マージンは充分取れていると思うが、俺のステ振りは《敏捷極振り》だ。文字通り全てのステータスポイントを敏捷力に振っている。なぜかだって?そんなの超高速戦闘をするために決まってるじゃないか!そんなこんなで5体のフレンジーボアを葬る。そこで俺が一息ついていると_____

 

「おはよう、ライトくん」

 

アスナでした。レベルアップ時のステータスポイントを割り振ると、アスナが話しかけてきた。

 

「いよいよ、今日が本番ね_____」

 

「ああ、そうだな」

 

素っ気ない返事をした。アスナの顔が膨らんだ!な、なんだとぉっ!まあいい。これはほうっておこう。

宿への帰路についていると、他にもプレイヤーを見かけた。どうやら、俺と同じ考えのようだ。 そんな風に感心していると、あっという間に宿についた。そこで顔の膨れた何かと別れ、自分の部屋に入る。キリトが寝ていた。思いっきり腹パンしてやった。俺の顔面に盛大に嘔吐しやがった。あー気持ち悪ぃ。と、そこでようやく、キリトが口を開いた。

 

「おめっ、イキナリ腹パンすんじゃねぇよ!思わず履いちまったじゃねぇか!」

 

「いやー、すまんすまん。まさかあんな盛大に吐くとは思ってなくてよー!」

 

さっ、昼の準備すっかなー________

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

 

 

 

それから?(´・∀・`)

 

 

 

 

「よし!それじゃあ、出発しよう!」

 

その号令とともに俺達は迷宮区へ向け出発した。ほかの奴らは楽しく談笑しながら進んでいたのだが、俺達のパーティーはアスナにスイッチのタイミングとか教えるので手一杯でした!そんなこんなでやっとこさボス部屋まで来たよ!

 

「よし!じゃあ、俺から一つだけ言わせてくれ。みんな________勝とうぜ!」

 

大きな拍手と歓声。 それと同時にディアベルが扉を開ける。部屋の奥には何か玉座のようなものが見える。刹那、部屋全体が明るくなった。

 

『我の眠りを妨げるものよ_______

 

________臓物を捧げよ!!』

 

 

コボルトの王の、激しい雄叫びが響いた。

 

 

 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

 

 

 

 

「くっっっ!」

 

「やはりコボルトの王というだけはあるな。」と言わせんばかりの剣圧。それに圧されて、ライトやキリト達が軽く吹き飛ばされる。

 

「おいおい、強すぎんだろ!こりゃあ!」

 

「ああ、確かにエリアボスというだけはあるな!」

 

まだ1ゲージしか減らせていない。これだけ手ごわいとは思っていなかった。だが、これだけの相手でもまだ1人も死んでいないのは、ディアベルの指揮のお陰だろう。

 

「a隊はボスのHPを削って!b.c隊はボスを引き付けて!d隊は待機!e.f隊は取り巻きの排除!それぞれ頼む!」

 

あれは将来、有望なリーダーになるなー。とかそんなことを思いつつ、着実にHPを削っていく。そして________

 

「よし!あと1ゲージだ!」

 

「俺が行く!」

 

残り1ゲージとなり、コボルトロードが武器を持ち替えた。だが、そこに握られていたのは________

 

「ディアベル!ダメだ!全力で後ろへ飛べ!」

 

キリトの叫び虚しく、ディアベルはコボルトロードのスキルで吹っ飛ばされた。そう、コボルトロードの手に握られていたのは、《タルワール》ではなく《野太刀》だったのだ。すぐさまディアベルの回復に向かう。

 

「ディアベル!大丈夫か!」

 

「ああ、済まない。俺としたことが、ついね」

 

「っ!ディアベル、お前まさか…」

 

『もしかしたら』とは思っていたが、まさかそうだったとは。だが、ここでディアベルに死んでもらうわけには行かない。そう思い、俺はキリトの元へ向かった。

 

「キリト、やれるか?」

 

「ああ、多分な」

 

「よし、じゃあ、行くぞ!」

 

「おう!」

 

そういい、俺達は散った。相手は残り1ゲージ。刀の特徴さえ知っていれば取るに足らない相手だ。この中で1番適しているのは俺である。1番『敏捷に振っている』からだ。

それにしても、最初のエリアボスにしては強いな。茅場が何かいじったか。全く、クソ見てぇな野郎

 

「ぐっ!」

 

「キリト!」

 

近くに駆け寄る。腹を抉られたらしい。コレでHP全損してないとかすげぇな。

 

「きゃあ!」

 

「うわ!」

 

「っ!何やってる!今すぐ離れろ!」

 

みると、1パーティー全員で、コボルトロードの周りを囲んでいる。そして、コボルトロードの範囲刀スキルによって、全員あえなく吹っ飛ばされていった。俺やキリトが駆けつけようとしたが、間に合わずにポリゴン片となってしまった。

 

「っ…!ウォぉぉぉぉぉ!」

 

今目の前で人が死んだ。彼らを守れなかった自分に憤怒してしまいそうだった。今もまだ、目の前でやられ続けている人達がいる。もう残っているのは俺達のパーティーを含め2パーティーのみだ。『もうダメだ』そう思った時、ふと頭の中にある声が響いた。

 

『焦るな。落ち着け。君は私の血筋の中で最も強く私の力を引き継いでいる。だから君は強い。自分の力を信じろ。過信はするな。怒りに任せてその力を振るえば、自分を孤独にしてしまうだろう。』

 

聞き覚えのない声に、俺は質問する。

 

「あんたは誰だ。あんたの血筋とはどういう事だ。それに、力っていったい…」

 

『心配はいらない。そのうち、自分が何者であるかと同時に、自分の力についてもわかる時が来る。だから、その時までは…』

 

「待ってくれ!俺は…!」

 

そこで、現実に引き戻される。あいつが言っていた力とは何なのかまだ分からないが、とにかくこの状況を切り抜けなければいけない。

 

「キリト!俺たち2人で、アイツを殺る」

 

「お、おう。でも、やるっつったって一体どうやって…」

 

「手順はセンチネルと同じだろ?それに、β時代にやった『アレ』があるじゃないか」

 

「ちょ、おまっ!アレやんのかよ!」

 

「つべこべ言ってる暇はないぞ!いいからやるぞ!」

 

「ハイハイ…」

 

そんなこんなで、エギルが耐えてくれてたんで助かった。ようやく俺達の準備も万端だ!

 

「エギル!スイッチだ!」

 

「おう!スイッチ!」

 

その声と同時に、コボルトロードの剣が弾かれる。その一種を逃さぬように、俺とキリトで追い打ちをかける。

俺は『バーチカルアーク』を、キリトは『レイシスパイク』をそれぞれ発動する。

 

『グウォァァァァァァ』

 

だが、コボルトロードのHPはあと少し残ってしまった。そして、俺達はスキル後の硬直で動けない。絶体絶命…。だと思ったぁぁ〜〜?残念!スキル後の硬直が起きる前に、キリトは『バーチカルアーク』を繋げていたのだ。これでコボルトロードはポリゴン片となって消滅。多大な犠牲はあったものの、これで第2層に進める。

 

『Congratulation!』

 

俺達のウィンドウには、そう書かれていた。俺達が、次の階層のアクティベートをしようと歩こうとした時、ふいに、ある怒声が響いた。

 

「なんで…。何であんたらは、あの情報を黙っとったんや!」

 

キバオウが、怒りに満ちた声で俺達、特に俺とキリトに対して聞いてきた。

 

「あの情報?刀スキルの事か?アレだったら、βの時はガイドブックの情報通りのタルワールだったよ」

 

「せやったら!なんで!あの会議の時に!ベータの時とは違うかもしれないと言わなかったんや!もしあの時そう言っとったら、こんなことにはならんかったかもしれんのに!」

 

キバオウの言い分は、正論すぎた。確かにそう言っていれば、この状況は回避できたかもしれない。だけどもう、起きてしまったものはしょうがない。世の中というものは常に多少の犠牲で成り立っているのだから。だが、これがきっかけでβテスターとビギナー達の間に溝を作らせるわけにはいかない。なら…

 

「キバオウさん。何もそこまで「フフフフフ、ハッハッハッハー」っ!」

 

「ど、どうしたんだよ、ライト。おかしくなったのか?」

 

「うるせぇよ。たかがβテスターの癖に」

 

「っ!」

 

「いいかキバオウ。お前は何か勘違いをしているぞ!さっきの情報の話、キリトを含めた俺以外のβテスターは、単純にβの情報を信じただけだろう。だからあいつらに罪はない。だが!俺は!その可能性を考えた上で敢えて発言しなかった!この意味がお前らにはわかるだろう。そう!俺としては、お前らなんぞどうなっても良かったんだ!ラストアタックさえ取れればそれで良いと。だからキリト、お前がとったそのラストアタックボーナス。俺に渡して貰うぞ!」

 

わずか一瞬の出来事。キリトの首筋をライトの剣先が貫く手前で止まるまで、わずかコンマ数秒。

 

「さあ、キリト。早くそのコートを渡せ!」

 

「ライト…。お前…」

 

おそらく、キリトにだけは見えていたはずだ。俺の頬をつたう涙は。だが、この理由を深くは語ることは出来ないだろう。もう、行かなければいけないのだから。

 

「お、お前は一体、何なんや…。自分と同じβテスターの仲間でさえ見捨てるなんて、もう人間やないで…。まさしく、『死神』や…!」

 

そのキバオウの言葉に、俺は薄ら笑いを浮かべたように感じた。

 

「いいな、それ。その呼び名、貰っていくことにするよ」

 

俺のこの選択が今後どんなことになるかまだわからない。けれど、どんな選択にも間違いはない。それが、その人の運命なのだから…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




タイトルの王という部分。ここから関係してくるかも知れませんねぇ。
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