圧力使いは出会いと言う名の重力に引かれる 作:是・射殺す百頭
俺は今、学校の保健室にいる。
俺は【厚乃 香片】(あつの かへん)何処にでもいるかも知れない普通の高校1年生だ。これは自慢になるが、俺には人には無い物がある。それはこの幽霊、〔ウーバーワールド〕という名の幽霊である。名前は自分でつけた。
この霊は俺が生まれた時からずっと側にいて、いつも俺を助けてくれている。こいつにはちょいとした能力がある。それは【圧力の変化を行い物を小さくする事】と、【圧力を解放し、物体を元より大きくする】だ。俺の名前にあった、ぴったしの能力。何故大きさを変えるものでは無いとわかるのかと、試しに木の箱全体に圧力をかけて小さくしたらメシメシと音を立てて縮んだからだ。しかし、圧力をかけて小さくしているものの、それだけで物体にダメージは出ないらしい。どういう事か説明すると、人の体は水深の深いところに行くと体が圧で少し小さくなる。そして圧力が強すぎるとぺちゃんこになる。しかし俺の能力は圧をかけて小さくしても全体が同時に縮み、ぺちゃんこになったりはしない。つまり、圧でぺちゃんこに押し潰せるか潰せないかの違いだ。それにこの能力には少し対象の制限がある。その制限というのは、微生物や植物以外の『生物』を対象には出来ないという事だ。つまり、生物は微生物と植物、それ以外なら気体だろうと、液体だろうと小さく出来ると言う訳だ。因みに人間にも対象に選択出来るものがある。体内に入った生物以外の物体なら大抵は小さく出来る。あとは磁気とかも変えられる。この場合は、圧力に近いもので押し込めてるという感じだ。長々と語ってしまったが、今俺はピンチの真っ只中にいる。
なんと、保険医の先生と学校でも1番有名な不良、『空条 承太郎』が戦っていてそれを見た事もない人が窓から眺めているというシーンだ。俺はこれから一体どうなってしまうんだ!?
ん?あ!あれは!まさか!あの二人まさか俺と同じ様な能力を持ってるのか!?俺は今までこのウーバーワールドが見えたやつも、同じ様なものを持っているやつを見た事がなかった。正直言って、孤独な気がした。友達とは表面上仲良くしていたが、俺からすれば心から信頼できるものでもなかった気がする。今でも、たまに集まって遊んだりはするが、それでもまだ心の何処かで、5%程信頼していないと思う。でも、これで何かが違う人に会えるかも知れない!これでこの信頼が無かった俺の人生が変わるかも知れないんだ!これを逃す手なんかない!
次の瞬間、窓際の男の霊がエメラルドの様な物を手から放った。
「危ない!〔ウーバーワールド〕!!」
「なにッ!?」
俺はそのエメラルドにかかる圧力を大きくした。これであのエメラルドの体積を小さくした。確かに高速で打ち出される物を小さくすると、空気抵抗が少なくなり、威力が上がってしまい、より危険になるかもしれない。だが小さ過ぎれば話は別だ。小さ過ぎれば、いくら早くなっても、尖っていない限りは、当たっても大した損傷にはならない。尖っていたとしても、刺さってほんの小さな穴が開く程度だ。
「オラァ!」
よかった。どうやらパワーのある霊らしい。小さくしたエメラルドを弾いた。
「貴様!貴様もスタンド使いなのか!?」
「スタ…ン…ド?こいつらスタンドって言うのか?」
「お前、スタンドの事を知らずに使っているのか?」
「はい、生まれた時から使えましたから」
「ふん!まあいい2人で来ようが、関係ない。始末させてもらおう!」
「この空条承太郎は、所謂不良のレッテルを貼られている。喧嘩の相手を必要以上にブチのめし、未だに病院から出られない奴もいる。威張るだけなんで能無しなんで、気合いを入れてやった教師は、もう二度と学校には来ねえ。料金以下の不味い飯を食わせるレストランに金を払わないなんてのはしょっちゅうよ…!だが!こんな俺にも!吐き気のする悪は分かる!悪とは!テメー自身の為だけに弱者を利用し、踏みつける奴の事だ!ましてや女を!!」
「え?女?」
周りを見てみると、保険医の先生がズタズタになって倒れていた。まさか…これは彼が?そんな…こんな事をするなんて…いくら同じ物を持つ人間でも、流石に許せない!
「貴様がやったのはそれだ!ああん!?オメーのスタンドは被害者自身にも法律にも見えねえしわからねえ!だから!!俺が裁く!!」
「俺も手伝います!こいつは許せねえ!」
「悪ぅ!?それは違うなあ。悪とは敗者のこと、正義とは勝者のこと、生き残った者の事だ!」
「来る!」
「過程はぁ…問題じゃあ無い!」
次の瞬間に、奴は体を帯状にし、俺らに伸ばしてきた。くそ!小さくしてやる!って小さくならない!?
「なに!?小さくならない!?」
くそ!何故だ!?何故小さくならない!?俺のスタンド攻撃は虚しく、俺は捕らえられた。
「承太郎さん!気を付けて!」
俺の願いは届かず、承太郎さんは捕まってしまった。
「負けた奴が悪なのだ。トドメくらえ!」
「なに?敗者が悪?」
「エメラルド…スプラッシュ!」
「危ねえ!頼む!効いてくれ!ウーバーワールド!」
すると、今回は効いてくれた様で、エメラルドは小さくなっていった。
「それじゃあやっぱり…」
「オラァ!」
すると承太郎さんのスタンドは小さくなったエメラルドを弾き返した。
「なに!?エメラルドスプラッシュを弾き飛ばした!?」
「テメェのことじゃあねえか!」
承太郎さんのスタンドは相手のスタンドの首を掴み、全後に降り始めた。
「オラオラオラオラオラァ!!」
「グハァ!!」
そして握り拳をつくり、相手スタンドの顔面を殴り抜けた。
「オラァ!!」
さらに続けてラッシュを繰り出す。
「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ!!」
最後に空中に投げ飛ばし、
「裁くのは……!俺のスタンドだ!」
殴り飛ばした。
すると相手のスタンドが吹っ飛ばされ、天井に直撃した勢いで、校舎の窓が割れた。
「グワァァ!ぐう!なんてパワーのスタンドだ……!」
そして敵は倒れた。
「恐ろしい…!あんな物が敵でなくてよかった!」
「おい、こいつを運ぶのを手伝いな。ジジイのところに連れていく。」
「は、はい!わかりました!で、でも学校は…?」
「今日は学校ふけるぜ」
「やっぱりそうですか…」
こうして俺は、生まれて初めて学校をサボるのだった。
to be continued
最近、前にやってた艦これにまたハマりまして、なんか結構やってますね。面白いですね。艦これ。大好きな加賀さんが出た時は大はしゃぎだったなぁ。そして近頃は、グラーフ・ツェッペリンさんが可愛いな。と思います。以上、どうでもいい、作者情報でした。