圧力使いは出会いと言う名の重力に引かれる 作:是・射殺す百頭
前回までの香片の奇妙な冒険!
メロンと戦う あまり役に立たなかった以上!
そして今香片は、倒した花京院典明を承太郎の家に運び込んでいる。
「す、すげぇ…こんな広い家は初めて見た…なんでこんな豪邸に住んでいる様な人があんな不良なんだ?」
「おい、なにやってる?早くジジイを探すぞ」
「は、はい!」
(なんでこんなに広いんだぁ?)
「ん?あれは…」
「今、承太郎ったら学校で私の事考えてる〜♪今息子と心が通じ合った感覚があったわ〜♪」
そこには写真立てを抱き締めて、思いを馳せている女性がいた。
「考えてねぇよ」
「キャァァァ!承太郎!?学校はどうしたの!?それにその人は?ち、血が滴っているわ…ま、まさか…あなたがやったの…?」
「てめぇには関係の無い事だ。俺はジジイを探している。広い屋敷を探すのに苦労するぜ」
「おじいちゃんなら茶室にいると思うわ!アヴドゥルさんと一緒に」
「あの、承太郎さんの…御母様ですか?」
「は、はいそうですけど…どちら様?」
「僕は、承太郎さんの学校の後輩で厚乃香片と言いますよろしくお願いします」
「ええ、こちらこそ承太郎の事よろしくね。あの子、あんな態度はしてるけど本当はいい子なのよ。あの子とはこれからも仲良くしてあげてね?」
「は、はい!」
(どうしよう……ついさっき初めて会ったなんて言えねぇよぉ〜ッ!)
「おい、早くしな。」
「は、はい!今行きます!」
「それと今日は朝から顔色が優れねえが大丈夫か?」
「ふふ、ほらね?ああいう子なのよ。
イェーイ、Finethank you!」
「思いやりのある良い人なんですね。それではこれで」
「ええ、またね」
「待って下さい!承太郎さん!」
・
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「む?おい承太郎。その二人はどうしたんじゃ?」
「こいつは花京院典明。DIOの差し向けてきたスタンド使いだ。そしてこっちが厚乃香片。学校で出会ったスタンド使いだぜ」
「ど、どうも…厚乃香片と申します。よろしくお願いします」
「うむ、ワシはジョセフ・ジョースター。承太郎の祖父じゃ」
「私はモハメド・アヴドゥル。ジョースターさんの友人で占い師をやっている」
「おいジジィ。こいつの容態を見てくれ」
「うん?わかった。見てみよう。どれどれ……?」
「どうだ?助かりそうか?」
「ダメだなこりゃ。手遅れじゃ。こいつは既に助からん。あと、数日のうちに死ぬ」
なんだって?あと数日だと?そんな…
「………」
「承太郎、厚乃くん。お前たちの所為では無い。見ろ。この男が何故DIOに忠誠を誓い、承太郎、お前を殺しに来たのか」
するとジョースターさんは花京院さんの額に手を伸ばした。
「その理由がここにあるッ!」
そしてそのまま特徴的な花京院さんの前髪を掻き上げた。
するとそこには、蜘蛛のような何かが額で蠢いていた。
「なんだ!?こいつは!?」
「く、蜘蛛!?いや!違うッ!蜘蛛とは何かが違うッ!これは一体ッ!?」
To Be Continued
人物名:厚乃 香片
プロフィール:身長165cm、体重53kg
誕生日9月12日
性格:何事にも興味を持ち、おかしなことがあるとすぐに首を突っ込む性格。生まれながらのスタンド使いで、スタンド能力は自分の身を甘やかす事や他人に対するイタズラによく使っていた。重度の気分屋でもある。それまでの友人は確かに一緒に遊んで楽しめてはいたが、心からの信頼は無かった。ある日具合が悪いのと、授業に気乗りしないと言う理由で授業をサボろうとして保健室に行った所で、承太郎や花京院の使うスタンドを見て同じような能力を悪の道に使用する事を許せなく思い、承太郎と共に戦った。
能力名:ウーバーワールド
能力:圧力の調節により、膨張させたり縮めたりする事が出来る。ただし、水圧などとは違い物を平らに潰したりは出来ない。つまりクッションをグシャグシャに折り曲げて小さくするか、それとも全体を押して、小さくするかの違い。能力の対象に出来るのは植物や微生物、気体や液体など。人間やそのほかの生物の様な物は出来ない。しかし、体内にある磁気がものを引っ張るときに生じる圧力などを変化させることなども変化させられる。因みに、射程は視界に入ったもの全て。そして一度能力の効果対象にしたものは、香片が解除しようと思うか死ぬまで永遠に効果は続く。
スタンドステータス:
破壊力-D/ スピード-D/ 射程距離-B
持続力--(発動すれば解除は任意だから)/ 精密動作-D(圧力調整は細かく出来る)/ 成長性-A
(スタンド名の由来はこのSSの筆者の好きなロックバンドから)
ハッキリ言って香片くんのスタンドはあまり強く無いですね。ただし、かなり成長します。しかも凄い勢いで、
ところで、皆さん4部のアニメ見ますか?僕は、吉良の声が変わってたら川尻早人くんのあたりから見ると思います。