片思い diary 作:結川 美波
私も今恋をしている
すれ違う瞬間胸がざわめきだすこの感情…
私はいつになったらこの感情を忘れるのだろうか
でも私は待ち続ける
彼が気づくまで
例え…絶対にかなわない恋だとしても
「ごめーん…!うち彼氏いるんだ~♡あ、あと知ってて告るのとかちょーうざいからきえて?…そんじゃっ!」
こちらは幼なじみのなっちゃん
鈴川 愛奈。学校のマドンナで毒舌。
いつもこうやって男子をふっている
ちなみに今ので56回目。
「あはは…なっちゃんやり過ぎだよ…!うざいとかきえてとか禁句だよ…?」
「しょーがないじゃん!あいつらがわるいんだからさ」
また言い訳だ…
ピンっ!
「い、いたいっ!なっちゃんな、なにするの…」
いきなりなっちゃんがデコピンしてきた…
ひどい…
「ところでゆい…!あんたはカレシとかつくんないの?」
いきなりゆいが体をこっちに寄せてきた
「な、なに…?急に」
「だってゆいもう高2だよ?いい加減作れば…?」
そういわれても…
私はそのなっちゃんの言葉への返事はできなかった。
……
「…まぁ、ゆいは恋愛には興味ないか」
私はなっちゃんのあとに続いてまぁーねと言い、えへへと笑った
そう、“ 私は恋愛に興味がない ”というキャラを作っている。トップの大学に受かるため…
だけど
本当は心の中でずっと思っている人がいる
今まで誰にも教えたことがない私の好きな人
てもそれは絶対にかなわない恋
わかっている
忘れようともした…
だけど忘れられない…
「…い……ゆい!」
……はっ!?つい居眠りをしてしまった…
もうこんな時間…
「ありがとなっちゃん起こしてくれて」
なっちゃんが体をゆすってくれて助かった
さもないと塾に間に合わない
私はいそいで塾に駆け込んだ
あれ?いつもよりざわついている…
なんでだろう
あ、そうだ…今日は新入りがくるんだっけ…?
「…新入りを紹介するわ」
塾の田口先生が黒板に名前を書き始める
私のかよってる塾は普通の塾ではない
簡単に言うとトップをめざすために作られた学校。
しかも夜間学校だ。夜の方が集中しやすいから学校
私はみんな知られたくないので "塾" と呼んでいるだけ
やっと書き出された文字
そこには
『高宮 零斗 たかみや れいと』
と書いてある。
……
一瞬で何もかもが真っ白になった
なにかの偶然だ
きっとそうでちがいない
必死にそう思おうとした
だけど…
顔を見上げた瞬間
あいつがいた…
まちがいないあれは私が10年間ずっと思っていたれいくんだぁぁぁぁぁ!
もうむり…みてられない…
恥ずかしくて顔をあげられない
逃げたい
気づかないといいな…でも気づいてほしい
真っ白になっているときの時間はすっごく遅くかんじた。まるでかたつむりが歩いてるくらいのスピードのように。
しかし現実はちがった
真っ白になってから約10分はたってる
やっとしょうきにもどった私
顔を上げてみるとまえにはれいくんは居なく、もう授業が進められていた
…つんつん
なんだろ…横からなにかが…
「よっ!よろしく」
みると隣の席のれいくんがシャーペンでつんつんして…く…る
え…
え……
えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?
な、なんでれいくんが横にいるの!?
そっか…席が私のとな…り…ってえぇぇぇぇぇぇ!?
うそみたい…
てか逆に迷惑だよれいくん
横にいると気になって集中できないじゃない…
「えっとよろしく……?」
返してやったけど私のこと気づいてないようす
れいくんは二パーー!とわらって授業に集中し始めた。
少しほっとした、でも…悲しい…
気づいてくれなかった…私のこと
そりゃあそうだよね
だって4年ぶりだもん…てか私影薄かったし
そう思い出してるうちにもう下校だ…
帰り道、私は我慢できなくて涙があふれてしまった
とめられない涙…
悲しい…どうして私のことわすれたんだろうか…
もう忘れようとしたくない!忘れたくない!
大好きだよ…
" 5月12日 木曜日"
『 今日…忘れようとしていた彼がふたたび私の前に!しかも私のことに気づいてない!?((((;゚Д゚)))))))
4年前よりかっこよくなってるし////
しかも隣の席だし///頭が爆発しそう///!
もうれいくんだーいすき♡
れいくんだーいすき♡れいくんだーいすき♡
れいくんだーいすき♡れいくんだーいすき♡
でも叶うはずないよね、こんな恋…
明日もあえるかな?
ノートさんまたよろしくお願いいたします!
片思い:一日目 』