流星のロックマン×ロックマンエグゼ ~願いが希望に変わる時~   作:フレイムナイト

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フレイムナイト
「投稿が遅れてすいません。 やっと更新です。 そしてそれに伴って、この小説の色々な所を書き換え・修正しました。」

スバル
「ようやくだね。」

ウォーロック
『本当だぜ! 今回はどうなるんだ?』

フレイムナイト
「とりあえず、スバルとウォーロックは最初のセリフから後は空気。」

スバル・ウォーロック
「『えぇっ!?』」


第百一話   さよなら、そして・・・

「技術を悪用する者・・・ネビュラが現れる事を予測していた!?」

 スバルが驚いてイキシアの前に一歩踏み出す。

 

『"力"って、クロス・マジシャンの事か・・・』

 反対にウォーロックは落ち着いてイキシアの話の内容の意味を分析する。

 

 

『・・・イキシア、それが真実なんだね』

 ロックマンがイキシアに落ち着いた声で問いかける。

イキシアは何も言わず、頷いた。

 

 

熱斗とロックマンはそれを見届けると、お互いの顔を見合わせてゆっくりと頷いた。

イキシアは緊張した面持ちで、熱斗とロックマンの次の言葉を待つ。

 

「正直・・・今言った事を全部受け止めろって言われても無理だと思う」

 初めに口を開いたのは熱斗だった。

 

『この力のせいで、ボクらは苦しんだり、悲しんだり、辛い思いをしてきたんだ』

 熱斗の後に続いてロックマンも話し始める。

 

二人の話にイキシアだけでなく、スバルとウォーロックも暗い顔になってしまう。

 

『だけど・・・ボク達が未来を守るために、ネビュラと戦おうとしていたのは間違いない』

「おじいちゃんが理想としたネットワーク社会の未来をオレ達が守ると信じて、クロス・マジシャンの力を与えてくれたっていうんなら・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「『今でも、オレ(ボク)達がその未来を守るって信じて欲しい』」

 

 

オラシオン・ロックの電脳に、一陣の風が吹いた気がした。

 

熱斗とロックマン、いや、熱斗と彩斗の出した答えは、聞いていた者達の心に受け止められる。 ちょうど、雪が降り積もるようにゆっくりと、静かに・・・・・・

 

 

「信じる心か・・・それが君達の強さの秘密なのかもしれない」

 イキシアの体が淡く光り始めた。

 

『イキシア!?』

 

「人々がより分かり合える事を目指して作られたココロサーバー・・・だけど、こうなってしまった以上、この世界から完全に消し去らなければならない!」

 

「何をする気なんだ!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「オラシオン・ロックとホープ・キーを消滅させる」

 

 

「「『『・・・!!!』』」」

 熱斗、ロックマン、スバル、ウォーロックに一気に緊張が走る。

 

「待ってくれ! オラシオン・ロックが消滅したら、イキシア、お前はどうなるんだ!?」

「・・・・・・」

 熱斗の問いにイキシアは何も話さない。

 

「まさか、ロックとキーと一緒に・・・!?」

『ダメだ!!』

 スバルの言葉を遮って、ロックマンがイキシアに駆け寄る。

 

『イキシア、ボク達はそんな事を望んでいるんじゃない!!』

「ロックマン・・・だけど、もう遅いんだ。 リーガルは熱斗君達と会う前に、オラシオン・ロックと、意識の無い君から取り上げたホープ・キーをロードオブカオスに与えていたんだ。 すでにロックとキーはロードオブカオスと融合し始め、ダークネスサーバーは完全なものになり始めている。 それを止めるにはオラシオン・ロックとホープ・キーを消滅させるしかない。

それに、君をネットナビに変えてしまったのは、オラシオン・ロックのせいだ。 ロックが消えない限り、君は人間には戻れない」

 

『だからって・・・!!』

「彩斗」

 それでも食い下がるロックマンの頬をイキシアは両手で挟み込むように包む。

 

「消えようと思えば、ボクは何時でもそれが出来た。 これ程までに事態が悪化する前に、君がロックマンになってしまったあの時にだって・・・!!」

 そう言うイキシアの手と声は震えていた。

 

「だけど、ボクはそれが出来なかった。 ボクの存在を知っていたのは光 正博士だけで、でも博士は死んでしまって、ボクの事を知る人はいなくなってしまった。 誰にも気づかれず、知られず、消えるのが怖かったんだ」

 自分の気持ちを打ち明けていくうちに、イキシアの目から大粒の涙が溢れだしてきた。

 

「何年も一人ぼっちで、オラシオン・ロックの中にいたボクの唯一の心の支えになっていたのは、ロックの制御プログラムを託された彩斗がボクの声にいつか気づいてくれるかもしれないという期待だった」

 

(ネットナビになる前、夢の中で聞こえていたあの声は、イキシアの声だったんだ・・・)

ロックマンの目からも涙が溢れる。

 

「七年前のあの時、ついに君はボクの存在に気づいてくれた。 だけど、君がボクに抱いた感情は憎しみで、ボクの中の消える恐怖は無くならなかった」

『ごめん、ごめんな・・さい』

 嗚咽と共に、ロックマンの口から贖罪の言葉が発せられる。

 

「謝るのはボクのほうだ。 君や熱斗をたくさん傷つけて、今になってやっと・・・自分がすべき事を果たそうとしている」

 イキシアの体の輝きが一層強くなる。

 

「『イキシア!!』」

 熱斗とロックマンの声が重なる。

 

「ボクは一人じゃない・・・もうそれで十分だ。 これからの未来を・・・お願い」

 

「イキシア! 忘れない! お前の事、絶対忘れないから! オレ達は友達だ!!」

 熱斗の絶叫に近い言葉に、イキシアは胸が熱くなる感情を覚える。

 

『イキシア・・・ボクも、絶対忘れない、ずっと・・・友達だよ』

 ロックマンは、自分の頬に触れるイキシアの手を握る。

イキシアもロックマンの手を握り返す。

 

 

「さよなら、そして・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ありがとう」

 

そして、眩い光が全てを包み込んだ。




イキシアという名前は、花の名前から取ったもので、イキシアの花言葉は【協調・調和の取れた愛・団結して当たろう・粘り勝ち・誇り高い・秘めた恋】

この小説のテーマや登場人物のイメージと合う言葉が多かったので、物語のカギを握る人物の名として選びました。
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