流星のロックマン×ロックマンエグゼ ~願いが希望に変わる時~ 作:フレイムナイト
「う、う~ん・・・?」
スバルは少し唸りならがら、ゆっくりと目を開けた。 スバルは砂浜に仰向けに寝転んでいて、ロール、ガッツマン、グライド、ブルースが心配そうにスバルの顔を覗き込んでいる。
「あれ、みんな・・・? どうしてここに?」
スバルは寝転んだまま問いかけた。
『熱斗さんから連絡があってみんなで来たの』
『来たらスバルが倒れていてビックリしたでガス』
『それでここまでスバルさんを運んで、ロールさんのいやしの力でスバルさんの怪我を治したんです』
『しかしここにパストビジョンがあったとは・・・』
ロール、ガッツマン、グライド、ブルースの順に話す。
「パストビジョン?」
『現実世界の特定の時間や場所をまるごとデータ化し、保存しておく技術のことだ。
保存された現実世界は、電脳世界でそのまま再現される。 二十五年程前に作られた技術なんだが、実用化されず、電脳世界のいたるところにここのようなパストビジョンへ通じる扉が残されてしまったらしい』
「そうだったんだ・・・」
スバルはそういいながらゆっくりと起き上がる。
「スバル!! 大丈夫か!?」
熱斗が心配そうな声でスバルに呼びかけてきた。
「熱斗君! うん、ロールちゃんのおかげで全回復だよ!!!」
スバルは元気な声で熱斗を安心させる。
『おいスバル、こんなことしてていいのかよ?』
不意に、ウォーロックがスバルに話しかけてきた。
「えっ、あ、そうだ!!」
スバルはそういうとみんなを退け、小さな滝壺に向かって走った。
『スバル君、どこいくの!?』
『ガツガツ~?』
ロールとガッツマンがそういうとみんなスバルの後を追って、滝壺に走った。
「ここに何かがあるんだ・・・」
スバルをそういうと滝壺の水に両手を突っ込んで探し始めた。
ブルースたちも事情を熱斗から聞き、一緒に探し始める。 ほどなくして、スバルの指に何か金属のようなものが触れた。
「あった!!!」
スバルはそういうと金属をつかみ、水の中から引き上げた。
『これが、ホープ・キー・・・』
ロールが金属を見て呟く。
「「「「「「これが・・・!?」」」」」」
みんなはそれを見て、カギと思うことが出来なかった。
なぜならその金属は、ペンダントにするような長いチェーンが付いてあるが、淡い光を放つただの約五センチの長さ金色の棒だったからである。
「これは・・・」
『どうみても・・・』
『カギじゃねえよな・・・』
言葉を濁らすスバルとグライドに変わってウォーロックが話す。
「見つけたのか!! よくやったなみんな!!!」
あの後、みんなはパストビジョン内を探索したが、鍵らしき物は見つからず、光博士に連絡をとった。
「いや、見つけたというか・・・」
熱斗はさっき見つけた金属の棒を光博士に見せた。
「おお、これで一つ目のパーツが見つかったな!!!」
「「「「「「「「「「「・・・えっ?」」」」」」」」」」」
みんな光博士の言葉にビックリしてしまう。
「パパ、それどういうこと?」
熱斗がみんなを代表して光博士に聞く。
「あれ、言ってなかったか?
ホープ・キーは五つのパーツに分かれてニホン各地に隠されているんだ」
「パパ・・・」
「光博士・・・」
みんなはそういうとうつむいて黙ってしまう。
「んっ? どうしたみんな?」
「それを最初に言えーーーーーーーーーー!!!!!」
オラン島にみんなの怒りの怒鳴り声が響き渡っていった・・・。