流星のロックマン×ロックマンエグゼ ~願いが希望に変わる時~ 作:フレイムナイト
___ウエストエリア___
ここはさっきの骨董店。 やいとは棚の隙間に手を伸ばしたまま気絶していた。
その時、誰かが錆びた重い扉を開けて入ってきた。
その人物はやいとを近くのイスに座らせると、棚の隙間にあったキラキラ光る物体を取り出し、店を出て行ってしまった。
三十分後・・・
「う、う~ん?」
やいとは少しうめき声を上げて目を覚ました。
「あれ、私どうしてたんだっけ?」
やいとはゆっくりと何があったのかを思い出す。
「そうだ、あれは!?」
やいとは倒れている棚の隙間を見た。 だが棚の隙間にあった物体はもうすでに無くなっていた。
「あれ、なにもない!?」
慌ててイスから立ち上がると、右足で何かを踏んでしまった。
やいとが足元を見ると、やいとの右足はネズミのしっぽを踏んでしまっていた。
「ああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!」
やいとは光速のスピードで店から飛び出し、どこかへ走っていった・・・。
___サウスエリア___
「やっぱり何にもないね・・・」
メイルはさっきと同じ噴水の広場で途方にくれていた。
『メイルちゃん、あの噴水を見て!!』
PETからロールが話しかけてきた。
「どうしたの、ロール?」
『あの噴水、プラグインできるみたいよ』
「えっ!?」
メイルは噴水に近づくと水を噴出している場所を見た。 するとそこには確かに端子が付いていた。
「本当だ、もしかしたらあそこに・・・」
『メイルちゃん、私をプラグインして!!!』
「うん、プラグイン!! ロール、トランスミッション!!!」
___噴水の電脳___
『ここは・・・あっ!!』
ロールは電脳を見渡すとステージのような場所に人影を見つけた。
「来たわね・・・」
ステージの上にいる少女のような姿をしたナビが話しかけてきた。
そのナビは肘まである長い水色のベールを付け、クリーム色のワンピースを着ているようだった。
そしてその少女はアリエルと同じく首に青く透き通ったオカリナを下げていた。
そしてなにより、その少女の顔は・・・
『ぎ、銀色さん!?』
ロールは驚きで口を手で覆ってしまった。
「な、なんで銀色さんが!?」
メイルは驚きながらも銀色に問いかけた。
「星河 スバル君と同じよ。 私も電波変換できるの・・・アリエルと」
すると銀色の隣にアリエルが現れた。
『えへへ、びっくりした?』
アリエルがロールに話しかける。
「どうしてアリエルに、ネビュラに加担するの!?」
メイルは銀色に向かって叫ぶ。
「目的があるの。 そして・・・」
銀色はそういうと開いた右手を前に差し出した。
「ゲームは私たちの勝ち」
銀色の右手には金色の四角いパーツがあった。
「なっ・・・!!?」
メイルは言葉を失ってしまう。
『これでウォーロック様は私のもの~!!』
アリエルが上機嫌な声で話す。
「ゲームはまだこれからだよ!!!」
その場にいた全員が声のしたほうを振り向くと、銀色に向かって音符型の電波が打ち込まれていた。
「・・・!!!」
銀色はそれを動いてかわした。
そしてロールの前にピンクのナビが現れた。
『あ、あなたは・・・
ミソラちゃん!!?』
ロールは震える声でピンクのナビの名を叫んだ。
「ハーイ!! 私のこと覚えてる?ロールちゃん♪」
ピンクのナビ、ミソラがロールにウィンクをして答えた。