流星のロックマン×ロックマンエグゼ ~願いが希望に変わる時~   作:フレイムナイト

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スバル
「ところで、ミソラちゃんはどうやってこの過去の世界に来たの?」

ミソラ
「それはこの話で説明するね♪」


第二十話  ミソラ、参戦の決意!!!

「みんな、お帰り!!」

 光博士が笑顔で熱斗達を迎え入れてきてくれた。

熱斗達はたった今、銀色と共にフルーラーの街から科学省に帰ってきたのだ。

 

「・・・銀色ちゃん!?」

「お久しぶりです、おじさん」

 光博士は熱斗達の中に銀色がいる事に驚く。

 

「えっ! パパ、銀色さんを知ってるの!?」

「あ、ああ、昔ちょっとな・・・」

 熱斗の問いに光博士は少しあいまいな返事をする。

するとそこに名人がやってきた。

 

「みんなお帰り!! 怪我はなかったかい?」

「名人さん! うん、みんな大丈夫だよ!! それにオレ達すごい力を手に入れたんだ」

「さんは要らないよ。ってすごい力って?」

 

 

___科学省 メインルーム___

 

「なるほど、クロス・マジシャンか・・・」

 光博士が呟く。 熱斗はパーツが一つになった事とクロス・マジシャンの力について話した。

 

「すごい力だね。 でも熱斗君、なぜホープ・キーの力の引き出し方なんて知っていたんだい?」

「えっ、あ、なんとなく、土壇場で願ったら出来たんだよ(あの男の子のことは言わないほうがいいよな・・・)」

 熱斗は夢の中の男の子のことは言わないほうがいいと感じ、熱斗は名人の問いをたぶらかす。

 

 

「次は、ミソラちゃんの番だね、なんでこの時代に来たの?」

 熱斗のPETの中のスバルがメイルのPETの中のミソラに話しかけてきた。

 

「あ、そうだね、ちゃんと説明しなくちゃ」

ミソラは現実世界に実体化すると、静かに口を開いた。

 

 

___熱斗達がフルーラーの街に着く前 二百年後の世界___

 

 ミソラは自分の家の部屋で新しい曲の作詞をしていた。

そうやって未来に行ってしまったスバルへの心配を紛らわしているのだ。

 

「スバル君、大丈夫だよね・・・」

『大丈夫よミソラ、一応あの戦闘バカも付いているんだし、スバル君はしっかり者だもん』

 ハープがミソラを励ます。

 

「うん、そうだ・・・」

 

 PPP!! PPP!! 

 

ミソラの言葉を遮るように突然、ミソラのハンターが鳴り出した。

 

「なんだろう?」

 ミソラはハンターを取り出した。

 

 

「ミ、ミソラちゃん!!!」

 ハンターの画面いっぱいにヨイリー博士の焦った顔が映し出された。

 

「わっ!! ヨイリー博士、どうしたんですか!!?」

 画面いっぱいのヨイリー博士の顔に驚きながらミソラは聞いた。

 

「あ、驚かせてごめんなさい。 スーハー、実は大変なのよ」

 ヨイリー博士は一拍すると一気に言った。

 

 

 

 

 

「Dr.ガルナの研究所が見つかったの!!!」

「ええっ!!?」

 

 

 ここはZ山の頂上、そこには黒くそびえ立つように建てられた建物があった。

 

「ここがDr.ガルナの研究所・・・」

『こんなところにあったなんてね』

 

 ミソラとハープは研究所の入り口に立って呟いた。

今研究所にはヨイリー博士を始め、サテラポリスの人達が研究所を調べている。

 

「私達も行こう、ハープ!」

『ええ!!』

 ミソラはそういうと研究所に入って行った。

 

「あらミソラちゃん、来たわね」

 ヨイリー博士はいつもの調子に戻っており、ミソラに声をかけた。

ここは研究所の一番奥、Dr.ガルナの研究室のようだ。

 

 

「ヨイリー博士、研究所内はどんな感じなんですか?」

「全てくまなく調べてみたんだけど、もぬけの殻だったわ。 どうやらガルナにはこの研究所は必要ないみたい」

「そうですか・・・」

 ミソラはがっかりと頭を下げた。

 

 

ドッカーーーン!!! 突然、研究所内から爆発音が聞こえてきた。

 

 

「なっなに!?」

『ミソラ、大変よ!! 研究所内からウイルス反応!!!』

「なぜ!? この研究所はもぬけの殻のはずなのに!?」

「ヨイリー博士、私行ってきます!!」

「ええ、気をつけて・・・!!」

 

「いくよ、ハープ!! トランスコード004!! ハープ・ノート!!!」

 ミソラはハープ・ノートに変身すると研究所内のウイルスのいるところへと向かった。

 

 

「ッ、何だこのウイルスは!?」

「こんなウイルスはいないはず・・・!?」

 ここはミソラ達がいた場所とは違う研究室。

サテラポリスの人達が電波銃やバトルウィザードでウイルスに対抗しているが、じりじりと追い詰められていた。

 

「ショックノート!!」

 研究室に到着したミソラがウイルスに数発の電波を打ち込む。

 

「大丈夫ですか!?」

「ああ、ありがとうハープ・ノート」

 ミソラがサテラポリスの人達に声をかける。

 

『ミソラ、このウイルス達、変よ!! こんなの見たことない!!』

 ハープが言う通り、ミソラの前にいるウイルス達は二百年後の世界にいるはずのない、二百年前のウイルス達だったのだ。

 

「でも、倒さなくちゃ、みんなが危ない! パルスソング!!」

 ミソラはハート型の電波をウイルスたちに放つ。

 

十分後・・・

 

ミソラは全てのウイルス達をデリートした。 ウイルスは人間のままなら強敵だが、電波変換すればどうってことのない雑魚だったようだ。

 

 

『ふぅ、ご苦労様ミソラ』

「うん、でもあのウイルス達、一体どこから来たんだろう」

 ミソラはそういうと辺りを見回した。

すると部屋の隅に人一人が通り抜けられそうなワープホールが開いていた。

 

「これは・・・」

『ミソラ、このワープホール二百年前に繋がっているわ!!』

「ええっ!!」

 ミソラは驚いてワープホールをまじまじと見た。

 

(ここを通れば、スバル君のところに行ける・・・)

 ミソラは心の中でそう考えるとギターを強く持ち直した。

 

「ハープ・・・」

『・・・ミソラ、長い付き合いなんだから、あなたが何考えてるか聞かなくても分かるわよ。 もちろん、どこまでも付き合うわ』

 ギターになっているハープは、ミソラに笑顔で話しかける。

 

「ミソラちゃん・・・」

 ミソラは後ろを振り向く。 そこには何かを察したようなヨイリー博士が立っていた。

ヨイリー博士とミソラは無言のままお互いを見ていたが、すぐにヨイリー博士が口を開いた。

 

「いってらっしゃい!!」

「はい!!!」

 

 ミソラは元気よく返事をするとワープホールに飛び込んだ。

ワープホールはミソラが飛び込むと役目を果たしたように消滅した。

 

「ヨイリー博士、良かったのですか・・・?」

 サテラポリスの人が話しかけてきた。

 

「いいのよ。 自分の行く道は誰がどうこう言うものじゃないんだから・・・」

 ヨイリー博士は淡々と答え、しばらくその場に立っていた・・・。




ハープ
『てな感じでやって来たのよ』

ウォーロック
『なるほどな、オレとスバルが使ったワープホールは一回ぽっきりの使い切りだったもんな』

アリエル
『ってか、来なくても良かったのよ! この完全琴ボディ!!』

ハープ
『なんですって小娘!!』

ウォーロック
『うおぉぉ! よ、よせぇ!!』
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