流星のロックマン×ロックマンエグゼ ~願いが希望に変わる時~   作:フレイムナイト

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※この小説は世界を賭けた戦いと友情の物語であって、決して少年少女の恋愛物語ではありません。
(マジ! 本当だから信じてお願い!!!)


第三十一話  繋いだ手

「・・・・・・」

『・・・・・・』

 時が止まったようだった・・・。

みんな、メイルがギャグ漫画のように盛大にすっころんだことに呆れたり、んなアホな・・・と思ったり、まあ皆それぞれいろいろなことを思った。

 

「メ、メイルちゃん・・・?」

 あまりの状況に驚きながらも、熱斗はしゃがみ込みメイルに呼びかける。

するとメイルは恐る恐るといった感じに顔を上げた。 その顔は恥ずかしさで真っ赤になってしまっていた。

 

 

「ね、熱斗・・・」

「あ、えと・・・」

 二人はあまりの気まずさにお互い目を逸らし、言葉に詰まってしまう。

そんな二人の気まずい雰囲気を破ったのは銀色だった。

 

「メイルちゃん、大丈夫?」

 銀色はそういうとメイルに手を伸ばした。

 

「あ、はい!」

 メイルは銀色の手を握り、立ち上がる。

 

「ところで、なんでみんなここに居るの?」

 銀色はメイルから視線をずらし、立ち尽くしているやいと達に質問した。

 

みんな、銀色の質問に『ギグッ!!?』とした顔になる。

 

「あ、それはその・・・」

「なんていえばいいのか・・・」

 やいととミソラは『後を付いてきました』とは言えず、しどろもどろになってしまっている。

 

 

「決して、二人の後を付いて来たなんてことは・・・」

「「「「バカ(か)------」」」」

 デカオが焦って本当のことを言ってしまい、炎山、やいと、スバル、ミソラは大きな声で突っ込む。

銀色、熱斗、メイルはそれを呆れた目で見ていた。

 

「付けてきたって、じゃあメイルちゃんも?」

 熱斗はそういうとメイルに視線を戻した。

 

「え、や、その・・・」

 メイルはまたも顔を真っ赤にして下を向いてしまう。

 

「どうしてそんなことしたんだよ!?」

 熱斗は少し強い口調でメイルに問いただす。

すると、メイルは突然熱斗の手を両手で握ってきた。

 

 

「だって、気になったんだもん!!!」

「え、ええ!!?」

 メイルは熱斗に怒鳴るように返事をした。

 

「だって、熱斗と銀色さん、会ってすぐにいい雰囲気になっちゃって、会ったその日に抱き合っているところ見ちゃって、気が付くと銀色さん、熱斗のこと見てることがあって、それに・・・それに・・・」

「メイルちゃん、落ち着いて!!」

 熱斗は錯乱しているメイルを落ち着かせようとするが、メイルの気持ちの高ぶりはまるで静まらない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「私は、熱斗と銀色さんがお互いを好きになったらどうしようってずっと不安で仕方がなかったのよ!!!!!」

「・・・!!!」

 メイルは顔を真っ赤にして、だが熱斗の顔を真っ直ぐに見て自分の気持ちをさらけ出した。

銀色と炎山以外のみんなはメイルの告白に顔を真っ赤にしてしまい、銀色と炎山は落ち着いた目で熱斗とメイルを見ていた。

 

「あ・・・!」

 メイルはパニックになって今自分が言ってしまったことに気づき、さらに顔を真っ赤にして熱斗から視線を逸らす。

熱斗は熱斗で顔を真っ赤にして何といえば良いのか分からず、黙ったままだ。

 

「お前達、ここを離れるぞ」

 突然、炎山がその沈黙を破るようにみんなに言った。

 

「ちょ、なに言ってるのよ炎山!!」

 やいとは炎山の言葉に反論するが、いきなり服の襟を掴まれ、引きずられるようにその場を離れる。

 

「なにすんのよ、離しなさい!!!」

 やいとはギャーギャー騒いで抵抗するが、炎山はまるで聞き耳持たず、やいとを引きずって行ってしまった。

 

「えーっと、オレも・・・」

『ここは行くのが正解でガス、デカオ』

 デカオはガッツマンの言うとおり、炎山達の後を追うように丘を降りていった。

 

「私も下に降りるわ、熱斗君」

「えっ、銀色さん!?」

 銀色はそういうと丘の下に続く階段に向かって歩いていく。

 

「メイルちゃんとちゃんと話をするのよ」

「「・・・///」」

 熱斗とメイルは銀色の言葉に顔を真っ赤にする。

 

 すると銀色のPETからアリエルが飛び出し、ウォーロック目掛けて飛んできた。

『デートしましょーーー!!ウォーロック様ーーー❤』

『ギャーーーーー!!!』

 ウォーロックはそれを見て悲鳴を上げると、スバルを引っ張るように逃げ出した。

 

「うわあぁ!!?」

「ス、スバル君!!?」

『やれやれ・・・』

 ミソラとハープはそれを追いかけて丘の下に下りて行った。 銀色もその後を追うように階段を降りていき、結果、丘には熱斗とメイルの二人っきりになった。

 

 

「「・・・・・・」」

 二人はしばらく時が止まってしまったように黙り続けていたが、熱斗がおもむろに口を開いた。

 

「銀色さん、もう好きな人いるって言ってた」

「えっ!?」

「ここ、その人に連れてきたもらった場所なんだって・・・」

「そっ、それじゃあ・・・・・・」

「オレと銀色さんが付き合うなんて、ありえないってこと!」

 メイルはそれを聞いて体から力が抜けていくのを感じだ。 全ては自分のただの思い込みだったのだ。

 

「メイルちゃん、オレ、銀色さんは俺を見てたんじゃないと思う」

「えっ、それってどういうこと?」

「銀色さん、オレを見てるっていうより、オレ越しに誰かを見てたような気がするんだ」

「誰かって誰?」

「そんなのオレだって分かんないよ。 てかっ、メイルちゃん」

「ん?」

「手、いつまで握ってるの?」

「・・・はっ!!」

 そう、メイルはあの衝撃の告白から今まで、ずーっと、熱斗の手を握っていたのだ。 メイルは慌てて熱斗の手を離すと、一,二歩距離をとった。

 

「メイルちゃん・・・」

 熱斗は少し目を細め、メイルにまた話しかけてくる。メイルはそれ少し下を向いて聞いていた。

 

 

(どうしよう、熱斗、きっと呆れてる、こんなストーカーみたいなことして)

 

「オレ・・・」

 

(私のこと、嫌いになったかも・・・)

 

「メイルちゃんのこと・・・」

 

(もう、ダメ・・・・・・!!!)

 

 

 

 

 

「嫌いじゃないよ・・・・・・」

 

 

「・・・・・・えっ!?」

 メイルはバッと顔を上げた、メイルが見た熱斗は少し微笑んでいるような感じだった。

 

「つーか、ゴメン、なんかオレ、気が付かないうちにメイルちゃんをすごい不安にさせてたみたいで・・・」

 熱斗は頬を指でポリポリ掻きながら、メイルに申し訳なさそうに謝る。

 

「そんな、私もこんなストーカーまがいなことして、ゴメンネ」

 メイルも手をもじもじさせながら、熱斗に謝る。

 

「・・・あーー、それより、オレ達二人だけでここにいるのもなんだし、みんなのところ戻ろっか」

「・・・・・・!!」

 熱斗は二人っきりのこの状況にこらえ切れず、みんなのところに戻ろうと言い、階段の所へ歩き始める。

 

「あっ、・・・待って!!」

 だがそれを、メイルは熱斗の手を握り、止める。

 

「メイルちゃん?」

「あの、その、せっかく二人っきりなんだから、もう少しここにいよう///」

「・・・・・・///」

 メイルの提案に熱斗は今までにないくらい顔を真っ赤にするが、すぐにその手を握り返した。

 

「・・・・・・///」

 メイルは熱斗が握り返してきたことに熱斗と同じくらい顔を真っ赤にする。

 

「そうだね、せっかく、二人っきりなんだし・・・・・・」

 熱斗とメイルはその後、しばらく二人っきりで花畑の丘の上でその丘から見える風景を眺めていた。

 

 

 

 

 

その後、炎山達からPETにメールが来た。

[自分達がこれ以上いるのは邪魔みたいなので帰ります]という内容だった。

 

だが、熱斗のPETに届いた銀色からのメールは違う内容だった。

 

 

To:光 熱斗   

 

 熱斗君、自分から呼び出しておいて先に帰ってしまい、本当にゴメンナサイ。

 

熱斗君に話したいと言っていたことについてなんですが、このことは私から話すべきではないと、丘から離れた後考え直したのです。

 

自分勝手なことかと思いますが、どうか分かってください。

このことは、私がでしゃばってはいけないことだったのです。

 

私があなたに話せるのはここまで。 いつか、熱斗君がすべてを知るときまで、このことは私と熱斗君の秘密にしてください(本当に、身勝手なお願いばかりしてゴメンナサイ)。

 

それではまた、パーツ探しの時に会いましょう。

 

P.S. これからは、メイルちゃんを不安にさせないようにしましょ、熱斗君♪

 

From:銀色




次章、とんでもない展開に・・・!!?
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