流星のロックマン×ロックマンエグゼ ~願いが希望に変わる時~   作:フレイムナイト

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第四十三話  オテンコサマ

(アリエル・・・どこに行っちゃたの?)

 銀色はそう思いながら、PET画面を見た。 アリエルが外に出て、数時間が経つ。

外はもう日が沈みかけ、夜になろうとしている。

 

「銀色さん、どうしたんですか?」

 不意に、誰かが銀色に声をかけてきた。

 

「炎山君・・・」

 声をかけてきたのは炎山だ。 どうやら、熱斗のお見舞いに来たらしい。

 

「どうしたんですか? こんなところに立って?」

 炎山が銀色に話しかける。

 

「あ、私も熱斗君のお見舞いに来たんだけど、入りづらくて・・・。

それだけじゃないの、アリエルがどこか行ったきり、帰ってこなくて・・・・・・」

「えっ!?」

 銀色は炎山にアリエルの事を話す。

 

「帰ってこないって・・・連絡も取れないんですか?」

「うん・・・何度呼びかけても、応答がないの・・・」

 炎山は銀色の話を聞くと、緊張した顔つきで熱斗がいる病室に入った。

 

「炎山君!?」

 銀色も炎山の後を追うように病室に入る。

 

「あれ? 炎山君、どうしたの?」

 メイルが、緊張した顔つきで入ってきた炎山に驚く。

 

「桜井、星河、アリエルがここに来なかったか?」

 炎山がメイルとスバルに問いかける。

 

「い、いや・・・」

「来てないけど、アリエルちゃんに何かあったの?」

 

 

「ちょっと出かけるって言ったきり、帰ってこないの。 連絡も付かなくて・・・」

 炎山の代わりに銀色が答える。

 

『ホントかよ、それ!?』

 突然、ウォーロックが出てきて、銀色に詰め寄る。

 

「え、ええ・・・」

『スバル! 行くぞ!!』

「行くぞって、うわ!? ウォーロック!!?」

 スバルはウォーロックに引きずられる形で、周波数変換で壁を越えて外に出て行ってしまう。 病室のみんなは、ウォーロックの心配振りに驚いて立ちつくしてしまっていた。

 

 

「・・・ウォーロックっていっつも、アリエルちゃんに追っかけられて悲鳴上げてたよね・・・?」

 メイルがボソッと呟くように言う。

 

「まぁ、一応、仲間だからな・・・。 心配はするだろう・・・」

「わ、私達も探しに行きましょう・・・」

 熱斗の看病をするメイルを残して、銀色と炎山は部屋を出た。

 

 

 

 

 

「ちょっと、ウォーロック! 落ち着きなよ!!」

 科学省を飛び出し、夜空を爆走するかのようにウォーロックに引き連られながら、スバルが言った。

 

『・・・落ち着いてるよ!! だからアリエルを探してんだろ!?』

「だからなんでそんな急ぐのさ!!」

 

『・・・なんで炎山の野郎があんな緊張した顔でアリエルの事聞いたと思う?』

「えっ?」

『アリエルはネビュラに付く振りをしてこの時代に来たんだ。 ネビュラから見れば、アリエルは裏切り者だ。 それを見逃しっぱなしにしておくとは限らないだろ?』

「じゃあ、アリエルはまさか・・・!!?」

 

『ネビュラに襲われてるかも知れねぇ、急いで探し・・・・・・!!』

 ウォーロックはそう言い切る前に、突然急停止した。

スバルはウォーロックがいきなり止まるので前に思いっきり転びそうになった。

 

 

「うわっ!! どうしたの? ウォーロック!?」

『・・・なんだ? あの光?』

 ウォーロックは目の前から目を離さず言った。 スバルもウォーロックから目の前に視線を向けると、遠くからポオッとした光が見えた。 しかもそれはだんだんこっちに近づいてきているようだ。

 

 

「ねぇ、なんかこっちに近付いて来てない!?」

『なんか、声も聞こえて来たぞ!?』

 光は光速のようなスピードでスバル達に近づいてくる。 そして光がスバルと約百メートル程になると、ウォーロックが聞いたという声もはっきり聞こえてきた。

それは、なんというか野太く、威厳ある声だった。 その声の主とは・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『ウオオオオオ!!! どこだーー!!! ジャンゴーーーーーーーー!!!!!』

 

太陽の使者、オテンコサマだった・・・。

 

「えっ、ちょっ、うわああああああああ!!!!」

 光速のスピードで突っ込んで来たオテンコサマは、避ける事が出来ず、思いっきりスバルの顔面に激突した。




【NG】
スバル
「うわっ!! どうしたの? ウォーロック!?」

ウォーロック
『・・・なんだ? あの光?』
 ウォーロックは目の前から目を離さず言った。 スバルもウォーロックから目の前に視線を向けると、遠くからポオッとした光が見えた。 しかもそれはだんだんこっちに近づいてきているようだ。


スバル
「ねぇ、なんかこっちに近付いて来てない!?」

ウォーロック
『なんか、声も聞こえて来たぞ!?』
 光は光速のようなスピードでスバル達に近づいてくる。 そして光がスバルと約百メートル程になると、ウォーロックが聞いたという声もはっきり聞こえてきた。
それは、なんというかバイクの音に近かった。 バイクの音に混じって誰かの声が聞こえてくる。 その声の主は・・・





ジャンゴ
「ウワァァアアア!!! どいて! どいて~!!」

棺桶バイクに乗った太陽少年ジャンゴだった・・・。

スバル
「えっ、ちょっ、うわああああああああ!!!!」
 光速のスピードで突っ込んで来た棺桶バイクをスバルは避ける事が出来ず、そのまま顔面に激突してしまった。

ジャンゴ
「ワアァァ! 棺桶バイクが止まらない~~~!!!」
 太陽少年ジャンゴは、そのままスバルを無視して夜の中を棺桶バイクで爆走していくのであった・・・。
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