流星のロックマン×ロックマンエグゼ ~願いが希望に変わる時~   作:フレイムナイト

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第五十二話  ライジングサン!!

「んっ!!? どうなっている!!」

 伯爵が頭上を見ながら叫んだ。

 

「雨が・・・!!」

「上がっていく!!?」

 スバルと熱斗も頭上の異変に気づく。

今まで槍のように降っていた雨が突然降り止んだのだ。

 

 

「どうなっているんだ!!?」

「チッ!! ヴァンパイア・ドールめ、しくじったな!!」

 ジャンゴは驚き、伯爵はヴァンパイア・ドールが敗れたことに気づき、舌打ちする。

 

『ジャンゴ!! 何故雨が上がったか分からぬが、今がチャンスだ!!』

「うん、オテンコサマ!!」

 ジャンゴはそういうと黒ジャンゴから再び元の太陽少年のジャンゴに戻ると、太陽銃を伯爵に向かって構えた。

 

「クッ! だがしかし、ブラッドレインに含まれていたダークマターを吸収したおかげで私の力も回復した。 簡単に倒されはせぬ!!」

 

「伯爵! ヴァンパイア・ハンターの名に賭けて、ボクは絶対に負けない!!」

 ジャンゴは太陽銃の引き金を引こうとする。

 

 

 

 

 

「!? うぐっ・・・!!」

 ジャンゴは急に自分の胸を押さえると、その場で膝をついた。

 

「「『『『ジャンゴ!!?』』』」」

 みんな驚いてジャンゴに向かって叫ぶ。

 

 

「クッ、クックックッ・・・。 どうやら、あの黒い姿の時でもブラッドレインによるダメージがあったようだな」

 伯爵も少し驚いたようだが、すぐに冷静に状況分析をしてジャンゴを嘲笑った。

 

 ジャンゴはブラッドレインの雨を黒ジャンゴ・ヴァンパイアの時に受けていて、ダメージが無いように見えたが元は人間、やはりその影響があり、そのダメージが今一気に来たのだ。

 

 

「終わりだ!! 太陽少年 ジャンゴ!!!」

 地面に膝まずくジャンゴを見下ろしながら、伯爵は勝ち誇ったように両腕を高く上げた。

ブラッドランスでトドメを刺す気だ。

 

「くっ・・・」

 ジャンゴは立ち上がろうとするが、体に力が入らず立ち上がれない。

 

『ジャンゴーーー!!!』

 オテンコサマの絶叫が、科学省に響いた。

 

 

 

 

 

「ロックバスター!!」

「ぐうっ!!」

 ブラッドランスを出す直前、スバルのロックバスターが伯爵を直撃した。

 

「伯爵、相手はジャンゴ君だけじゃないぞ!!」

『オレ達が相手だ!!』

 スバルとウォーロックがいつの間にかジャンゴの前に立ち、伯爵と対峙した。

 

「フッ! 人間の小僧が私に適うと思うな!!」

 

(・・・そうだ、太陽の力がなければ、伯爵を倒すことが出来ない)

 ジャンゴは残った力を振り絞り、右手を頭上に上げた。

 

『ジャンゴ!!?』

「えっ・・・!!?」

 オテンコサマがジャンゴのやろうとしている事に気づき、スバルはとっさに後ろにいるジャンゴの方を振り向いた。

 

 

「スバル君、頼んだよ・・・!! 月光魔法、ライジングサン!!!」

 ジャンゴの右手から、小さな光の玉が現れ、それが大きく弾け飛んだ。

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