シズ・デルタに恋をしたナザリックの機動兵器   作:t-eureca

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第26話 鉄の城の悪魔と天使

え? なんだって? 世界征服だって? それどこの悪の組織なのかなアルティマ君?

いや、そりゃナザリックの面子って悪の組織にいそうな奴ばっかだけど……。

てかそれってあの夜の冗談の事ですよね? てことは何ですか? あの冗談をマジと捉えたんですか?

 

マ ジ で ?

 

頭の中が混乱するも精神異常無効のスキルが発動して、強制的に鎮圧される。

アルティマがこう思ってるって事はアルべドやデミウルゴスもそう思っている可能性大?というよりナザリックのみんながそう思っているってこと?

 

(これ今すぐモモンガさんに報告することだよな……)

 

「マシンナー様?」

 

「ああ、いや何でもない、少しアインズに言わなきゃいけないことがあるから少し行ってくる」

 

「わかりました」

 

「あ、それと隊長達を一時間後に全員呼んでおいてくれ」

 

「わかりました」

 

「悪いな、すぐ戻る」

 

「いえ…」

 

「……」

 

そして俺はモモンガさんにメッセージを送り、円卓の間に転移していった。

 

 

 

 

俺が円卓の間に着いた時にはモモンガさんも円卓の間についていた。

 

「あ、すいませんモモンガさんお忙しい時に…」

 

「大丈夫ですよマシンナーさん、それで話とは?」

 

「あー…実はですね…」

 

俺がアルティマから聞いた内容をそのままにモモンガさんに告げる、それを聞いたモモンガさん手を頭に添えて「マジか…」と呟いた。

 

「マジです、多分ナザリック全体も俺達の目標が世界征服って勘違いしてしますよ?」

 

「マジかよ…マジかよ…」

 

次は頭を抱えるモモンガさん、まあ俺もフェイズシフトダウンして装甲の色がグレーになってるんですよねアハハハハハハハハハハハハハハハ……。

 

「……どうしてこうなったんでしょうね?」

 

「……優秀すぎる人材がゴロゴロいますからねえ…ぶっちゃけ周辺の国家の一つの特殊部隊拉致っちゃいましたしね、しかも平穏に過ごしたくても、ナザリックの面子が全員異形種ですから所在ばれたら一触即発待ったなしですし、特にスレイン法国……」

 

そう考えているとふとウルベルトさんとるし★ふぁーさんがユグドラシル時代に『世界征服したいな』って言っていたのを思い出す。

 

「そういえばウルベルトさんとるし★ふぁーさんが言ってましたよね? 『世界征服したいな』って?」

 

その言葉に頭を抱えていたモモンガさんは顔を上げ、懐かし気に「ああ…」と言う。

 

「言ってましたね…るし★ふぁーさんは冗談っぽかったですけどウルベルトさんはガチの感じだったような…」

 

「……多分ガチだったと思います、よくクエスト中に言ってました」

 

「マジですか…そういえばマシンナーさんとウルベルトさんよくクエストで一緒に行ってましたよね? マシンナーさんが暴れこんでウルベルトさんが魔法で援護してたの覚えてますよ」

 

ユグドラシル時代ウルベルトさんとPVPして俺は敗北してしまったが俺の防御力を見込んでもらい、ウルベルトさんからクエストによく誘われた。

その時によくウルベルトさんが『世界征服したいな』と言っていたのを思い出す。

 

「たっちさんとウルベルトさんが喧嘩している時よく一緒に止めましたよね?」

 

「毎度毎度冷や冷やしましたよ本当に…」

 

あの二人が喧嘩するときは本当に冷や冷やしながら止めたものだ、ギルドマスターのモモンガさんも冷や冷やしてたし。

そんな2人の喧嘩も今でも懐かしい思い出の一つだ。

そして俺はある決心をしモモンガさんに話しかける。

 

「モモンガさん」

 

「何ですか? マシンナーさん?」

 

「……やってみませんか?」

 

「……世界征服をですか?」

 

「はい、ユグドラシルでは泣く子も更に泣かすくらいに名を轟かせた俺達『アインズ・ウール・ゴウン』それを伝説にするのが俺達の目標。そのついでに……」

 

「『世界も征服しちゃおうぜ?』って奴ですか?」

 

「まあぶっちゃけよく考えると世界征服もどの道しなきゃいけなくなると思いますし」

 

「本当にぶっちゃけましたね、まあ確かにそうじゃないとらしくないですもんね?」

 

「やっちゃいますか世界征服?」

 

「やっちゃいましょう世界征服」

 

そしてお互いに「くっくっく…」と笑いあった…。

 

 

 

 

円卓の間を出た俺は『機械の楽園』の司令室に向かう。

その前に俺は第八階層に居る『あいつ』にメッセージを送った。

 

『もしもし、ディアヴォルスか?…今からそっちに向かう。ああ…すまんなありがとう。それから…』

 

俺はメッセージを送った主にこれからの事を話し、メッセージを切った。

司令室の扉を開けるとアルティマ位下他の隊長達も集合していた。

シズはどうやらプレアデス定例会議に行ったらしい、残念。

 

「悪いな皆、急に呼び出してしまって」

 

「いえ、お構いなく…」

 

「ソレデ…我々ヲオ呼ビシタノハ…?」

 

ドランザーの質問に俺はすぐに答えた。

 

「うむ、これから皆で第八階層の『鉄の城』に行く…」

 

「「「「「!?」」」」」

 

これから行く所にみんな驚いている。

そういえばこいつらは行った事なかったよな。

そしてそれを守る『彼奴ら』にも…。

 

「あっちに少々用事があってな…」

 

「それでしたら、リング・オブ・アインズウールゴウンで……」

 

「おいおい、それだったらお前らを置いていくじゃないか? それにたまには歩いていくのも悪くないしな」

 

やっぱりモモンガさんに頼んでこいつらの分のリング・オブ・アインズ・ウール・ゴウンを借りるか、あ、後シズの分も必要だな。

 

「おっと、指輪で思い出した、ちょっと待ってろ」

 

俺は机の引き出しから金庫を取り出し、その金庫の鍵を取り出し、開けると、中から赤、緑、黄、銀、橙、紫、白の指輪が七つ入っていた。

 

「マシンナー様…これは?」

 

「俺の最新作だ、名前は『リング・マシンフォース』。お前たちの指輪だ」

 

「「「「「え!?」」」」」

 

俺がまだユグドラシルにいたときの最新作『リング・マシンフォース』

この指輪は何かスキルをつけるタイプのものじゃないが、代わりにある機能を付けてある。

 

「こいつは戦闘の時に装着者の任意で指輪から支援用の機体に変わる用に設計してある、赤はアルティマ、緑はローグ、黄色はゴルドで銀はドランザー、橙はソニックだ」

 

「戦闘の時に役に立つ、自由に使ってくれ」

 

「ありがとう……ございます」

 

その間はいったいなんだ? まあいいか。

 

「さて、行くぞ」

 

「「「「「は!」」」」」

 

そして第八階層に到着し、俺は『鉄の城』に向かうために全員に飛行するように指示を出す。

 

「ここから先は飛ぶぞ、遅れるな」

 

「わかりました」

 

全員スラスターを吹かし、目的地を目指して飛んだ。

 

到着すると俺達の目の前には『機械の楽園』程ではないが数々の重火器で武装された要塞が建っている。

そうここが俺の創造したNPC『ディアヴォルス』と『アンヘル』が守護する『鉄の城』だ。

そしてアルティマが口を開く。

 

「マシンナー様、ここが…」

 

「ああ、ここが第八階層『鉄の城』…」

 

「そしてマシンナー様が創造されたシモベ『ディアヴォルス』と『アンヘル』が居るという…」

 

「だが…どのような人物なのだ?」

 

「ワカラン…何セ一度モアッタ事モナイガ…」

 

「心配するな、そろそろ来る」

 

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……………。

 

「何ダ!?」

 

「地震…!?」

 

「ゴルド! ドランザー! マシンナー様をお守りし…」

 

「その必要は無い」

 

「え?」

 

「来たぞ」

 

慌てるアルティマ達に制止を呼びかける。

多分次来るのは……。

 

ドオォォォォォォン!?

 

「「「オオォォォォォォオ!!?」」」

 

咆哮を上げながら地面から複数の影が飛び出してくる。

それは鉄の蛇のような胴体に顔はロボットという異様な物たちだった。

それを見たアルティマ達は即座に武器を構えるが、すぐに制止させた。

 

「心配するな、ディアヴォルスの眷属だ」

 

「え?」

 

「さあ…親玉が来たぞ?」

 

ズン…ズン…ズンという地響きを上げながらそれは来た。

黒と紫をベースとしたカラーリングを施された巨大な蜘蛛のような胴体、胴体の中心には顔のような部分が着いている。

その顔の上の部分から人型の胴体のような部分が出ていた。

 

そしてその隣に白銀の天使のような機械種が翼を広げて舞い降りる。

人型の身体に甲冑を付けたような身体、頭には天使の羽のような物が着いている。

顔はまるで人形のように整っており、赤い眼をしている。

 

そして黒い方は蜘蛛の身体を変形させ、二足歩行になる。先ほどは自分たちを見下ろす程の巨体から、コキュートスより一回り大きい程度に収まっている。

 

「お待ちしておりました、マシンナー様。本当に…本当に…お久しぶりです」

 

「再びお会い出来たこと、これ以上に嬉しい事はありませぬ…」

 

「本当に久しいな『ディアヴォルス』、『アンヘル』」

 

そう、この二体こそ俺が作ったNPC『ディアヴォルス』と『アンヘル』だ!

 

「2人とも元気そうでなによりで安心したぞ?」

 

「勿体無い御言葉、その言葉だけで報われます」

 

「私もです…!」

 

うんうん、こいつらも何も変わってなくて何よりだ。

 

「ところで…マシンナー様の後ろにおられる方々はもしや…軍団の?」

 

「ああ、俺の軍団の隊長達だ。お前たち、自己紹介しろ」

 

「は! ディアヴォルス殿、アンヘル殿、僕は『鋼鉄の魂』副官と総隊長を兼任しているアルティマ・レイ・フォースと申します」

 

「機人兵団隊長、バレット・ローグ…」

 

「特機兵団隊長、ゴルドソウルと申す!!」

 

「機獣兵団隊長ノ、ドランザーダ…」

 

「機動兵団隊長、ソニック・スレイヤーだ、ソニックで良い…」

 

「これはご丁寧に…改めて私は第八階層『鉄の城』領域守護者アンヘルと申します、以降お見知りおきを、そして…」

 

「同じく領域守護者ディアヴォルス! お互い同じ御方に創造された身、良き関係を築こう……」

 

良かった、第一印象はお互い悪くなさそうだ。

お互いの挨拶を見て、俺はホッと安堵する。

 

「はい!共にマシンナー様に生み出された者同士、部隊は違えど、力を合わせましょう!」

 

「ほう、丁度いい時に良い言葉を出したな、アル」

 

「え?」

 

「と申しますと?」

 

「うむ、実はここに来たのはディアヴォルス、アンヘルお前達に頼み事があって来たのだ」

 

「頼み事ですか?」

 

「頼みと言わず、ご命令とあればいかようにも…!」

 

おお、ディアヴォルスすげえ気合い入ってるよ、まあずっと第八階層に缶詰だったからな。

 

「うむ、アルティマ達もよく聞いておいてくれ、これからの『鋼鉄の魂』に大きく関係する事だ」

 

「「「「「はっ!!」」」」」

 

俺は、皆が注目するのを確認し、今回の頼み事を話した。

 

「ディアヴォルス、アンヘル、俺の『マキナ』の隊長として働いてほしい」

 

「「「「「「「!!」」」」」」」

 

アルティマ達とディアヴォルスとアンヘルが驚きで眼を見張ったような気がした。




ディアヴォルスのモデルはデビルガンダムです。
流石に大元の様な事にはなりませんが、それでも物語においてこれから彼がどの様に大暴れするのかご期待ください。

アンヘルのモデルはラーゼフォンです。
え?なら真聖ラーゼフォンみたいな姿になるのかって?流石にあれはチートだからなぁ…。
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