シズ・デルタに恋をしたナザリックの機動兵器 作:t-eureca
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※修正しました。
モモンは昨日の問題をマシンナーに相談し彼の言葉で朝には少々ぎこちなくだがはっきりとニニャに話し掛けることができた。
マシンナーにそれを感謝するものの、後から来た『カルネ村で会いましょう』の言葉に少々不安があった。
(マシンナーさん、少しせっかちな所あるからな……いったいどうしたんだろう?)
マシンナーのことを考えているあいだに目的地であるカルネ村が見えてきたのだが、村の様子を見たンフィーレアは驚き、モモン達と同行している漆黒の剣のメンバーも村の変化についての意見を口にしている。
「何だろうあの頑丈そうな柵。前は無かったはずなのに……」
「しかも武装した小鬼(ゴブリン)と……あれは見たこと無いがゴーレムか? 見たこと無い種類だな」
「でもよ、たしか此処いら一帯は麦畑なんだしわざわざあんな所に陣取ってるのは少しおかしくねえか?」
「うむ、奴らが伏兵を隠すための存在であるのは間違い無いのである…」
「…思った以上に面倒事になりましたがモモンさん、ナーベさん、どうしましょうか?」
漆黒の剣のニニャの言葉の後に他のメンバーもモモンとナーベの方を見る。
昨日の2人の圧倒的な実力を知って、これからの行動を2人に尋ねる。
「此処は私とナーベがあの小鬼とゴーレム?達と話をしてきます。ですが何が起こるかわからないので皆さんは彼らの射程圏内に入らないよう、お願いします」
ンフィーレアが何か焦っているようにも見えたが渋々頷いた。
そう仰々しく言ったものの、彼は何も心配などしてはいなかった。
あの小鬼やゴーレム…機械系異形種<古代機械>達は以前、自分とマシンナーが村娘のエンリに与えた<小鬼将軍の角笛>と<古代機械の胸像>で召喚された存在にまず間違いない。
ならば話し合いで済む相手だし、万が一戦いになっても無力化できるだけの実力差はある。
「行くぞナーベ。私に付いてこい」
「はい、畏まりました。モモンさん」
まだ色々と問題はあるが基本的には今のところ大丈夫なナーベを連れて入口の方へと歩き出した。
「待たれよ!」
凄まじい音量の声とともに小鬼と古代機械の中を掻き分け、一人の機械系異形種が前に出てきた。
モモンと同じくらいの巨躯とトリコロールカラーで塗られた機体、胸には機械のライオンの顔が着いている。
マシンナーの機械系異形種軍団の隊長格の一人「ゴルドソウル」である。
その後から彼の兵団<特機兵団>の者たちが何名か出てくる。
身体が赤色で両手にトマホークを持った者、日輪のようなパーツを着けた角を持った者、刺付きの大型ヨーヨーを装備した者らが出てきた。
「私はこの村の警備をしているゴルドソウルという者だ! 貴様らは何者だ?」
(そういえば特機兵団の何人かも村の警備兼ねて人間種との友好を築くためにマシンナーさんが派遣したんだよな)
「私の名前はモモン、冒険者をしている者だ。隣に居るのは私の仲間であるナーベ」
新たに現れたゴルドソウルとその仲間たちをみてンフィーレアと漆黒の剣のメンバーは驚愕する。
それもそのはずで全身が金属で作られたゴーレムなんて今まで聞いたことも見たことも無いのだ。
「モモン……」
「ゴルドの大将、モモンって言ったら『あの人』が言ってた…」
「大将じゃない、隊長だ。ああそうだな『あの人』の言う通りの人物だな」
「……『あの人?』」
(まさか…)
「私だ」
「!?」
目の前でバチバチと電気が光り徐々に黒甲冑の武者が姿を現していく。
それを見たモモンは背中の二振りの大剣の柄を握り、ナーベはマントの下に手を入れて剣から鞘を抜き臨戦態勢に入る。
(……やっぱり)
目の前の武者が誰かがわかり握っていた手を離す。ナーベも慌てて剣を収めた。
「よう」
「何やってるんですか…」
「仲間とたまたまこの村に立ち寄ってたらお前らの姿を見たんでな、ちょっとしたドッキリを計画したんだ、ほらお前らも出てこい!」
その言葉を聞いたときにモモンは「やっぱり連れてきてたか…」と思いながらナーベの方を見る。
「シ…んん! マギー、ア…ジナイーダさんまで何故このような所にお出でに……」
「ナーベ……どもりすぎ…」
「仕方ないですマギー、真面目な所が彼女の性分ですし…」
ナーベにツッコミを入れるマギーとそれをフォローしているジナイーダ。
そんなナーベ達を見た後にレイヴンの方を見る。
<いったいどうしたんですか?>
<話すのならここでも良いんですけど…>
しかしマシンナーはアインズの後ろ…ンフィーレアと漆黒の剣のメンバーの方角を見る。
<悪いんですけど説明お願いできますか?>
<了解です>
<とりあえず口裏合わせてくださいね?>
<ええ、マシンナーさんもよろしくお願いします>
<了解です>
マシンナーのお願いに同意した後アインズはメッセージを切り、後ろに居るンフィーレア達の所に向かう。
マシンナー達もその後ろに付いていった。
一連の流れを遠くで見ていて漆黒の剣のメンバーとンフィ―レアはモモンですら気配を悟られずに(実際はステルス迷彩使ったんだけど)彼に至近距離まで近づいたという男に驚愕していた。
そして戻ってきたモモンにンフィーレアは恐る恐るモモンに尋ねた。
「あの…モモンさん、その人は?」
「彼は私の冒険者仲間のメンバーの一人だったマシン…レイヴンです、その後ろに居るのは彼が面倒を見ているジナイーダとナーベの姉妹のシ…マグノリアです」
「え! ナーベちゃんの妹さん!?」
「いや驚く所はそこじゃないですよルクレット」
「それにしてもモモンさんが気づかないなんて…」
「あのレイヴン氏もかなりの強者であるのは間違いないのである」
驚く所が違うルクレットに突っ込むニニャ。
モモンですら気配に気づけなかったことに驚くぺテルと一連の出来事にレイヴンの力量がかなりのモノと察するダイン。
<ありがとうございますモモンガさん>
<いえ、では一旦村の中に入って話をしましょう>
説明してくれたモモンガに感謝するマシンナー。
そしてそのまま村のほうに入っていった。
只今カルネ村にはゴルドソウルとその部隊である特機兵団が何名か駐屯しています。
兵団のイメージとしてはカルネ村の中にスーパー系のロボット部隊が駐屯しているかんじです。
他にも村にはゴブリンだけでなくマシンナーが渡した<古代機械の胸像>を渡しており古代機械の軍団がゴブリンと一緒に村の防衛を務めています。
素ネタは遊戯王の機械族のあいつらです。