シズ・デルタに恋をしたナザリックの機動兵器   作:t-eureca

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挨拶は大事、古事記にもそう書かれている。


第5話 挨拶と最初の印象は大事

俺とモモンガさんはこれから守護者達への挨拶の流れを話し合っている。

モモンガさんによると第六階層の闘技場で『忠誠の儀』をやっていたんだが、俺が落ちてきて意識不明だった為途中で切り上げてきたらしい。

重ね重ね本当に申し訳ない……。

しかもモモンガさんは、次々と引退していくギルメン達の中でたった一人でギルドを維持し続けていたらしい。

それがどれだけ大変な事か……!

 

「モモンガさん、一か月もログインできなくて本当に申し訳ないです、大変だったでしょう?」

「ええ、まあ……、でもこうしてマシンナーさんと再会できました。それでいいじゃないですか」

 

ああ…やっぱりこの人はいい人だ、本当にいい人だ……!

心の中で号泣しつつも、俺は口を開いた。

 

「えーと……確かNPC達は俺たちギルメンを『至高の41人』って呼んでるんですよね?」

「はい、だから俺は支配者としてNPC達に接しています」

「なるほど…なら俺もそうした方が良いかもな、ああ出来るかなぁ……」

「大丈夫ですよ、マシンナーさんの見た目悪のロボットの親玉みたいですし」

「そういうモモンガさんだってどう見ても悪の大魔王じゃないですかぁぁぁ……、てか今更ですけど声めっちゃイケボになりましたね? なんかマジンカイザーSKLの真上の声に似てるんですけど、気のせいでしょうか?」

「だれですかそれ? マシンナーさんも何か渋くなってますね? 元から声は低かったですけど」

 

そんな事を喋りながら、俺とモモンガさんは挨拶の流れの打ち合わせの話に戻る。

 

「てことはこれからやるのがその『忠誠の儀』の続きみたいなものですか?」

「みたいな感じです、……緊張してます?」

「当たり前ですよ、現実じゃ俺、ただのしがない整備士だったんですよ?」

「まあそこは大丈夫ですよ、無効化ありますし」

「あ……なるほど……」

 

ここにきてやっと無効化の良さがわかった気がする、まあ常時賢者モードみたいなもんだけど……。

緊張して挙動不審になるよかマシだ。

 

「それにメッセージの魔法を使って、俺とマシンナーさんだけで会話すれば内緒話も簡単です。だからお互いのフォローもできますよ?」

「ありがたいっす、まぁ……何ができるかわかりませんけど…」

「大丈夫ですよ、俺も最初はそんな感じでした」

「そうすっか……まぁやるだけやってみます」

「わかりました、じゃあ守護者達が来て跪いた後……」

「ほいほい……」

 

暫くの間は、真剣に挨拶のおおまかな流れを話し合い大体の流れが固まった。リハーサルする時間は取れなかったがしょうがない。

モモンガさんが守護者統括のアルべドにメッセージを飛ばしている間、俺は頭の中でシミュレーションを繰り返していた。

 

 

そして5分にも満たない時間で玉座の間に守護者各位が勢揃いしていた。いや早すぎだろ。

ちょっとビビってしまった。

 

 

さっきまで俺とモモンガさんしかいなかった玉座の間にはアルべドを筆頭とするナザリック階層守護者たちが勢揃いしている。

はっきり言おう、壮観だ……。

 

(すげぇ……少しでも気を抜いたら圧倒されそうだ)

(でもマシンナーさんもこれ以上に多い軍団を率いてたんでしょう?)

 

モモンガさんの言葉に俺は(そうだったな)と思った、数だけなら今いる面子を凌駕する軍団を俺は率いてたんだ、これで圧倒されたらあいつらに申し訳がたたない………!

改めて俺は気合を入れなおした。

 

モモンガさんは玉座に深く腰掛けている、それだけでも魔王の風格を漂わせている、ような気がする。一方俺はどこからか引っ張り出してきた椅子に腰掛けている。玉座に比べれば明らかに見劣りするが、それでも普通の椅子に比べれば豪華な椅子だ。ものすごく良い座り心地である。

 

俺は椅子にモモンガさんと同じぐらいに深く腰掛け、腕組みをして座っていた。

自分でやっててなんだけど、すごい偉そうに見える。いや実際偉いかもしれないけど……。

他にもっと良い座り方あった筈…もういいや手遅れだ、別の事考えよう。

そうして俺は集まっている面子に目を向ける.

 

そういえば他にもヴィクティムとガルガンチュアがいたけど、アイツら特殊すぎるんだよな。ガルガンチュアに至ってはデカすぎるし。

そして、各守護者に目を向けた。

 

まず、守護者統括のアルべド

 

守護者達の纏め役であるサキュバスだ。設定魔のタブラさんが生み出しただけにすさまじい程の設定過多のNPC。

設定だけを見ればすごくヤバイ設定(特に最後のビッチ)なのだが、終了時間ギリギリでモモンガさんが『モモンガを愛している』設定にしてしまったらしい。

オォウ……モモンガさん……。

まあタブラさんなら許してくれるだろ多分……。

 

次に第一、第二、第三階層守護者のシャルティア。

 

トゥルー・ヴァンパイアで単純な戦闘力なら、守護者で最も強いんじゃなかろうか? ステータスならモモンガさんを超えてるくらいだし。

だが生み出したのがAOGで一番のド変態、ペロロンチーノさんだから、その設定も恐ろしいものばかり……、うん正直に言おう、最初シャルティアの設定見たときめっちゃドン引きしました!!

 

第五階層守護者、コキュートス。

 

うん、いつ見てもかっこいい。昆虫系のキャラはかっこいいのがお約束だがそれを差っ引いても素晴らしいデザインだ。

武人武御雷さんが作った昆虫武人。最初見たときはとても興奮して「オーラバトラーだ! 聖戦士だ!」と盛り上がってしまった程。

 

第六階層守護者、アウラ&マーレ。

 

ペロロンチーノさんの姉であるぶくぶく茶釜さんが生み出した双子のダークエルフ。ビーストテイマーのアウラとドルイドのマーレ。

最初見たときは、アウラが兄で、マーレが妹だと思ってたのだが、茶釜さんにより真実を告げられてた時は開いた口が塞がらなかった。

さすがペロロンチーノさんの姉だ、色々と深いな、色々と……。

 

 

第七階層守護者、デミウルゴス。

 

魔法職最強のウルベルトさんが生み出した悪魔だ。ナザリック一の知恵者という設定なので、俺とモモンガさんがボロを出さないように最も警戒すべきNPCの一人だろう、頭脳戦とか無理だし。しかしその忠誠心は本物と言われている。

なにか困った時に相談するのも良いかもしれないな。でもカルマ値ー500という超極悪なのは変わりないため、しっかりと用心しなければ。

 

そしてプレアデスの面々と、その先頭にいる執事、セバス。

 

ワールドチャンピオンのたっち・みーさんが生み出したNPC、LVは守護者達と同じ100。種族は竜人で本気状態のドラゴン形態になれば、アルべドやコキュートスにも勝つこともできるらしい。

カルマ値はデミウルゴスとは反対の300の極善。たっち・みーさんの意思を受け継いでるといっても過言ではないNPCだ。

 

あれ? 階層守護者の他に宝物殿の領域守護者のパンドラズ・アクターがいたよな。

 

(モモンガさん、そういえばパンドラは?)

(……)

(アッハイ、何でもありません)

 

やっぱり黒歴史扱いになってる、話題で出してこれだから、実際に会ったらどうなるんだろう……。

 

それにしても本当に緊張する、皆、跪いてるが、それでも緊張する。いや、跪いてるからこそか……。

 

(さあ、そろそろですよマシンナーさん)

(了解です、モモンガさん)

 

さあ気合入れていくぞ……!!




モモンガさんの中の人ってってマジンカイザーSKLの真上やってるんだよな…。
しかも髑髏が共通してるし。
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