アイドルマスターシンデレラガールズ ランサーズプロデュース   作: 零

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ちょっとした思いつきから書いてしまった
なので更新が割と不定期になると思いますが、よろしくお願いします




第1話

「今日からプロデューサー、か。つーか入ってすぐの新人にプロジェクト一つ丸ごとぶん投げるとか何考えてんだか」

 

青い髪に耳につけたイヤリングの目つきの悪い男。

聖杯戦争に呼び出されそれが沈静化してから取り敢えず職に就こうとバイトをしたりしていたところなぜか正社員になってしまった、青い人。ランサーもといクー・フーリンは美城プロダクションの前に立っていた

 

「ティンと来た。とか言うふざけた理由で俺を雇うくらいだからしかたねぇか」

 

彼にしては珍しいスーツ姿を他のサーヴァントが見たらなんと言うだろうか。少なくともあの赤いのは小憎たらしい皮肉をのたまうに決まってると思いながらビルの中に入っていった。

 

これは青き槍兵クー・フーリンがアイドル達と駆け抜けるちょっとした物語である

 

 

とある三人との集合時刻。

朝、出社した時にいた、担当の三人にプロジェクトについての説明をした後、とりあえずどっかで時間潰してこい、と言ってから数時間、そして集合時刻から十数分が経っていた

 

「遅刻だぞお前ら」

 

「すみません。ちょっと寄り道して遅くなっちゃいました」

 

新たにシンデレラプロジェクトに欠番が出た三人の代わりとしてきた三人にちょっとした注意をする。

 

「まあ、次から気をつけてくれりゃあいい」

 

「「「はい」」」

 

「それじゃあ行くぞ。他の面子に会ってもらうのと、お前らの初めての仕事をやって貰う。ま、がんばれよ」

 

「へ?」

 

そしてスタジオの中に入る

 

「うわ〜」

 

「すごーい。スタジオって感じ〜」

 

本田、島村の二人がウロウロし始める。初めて来るスタジオに興味津々ですと目が語っていた

 

「おいおい、どこ行くんだテメェらこっちだこっち。お前らには他のメンバーに会ってもらったあと、宣材写真とってもらうからよ。もう他の面子は始めてる」

 

そうしてランサーの視線の先には一言で表すなら猫っぽい少女が撮影をしているのがみえる

 

そして、ランサー一行は控室に入っていった。

 

「あれあれー?」

 

「新しいメンバー?」

 

不思議そうにしているシンデレラプロジェクトの全員のうち年少の部類に入りそうな二人がやってくる

 

「ねえねえ、お姉ちゃん達もシンデレラプロジェクトの仲間ー?」

 

「はい」

 

「そうだよ!」

 

ここから怒涛の自己紹介ラッシュが始まる。置いてけぼりになったその中でランサーが思ったことといえば

(やっぱあの神崎っていう嬢ちゃんは何言ってんのかまったくわかんねぇ)であった。

 

 

 

 

「なんつーかお前らな、緊張しすぎだ」

 

「普通にって言われてもどうしたらいいかなーって、普通って難しい」

 

宣材写真の撮影時、笑顔が硬かったり無理にポーズを取ったりする島村、渋谷、本田の三人をを呼び出し、ちょっとした助言をする。

 

「うん。私もあんまり笑ったりするような性格じゃないし」

 

「だからんなもんは無理に笑う必要なんざねぇよ。それが[らしさ]ならそれでやりゃあいい。何も難しいことごちゃごちゃ考えずにさっき事務所で話してた時ぐらいの感覚でいってこい」

 

と、言いたいことだけ言って戻るランサー。

 

「あー、次は三人で撮ってもらってから一人づつって感じでいいですか?あいつら何が緊張してるみたいなんで」

 

とカメラマン達に話を付ける、因みにランサーは敬語を使わなければならない時はちゃんと使う。職業上の目上の人にはちゃんとその時は敬意を払う。何処ぞの常時人を見下し、雑種呼ばわりする金ピカとは違うのである。

 

「いいですね。それでいきましょう」

 

あとは、不意打ち気味にボールとか投げ込んだりして無理やり緊張を打ち消す手伝いをしたりだとかそういうアシストで立て直したりして、やっとこさ撮影が終わったのだった


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