クロスアンジュ 天使と竜の輪舞 ~宇宙の騎士~ 作:せっちー(暴)
え?pixivにでも出してろって?まあ、ただの分でこんな茶番はさておきまあ、駄文の駄文なので面白くないかもしれないですが、どうぞつきあってください
じゃ、どうぞ
クロスアンジュ 天使と竜の輪舞 ~宇宙の騎士~1
一つ、マナという力が社会の基盤となっている世界。地球
一つ、外宇宙の侵略者から齎された世界。地球
根本の基盤となるモノは何も変わらない二つの地球。しかし、因果はそれを分かち別々の物語を語っていく地球を作り上げた。それは、決して交わることのなかった後者の世界の騎士が前者の世界へと鑑賞する新たな物語・・・・・・
これが、どういう結果になるのか、私にもわからない。しかし、願わくば私はこれが間違っていないことを祈っている。
私は、語りべ、筆を執り起こったことを天命とし、後の世にこれを語る者。
1章0話 始まり
機械音が鳴り響く、そこには多くの人が電子端末を操作し、多くのデータを確認している。
その正面では大掛かりな装置があり周りには繋ぎを着たエンジニアたちが装置を点検している。
「本当に、成功するかね?」
「それは私にもわかりません。しかし、確かめなければ」
髭を蓄えた貫禄のある初老の男性は疑問を述べる。それに受け答えをする長髪の女性は、答えにならない回答を、述べるしかない。それは、本当の意味で成功するか確証を得ていないことを指している。しかし、その二人をよそに着々と作業は進んでいる。すると、スライド式のドアが開き一人のスタッフが入るとその二人の前で資料を片手に正面に立ち敬礼をする。
二人は敬礼を返すと、スタッフが資料を見て口を開く。
「作業は、順調に進んでいます。あとは、彼次第だとしか、言えません」
「そうね」
短い解答だけが、スタッフには長く聞こえたのだろうか、再度口を開きこう言った。
「チーフ、こんな無謀な行為は意味があるのでしょうか?私にはとても意味があるとは思えません、並行世界を超えるとなんて。机の上の絵空事ですよ」
「・・・・・・・・」
沈黙が答えなのか、チーフと呼ばれる女性は黙るだけだった。それを感じ取ったのかは分からないが、スタッフは敬礼を返しそこから立ち去った。初老は「やれやれ」という感じに髭をさする。その質問は、その場にいる全員が一番に疑問に思っていることだ。今自分たちの世界の事情でさえ収拾が付いていないというのに、他の世界ましてや確認ができてもいない仮説でしかない、並行世界の地球へと赴くための装置を建造しているのだ。疑問がないわけではない。
「チーフ、私もこれには反対です。なんていうか、これって私たちが_____になる以上に難しいんじゃありませんか?」
金色の髪を束ねた少女は疑問を述べたスタッフと同じ質問をする。
「ワープ航法の原理を応用し多次元への回廊を開く。あまりにも現実的じゃ、ありませんよ」
「確かにどこの座標にあるかもわからないもう一つの地球をどう見つけるんです?」
髪をオールバックにした長身の男性と紫がかった短髪の女性が質問し、
「そうそう、星の数を一つ一つ数えるのと、違うだろうに」
「でも、本当にもう一つの地球に行けたら面白いよね」
金髪の青年とその肩に寄りかかる左の髪を長くした青年がおどけて見せる。
そんな、二人に食って掛かるように赤い髪の女性が口を開く。
「おどけるんじゃないよ!あんた達だって感じたんでしょ?」
叱られ、二人は肩をすくめた。
「感じたって言ったって、かなり弱かったんだぜ?」
「スペースナイツのメンバーの中でそれを感じたのは、俺ら含めてもたったの6人だったんだ」
思い出すように、首筋を掻く。その顔は夢見心地のような顔をする。それを見ながら、皆「はぁ」と確かにと、言うように同意する。その中に、一人だけ苦笑いをする青年が一人、
「そうだな、だがチームの俺たちが同じ夢を見るなんてことは万に一つあるってもんじゃない」
「双子ならまだしも、俺たちは別々の人間だ。繋がりといえば、一つあるが、それでも関係性が薄すぎる。決定的な答えには結びつかない。それを確かめるために、この計画を行うんだ」
そう言いながら、宇宙専用耐圧服を調整していた。彼の手首には光る宝石が填められている。
「それに、この宇宙服の実用試験も兼ねてるんだ」
撫でるように宇宙服を触る。
「それって確か、自分のDNAを服に配合したものですよね?」
「ああ、そのことによってクリスタルのエネルギーによって服が消滅することをなくす為のものだ」
淡々と説明する
「確か、お前が一番あのイメージを鮮明に見たんだよな?」
「ああ、俺たちの地球の海とは違う。蒼いどこまでも続く海。その海の上で竜と戦う者たちの姿。始めは_____かと思ったんだが、違った。6~7mくらいのロボットだったよ」
「ロボットねー、それって_______じゃなかったのか?」
「いや、そのロボットは可変して、戦闘機のようになっていた」
自分が見た夢を観察した事を淡々と語る。
まるで、今もその夢を見ているかのように、
「可変する機体か、俺たちのニューブルーアース号は分離するだけだからな。可変してそれもロボットになるってのは無いよな」
この世界において、技術力は最も進歩しているといってもいい。その中でも秀でている技術があるがそれは、おいそれと使っていいものではない。そんな技術の中、戦闘機が変形しそれもロボットになる技術は存在しない。
あるとすれば、SF小説などの中でしかなかった。
「今回は、並行世界の地球にラダム、他人類の外敵要因が存在するのかを調査する。これは連合軍の関与しない極秘の計画です。万に一つも情報の漏洩はあってはいけません」
「「「ラーサ!」」」
全員の敬称がこだました。そして、準備が始まる。多くの人の力を借りて、一つの世界の干渉が始まる。
「エネルギーの収縮率、現在80%まで上昇。なおも上昇中」
「次元ゲートにて、湾曲現象発生。視認できる空間が捻じれてきています」
「湾曲屈折交差点、算出中まだ見つかっていません」
「皆さん、準備はOKですか?」
コンピュータに検出。モニターにて視認し進行状況を確認していたスタッフが、ゲートを中心に立つ一人と、その周りにいるメンバーに無線にて、確認を取る。
「ダイジョブです」
「ええ、何時でもOKよ」
「ああ、こっちも問題ない」
「こっちも、OKだよ」
「何時でもやってくれ」
周りを囲んでいる5人は、それぞれに返事をする。
しかし、ゲートの前に立っている青年は、何も答えることはなかった。
「あの・・・」スタッフが再度、青年に向かって口頭する。
それに「はっ」と気づいたように口を開くと、
「すまない、ぼんやりしていた」
「集中しなさい、出ないと死ぬだけじゃすまないわ」
「了解です。問題ない、やってくれ」
チーフに釘を刺され、気持ちを整理し、再度集中する。
「エネルギー充填、臨界を超えました。次元ゲート開きます」
「皆さん、お願いします」
「「「はぁぁぁぁぁぁ」」」
5人の雄叫びが一つになり、大きく響き渡る。そして一人の青年を掻っ込むように緑の眩い光が包み込む。ゲートの前に立つ青年は手首についているクリスタルを掲げ。叫ぶ
テックセッター!!
すると、周りの光とは別の強い光が青年を覆いクリスタルの形へと変貌し次元ゲートへと突入した。数秒の静寂、「な、なんだ!?」その静寂を打ち破るように、一人のスタッフの大声が響いた。それと同時に、大地を揺るがすような地震が起きた。
「震源はどこからだ!?」
「地震警報システムは作動していません、これは、地盤ではなくこの空間が振動しているもようです!!」
「なんだと!?」
「チーフ!次元ゲートが、空間湾曲に飲み込まれていきます」
青年が、突入した次元ゲートが一点を中心にして飲み込まれつつあった。それと同時に、計器類に予想をはるかに超えた数値をたたき出し、爆発した。
そして、次元ゲートはすべて飲み込まれそこに残ったのは、青年が立っていた台座とその周りにいる5人の戦士たちだった。
「データは無事なの?」
「いくつかのデータは、計器の故障で残っているか怪しいですが。復元は可能だと思われます。チーフ」
スタッフは、壊れた計器に残る計測データをサルベージするべく荒正しく動いている。
そこに5人が集まる。しかし、その顔は、成功を喜んでいる様には見えなかった。
「どうしたんだ?みんな、浮かない顔して?」
先頭に立つ、サングラスの青年が4人を代弁して口を開いた。
「ゲートが開いた瞬間、邪悪なモノを感じた。とてつもなく歪んだ悪意を」
「それは本当なの?!Dボゥイ」
「ああ」、とサングラスの青年はそういう。後ろの4人も頷く。
「それは、あいつも感じたはずだ。それでもあいつは突入して行った」
「これってかなりヤバいんじゃない?」
「どうする?チーフ」
チーフは、押し黙ったまま考え事をまとめていた。そして考えが求まったのか。眼前にいるスペースナイツのメンバーに向かい口を開く。
「これより、スペースナイツは魁稲ユウマ、救出行動を開始します」
「「「ラーサ」」」
全員が敬礼し、行動を開始する。
(頑張りなさい、今は貴方に力を貸すことはできない。それでも、もう一つの地球を救うことが出来るのは貴方だけかもしれない)
消滅した次元ゲートを見ながら、チーフ如月ミキはそう思うのだった。
現・次元ゲート内
「突入できたけど、あの時に感じた。言いしれない悪意はいったい」
緑のエネルギー上のクリスタルに包まれ光をも超えるスピードで次元を進んでいた。
しかし、ユウマはいま迷っているような状況にあった。
「このままでいくと不味いな。これじゃ次元に飲み込まれかねない」
「もっとだ、もっと早く」
ユウマは速度を上げる。そして、ふと気づく。何かが聞こえたことに、それは歌声、
今ユウマに聞こえていたのは、クリスタルと次元のエネルギーが接触しスパークを起こしている音だけだった。そこにきての突然の歌声が聞こえるという状況。
「歌声?なんだ、どこから」
キラリと、一際強い光を放つ場所を見つけた。
「あそこか、急ぐ!!」
速度をさらに上げ、光に向け進んでいく。
「おおおおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉ」
開くまだ見ぬ世界への扉、開かれぬはずの扉。彼は開け放ち蒼き大海原の空へと進んでいく。
しかし、彼の肉体の疲労が限界に来ていた。クリスタルが砕け散り彼の体は投げ出される。そして、海の中へと落ちた。
「さすがに限界だな。島も見えなかった。このままだと、野垂れ死にか?」
「沈む心配は無いが・・・・」
そこで彼は思考をやめた。正確には出来ないといったほうが正しいのだろうか?彼はゆっくりと瞳を閉じる。呼吸を整え眠りに入る。