緋弾のアリア A copy of what those eyes? その瞳は何を写すの? 作:包み焼きハンバーグ
さて、突然で悪いんだがこれを見ているあなた。 そう、そこのあなた。 質問だ。
『あなたは神様を信じますか? また、信じていますか? 』
別に俺は宗教の勧誘がしたいわけでも、どっかの嘘臭い似非健康アイテムだとかそんなのを買わせるセールスマンなんかでもない。そう、断じてだ。
だか気持ちはわかるぜ。 いきなりこんなことを言われれば「何言ってんだコイツ」という反応しちまうもんな。 斯く言う俺も、クラスの友達に今と全く同じ事を言われれば、取り敢えずそいつをはり倒してからそう答える自信がある。
そうーーーなぜ、俺がなぜこんなことを言っているのかと言えばちゃんと理由がある。ああそうさ!! 悔しいがちゃんとした理由があるんだよ!!
「あー……そろそろ終わった? 」
そうそれはーーーぼりぼりっ……という擬音が漫画のように……そう、漫画みたいに背景に移っているように見えてしまうぐらいリラックスしながら煎餅食ってるとぼけ顔の自称神様(笑)が目の前にいるからだ。
「自称じゃないわい!! 」
えっ、なんで声に出してないのにこの子俺が考えてたこと分かるんだ……? ………ああ、これが訓練されたゆとり世代の力ってやつか……侮れないな……あ、俺も煎餅一枚貰っていい?
「ほれっ」
サンキュー 、有り難く頂くぜ。
そう言って取り敢えずこの自称神様(痛)からゴマ煎餅らしきモノを受け取り、口に入れる。……うん、醤油の仄かな甘みとしょっぱさが後味をさっぱりさせている。上手い、もう一枚っ!!
そんなかんだで取り敢えずその場にあった炬燵に座り、目の前にいる神様(苦)と向き合う。何故俺が今こんなとこにいてるのかをまぁこの自称神様(闇)にちゃんと聞かないとな。
ーーまぁ変な理由だったら煎餅顔に叩きつけてやるけどな。
事情説明中………
んで、今この自称神様(爆)から聞いた話が本当なら、俺は既に死んでいるらしい。
「オイコラ、無視すんなや! しかもなんか名前悪化しとるっ!? 」
死んだ理由は、自称神様(死ね)のどうしようもない不手際だそうだ。 お詫びとして、どこでも好きな世界に転生できるってことらしいが…‥果たして本当なのだろうか? 目の前の見た目どう見ても10才児のランドセルが似合いそうなチビガキにそんな力があるとは到底思えないんだが…‥。
「オイコラ聞こえてんぞガキ。ってかどう考えてもお前儂のこと恨んでるだろ? 」
ーーー話は変わるが、この自称神様は俺達人間の寿命が書いてある帳簿を確認し、その時ーーーつまり寿命が尽きた 時にとあるノートに死因を書きこみ、その人間の命を絶つんだそうだ。
寿命や死因は、前世や今世の行いによってとても詳しく決まるらしい。 悪いことをすると地獄に落ちる、という言葉もあながち間違いでもなかったようだな。
閑話休題
「それでだ、自称神様? 」
「なんじゃ? 後自称止めぃ、儂は本当に神様なんじゃっ! 」
「つかぬことをお聞きしやがりますが、あそこに見えるのはもしかして……大変もしかしてですがその死因やらを決めるためのものなのか……ですかな? 」
「え?あれ儂無視? ねぇスルーしちゃうの? ねぇ? しかも何でいきなり敬語?! しかもむっちゃ適当なんですけど?! 」
「つかぬことをお聞きしやがりますが、あそこに見えるのはもしかして……大変もしかしてですがその死因やらを決める為のモノか? クソ野郎」
「こいつとうとう聞かなかった事にしやがったよ……ってしかも最後完璧に馬鹿にしてるし……一体儂を誰じゃt」
「いいから早くしてくれませんかねぇ? 」
「いやお前何様?! ……ったく、……あれか? そうじゃ、アレで死に方を決めたりするが……それがどうしたのじゃ?」
そう言って、なんか疲れ果てた顔をしながらも俺の質問だけは律儀に答えてくれる自称神様(笑)
喜怒哀楽が激しいのでからかい甲斐がある。きっと、神様の中でも弄られてんだろうな~というのがなんとなくながらわかった。
と考える時間5分(体感時間)。認めたくない現実から目を背けていた俺だが、真面目に考えてるけどどうやってみても
「思いっきり東京フレ●ドパークのダーツじゃねぇかッ!!」
あの月曜日のお茶の間でのほのぼの感をなんてとこで使ってんだよこいつらは?!
「いやー…あの決め方はなかなか楽しくてのぅ。毎回参加者が多くてかなわんわい」
…………いや、色々と突っ込みたい所は山ほどあるんだがよ、取り敢えず一旦落ち着こう、俺。
10分経過ーーー
…………うん、落ちついたぜ。
てかふと今唐突に思ったんだがよ…………人の死因決めるっつうのになに遊んでやがんだこの爺婆共は?! ちったぁ真面目にしやがれよ! ……ったく…… てかオイ! その黒いノート!! そうだよ、てめぇのその手に持ってるそれだそれ!!
これはあの……触ったら死神とかが見えちゃったりとかしちゃうあのノートじゃないっすか!?
こんなクソガキに持たせといて大丈夫なのかよ……神様達はよぉ……
「なにを言うか。……んまぁ確かにあの話のようにたまに手が滑って下に落ちたりするが……それでもちゃんと拾ってくる もんっ!? 」
「無駄に可愛いな、オイ!? 」
見た目が美少女なだけあって仕草が凄く可愛ぃ!! …………が、しかしだ。炬燵に入って煎餅ぼりぼり食ってる中身がおっさんの美少女ェ……
思わず知らず知らずのうちに口から零れる溜め息。……俺、なんでこんな死んでからも疲れてんだよ…………
そして、ふと唐突に気になった事があったので、本の何の気なしに神様に問い掛けた。
「なぁ? 俺が
『俺は一体どうなって死んだんだ? 』
だって普通気にならねぇか? いくら神様とかの不都合とか言ってたけど、実際どんな死に方をしたのか俺には全くと言っていいほど記憶がない。夜寝て、朝起きたらここにいたみたいな感じだ。個人的には美少女がトラックに跳ねられそうになった所を庇って死ぬとかそんなカッコイい死に方を希望するんだが…………
「えー…っと、ちょっと待ってな……」
そう言って帳簿のようなモノを炬燵の中から出す。……って、オイ。なんてとこから出してんだよ……普通そうゆうのって大切なもんなんじゃないのか……?
そんな事を思いながら、この神様が見つけるのを待つ。すると…………
「ブフォッ!?ぷぷぷ……うっく……」
「………………………………………。」
真正面にいたせいで思いっきり唾が飛んできたんだが……この
…………………まぁ、取り敢えずなんで爆笑してやがんだ? 俺にも見せろ。
「ブフフ…ほ、ほれ……うふ」
……ったく、えーっと……?
パラパラと帳簿をめくり、渡された所を確認する。
『名前:渋谷(しぶや) 雨(れいん)』
お、あったあった。これか…………で、死因は…………っと。
非常にどうでも良いことだが、俺の名前は渋谷雨……行間を空けないと天気予報みたいになってしまうから嫌いだったりする。実際問題小学生の頃に散々そのネタで絡まれたからな……
……っと、話が逸れちまったな。気を取り直して俺の死因は…………
『死因:足の小指を強打し、ショック死』
「おいコラ」
「ぶははははははは!?そんな死に方もあるんじゃのう!? 」
「てめぇらあのダーツに何書いてやがるッ!? 」
「何って、死因じゃが? 」
「まともな死因だけにしとけやゴラァ!! 」
いや、なんだよ小指強打でショック死って?! 一体 どんなぶつけ方したんだ俺は?!
「あれじゃろ。一回ぶつけた後にまた違う角でぶつけて…ぶひゃひゃひゃひゃひゃっ!! 」
「言うなら最後まで言ってから笑えよこん畜生!! 」
マジで一体どうすんだよ……ニュースとかでこんなん放送されてみろ……一家もろとも笑いもんだぞ……
「おーそういえば、そろそろそのニュースが流れるころじゃの」
ピッ、という音と共に炬燵からテレビのリモコン的なモノを取り出してスイッチを付ける。
てかえ? ここテレビつながるの?
『それでは次のニュースです。○○県○○市で何時何分ごろ、自宅で渋谷 雨君の死体が発見されまし た。死因は、タンスの角に小指をぶつけてショックブフッ…………おほん、失礼いたしました。タンスの 角に小指をぶつけてショック死だそうです……フフッ……』
「あひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!? 」
「……………………」
腹抱えて爆笑する美少女の隣で、自分が『死んだ』というニュース見つめる
そして、思わず口からこぼれた一言。
『ああ、もうなんかすっげぇシュールだ……』
「うひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひ!? 」
……てか、いつまで笑ってるかこのおっさん幼女は。
「そ、その呼び方は…やめふふふくくく…………………はぁ……はぁ……」
今も尚ツボにハマったようで腹を抱え爆笑している神様を遠い目で身ながらも、こんな放送が本当に下界で流されたのかがすっげぇ気になってた。もし本当に流れてたのなら、多分明日辺りには教室で、
「小指www小指でショック死ってwwww」
「あいつwwやりやがったwwww」
「命をかけてネタをやりきったあいつに、敬礼ッッ!!!ブフッwwww」
とかなってんだろうなぁ……ハァ
ふと目頭が熱くなってきた。 べ、別に俺は泣いてなんかいないぞ!? これは……これはそう! 心の汗だ! 心の汗なんだよ!
「あー……うん。正直すまんかった」
流石に何か申し訳なくなったのか、神様は俺に謝ってきた。いや、まぁそう思うならまずその震わせている肩を止めようぜ。お前絶対まだ笑い堪えてんだろ?
「ま、まぁまぁ! そう落ち込むなって!元気出せ、な? こっちでの黒歴史なんざ忘れて、転生先で楽しく過ごしたらいいじゃん! 」
………まぁ俺がここで今どんだけ悩もうが現実は変わらない。それならば、こんなとこでいじけてるよりも早く気持ちを切り替え、楽しく過ごそうじゃないか! うん、そうしよう。
あ、所で……
「俺の転生先ってどこ?」
希望するのは死亡フラグか少なく、尚且つほのぼのとして暮らせるそんな感じなんだが……
「あ~『緋弾のアリア』ってわかる?」
…………はい、現実は過酷だ。数ある世界から選ばれたのがよりにもよって死亡フラグ満載の地とはこれ如何に……? 一体どうすんだよ……俺が行った所で俺二秒で死ぬよ……? もうボッコボコのギッタギタだよ? ああ、でもどうせ死ぬなら せめて美少女に看取られて死にたい……
「あーうん、大丈夫じゃよお主。儂がランダムで適当に見つくろった能力をあげとくから。平気、平気! 泥船に乗った気持ちで いこうぜ! 」
「いや、それ沈むだろ……」
全くである。大丈夫かよコイツ……と言いたそうな目で神様にジト目を向けていると、 そんな俺の気持ちを知ってかしらずかよっこいせっと立ちあがった神様がこっちに来る。 こら、立ったまま煎餅食べるな。食べカスが床に落ちて汚いだろ?
「むぅ…細かいやつじゃのう…」
そう言って渋々ながらもその場に一旦座り込み、煎餅を食べる神様。ハァ…………この絵面……そう、この絵面だけ見ればすっげえ和まされるんだがなぁ……ハァ。
そんな事を考えていると、ちょうど食べ終わったようだ。
ばりぼり。 ごくっ…。
「ん……これでよかろ」
「うむ」
「なんで偉そうなんじゃ…」
見た目が美少女のこともあってか、かまって欲しくてすり寄ってくる人懐っこい犬のように見えてきた。くそぅ……中身さぇ良ければなぁ……
そんなかんだで俺の前までやってくると、神様は小さい身長を精一杯背伸びしながら俺の頭をなでてきた。 ……見た目美少女(ここすっごい大事)だから、なんかむずがゆい気分になる…………
「とでも言うと思ったかこのおっさん幼女。お前煎餅食ってた手でなでるなし」
「まぁまぁ。細かいことは気にするな」
細かくねェよ。いや、そりゃあ食べかすは細かいけどさ……ハァ、そっちじゃなくて 俺の頭めっちゃざらざらしてるじゃねぇか。
そんなことをぶつくさと言っていると、なにやら体の奥から暖かいモノが置かれたような……言葉では上手く言い表せないが、 これが能力ってやつなのか? 何入れたんだ一体?
「まぁまぁまぁ。うん、気にしなさんな」
ハ? いや、詳細教えろよ。
「さあ渋谷くん! いよいよこれから君の物語の始まりだ! 夢と冒険と! 緋弾のアリアの世界へ! レッ ツゴー!! 」
……なんでいきなりポケモンネタなのかは知らんが、いいから詳細を……っておいコラ! 段々意識が……
意識がまどろみに沈んでいく中。 最後に俺が思ったのは、
(天界って、下界のサブカルチャーに影響されすぎじゃね……? )
すっげぇどうでもいいことだった。
はい、と言うわけで少しですが地の文などを弄らせて貰い投稿しました!書き出した頃と比べると、色々進歩したとは自分で思うのですがそこらは……ハイ、のーこめんとでお願いします(笑)
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