俺の清姫が女子力高い系男の娘だったのだが・・・   作:金欠生首

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なんで、最終決戦がフルカットなのかぁ!
その答えはただひとぉつ!

ゲーティアァッ!
私がァ…君との戦いを覚えてないからだァー!!

※志染さん、誤字報告感謝です



俺のマスターとしての役目は終わったのだが…

温泉旅行から数ヶ月

俺達、カルデアのメンバーはついにソロモンと名乗っていた存在を倒し、新しい歴史を紡ぐ事の出来る世界を勝ち取った。

 

 

『さようなら、■■君。この旅の終わりとこれからの人生に、祝福を』

 

失ったものもあるけどね。

 

 

 

 

 

ーさて、これで最後かなー

 

この長い旅の間、使っていた部屋は片付けたお陰かそこに人がいた事が無いかの様に見える。

 

「ごめんね。せっかくの英雄様にこんな扱いで」

ー英雄様なんて呼ばないでくださいよ。ここには本物の英雄達がいたんですからー

 

後ろから声を掛けてきたダヴィンチ女史とそんなやり取りをしやがら俺は、ソロモンの名を騙っていたモノとの戦いの後の事を思い出していた。

 

縁を繋いでいたサーヴァント達は『人類史の存続』と言う未来が確定した時点で契約内容を完了し、一部の物好きを残し、座に還っていった。

 

…とは、言うものの本当に還った人数の方が少ないらしい。

大丈夫なのだろうか。

 

「それもそうだね。でも、覚えておいてね、■■。君は世界中の人類を救った。

それは今までの英雄でも成し遂げられなかった凄いことなんだから」

ー今でも信じられないですね。俺が世界を救ったなんてー

「それでも、事実さ。だからこそ、こうしてもらうしかないのさ」

ー何処の世界にもプライドの高い上官は居るもんですねー

 

 

 

今までいた部屋を片付ける事になったのは魔術協会の人間達から俺を逃がす為なのだ。

 

 

 

「まったくだよ。まぁ、送り込んだ魔術師は事故でほぼ全滅。その間に素人の君が世界を救ったなんて報告されたから、君を囲って飼い殺す算段なんだろうけどね」

ー真っ向から叩き潰しても良いんですけど…俺は非力ですからねー

「何を言ってるんだい、数多のサーヴァントと契約してる癖に」

ー【してる】じゃなくて、【してた】ですよ。今は俺じゃなくてカルデアそのものがマスターみたいなものじゃないですかー

 

沢山のサーヴァントが座に還らず、ここに残った時、魔力消費の都合から殆どのサーヴァントにはカルデアそのものと契約してもらった。

特異点修復の際は異常事態及び対応できる者が俺しか居なかったのでリソースを全て注げてたのだが今となっては他の者にもリソースを割く必要があるから前のようにはいかなかった。

 

「それでも、皆が君に力を貸してくれると思うけどね」

ーあんまり頭使いたくないんですよ、面倒なのでー

「でも、君はなんやかんやで色々巻き込まれるタイプに見えるけどね」

ー勘弁してくださいよー

 

ダヴィンチ女史と話している内にいつの間にかヘリポートの出入口まで来ていた。

逃がす為、とは言え周りは外界から断絶されてる環境なので買い出し用の輸送ヘリに相乗りしてここを去る手筈になっているのだ。

 

ーダヴィンチ女史、今までありがとうございましたー

「むしろ感謝を言うのはこちらの方さ。ところで、マシュに会わなくても良いのかい? 今生の別れになるかもよ~」

 

『よっ、この女誑し』なんてからかうダヴィンチ女史には悪いけど…さよならを伝えに行こうとはしたんだよ。

でも…その……手にリードと首輪を持ってハイライトの無い目で俺の名前を呼びながら歩いてるのを見ると……ね?

 

ーダヴィンチ女史、飼育しようとしてくる後輩って…怖いですねー

「ウン、ソウダネ」

 

ダヴィンチ女史も何が言いたいか解ったのか若干目から光が消えてたがそんな事知らない。

 

ーでは、ダヴィンチ女史…ごきげんようー

「うん。君も元気でね。次に会うときは皮を被ってない素面の君と話したいね」

ー……知ってたんですねー

「これでも人を見る目には自信があってね」

 

ーそっすか…じゃ、次に会うとしたら考えとくっすよー

「お達者で~」

 

ヒラヒラと手を振るダヴィンチ女史を背に輸送ヘリに乗り込むとハッチが上がり、改めて見たカルデアの全体が見えなくなっていく。

 

ーさよなら、非日常の日々よー

 

 

 

ーーーーーー

 

「行っちゃったねぇ…」

「そうね」

「全く、置いてくなんて何様のつもりかしらね」

「何様でもねぇ。アイツはアイツだ」

「おや、珍しいメンツだねぇ。 カーミラに黒ジャンヌに黒クーフーリン」

「そうね。あの子はお気に入りだったもの」

「私のやることにノッてくる事もあった優秀なダメマスターだったわ」

「俺のこの姿を目玉、キラキラさせて見る変わり者はアイツくらいだったからな」

 

 

「ふーん(こんなに愛されてるなんてね。こりゃ再会は近いかもね■■君)」

 

ーーーーーー

 

 

 

ーん~…これからしばらく空の旅か。景色は見えないけどー

「それでしたら、私の膝でお休みになりますか?」

 

空の旅を楽しむ…なんて事は出来ないものの隣には最愛の清姫がいる。

こんなのも悪くないや

 

ーそれも良いんだけど。清姫も今のうちに休んどいたら? 受肉してるから今までと勝手は違うんだしー

「ご心配なく。私がしたいだけですから」

 

そうそう、実は言い忘れてたんだけど魔術協会から逃げる理由がもうひとつ。

決戦から数日経ったある日、清姫が受肉してる事がわかった。

検査の結果、サーヴァントの力や能力そのままに一人の人間として存在が確立されているらしい。

そんなのが魔術協会に知られて実験体として連れて行こうものなら確実に新たな特異点にするレベルで暴れる自信があった。

それを避ける為、そして清姫を守るために逃げる事にしたのだった。

 

ーう~ん…でもなぁー

「それに…」

ーん?ー

「マスター…いいえ、■■さんの家族に会う前に…■■さん成分を補充したいな…なんて」

ークッソかわいいかよー

「へ? えっ!?ひゃあっ!?」

ーお休みー

「えっ…あっ…お休みなさい、■■さん」

「さて、では私も…」

「あっ! そこは駄目ですよ!…私だって我慢してるんですから我慢してください!」

「ふふっ、こういうのは自由競争…早い者勝ちですよ♪」

「でも…」

「それに…私にもし子供が出来たら貴方の子供って事にもなるんですよ」

「……ごくっ」

「私は夏の貴方で貴方は普通の私……ここは二人であることを活かしたぷれいを…」

 

ー…きよひー…愛してる…zzZZー

 

「…我慢しましょうか、私?」

「…そ、そうですね…ところで、少し奥の方を見てきますね」

「あまり騒がしくしては駄目ですよ」

「わ、わかってますよ…」

 

 

ま、清姫一人だけではないんだけどね。




友情出演
ウチの主力サーヴァント数名



ロストベルト未侵略につき次からどうなるかは考えてない!
多分、オリジナルで日常編へとなるだろうけど
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