俺の清姫が女子力高い系男の娘だったのだが・・・   作:金欠生首

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何で水着清姫が女性のままなのかというと
初投稿日でわかると思うけどリリース初期でェ
水着来ると思わなくっテェ…
水着だと胸部装甲そこそこあってぇ…どうすればいいかわからなくってぇ…

どうしたらヨカッタノォ

…ティアキンは持ってないよォ。

筆がのりました


俺の清姫達と実家に向かってるわけなんだが…

「美味しかったですね」

「えぇ。また行きましょう、○○さん」

ー勿論。ネタばらしもしたいからねー

 

『蕎麦処 天世』で食事を終えて、俺達は俺の家へと向かいながらかつては賑わっていただろうアーケード街を歩いていた。

営業を続けてる店舗はまばらに残っているが、精肉店や八百屋に服屋、電気屋といったアーケード街と共に年を重ねたと分かる店ばかり。

よく言えば人情味溢れる、悪く言えば古臭いアーケード街だけど二人と歩くだけで、昔と違う楽しさがあった。

 

「ちょいとそこの美人さん達。揚げたてのコロッケ、食べてかないかい!」

 

ふと、声のする方に三人で顔を向ければ、肉屋の恰幅のいいオバちゃんが笑顔で手招きしている。

 

ーせっかくだし、食べよっかー

 

二人が笑いながら頷けば、そのまま肉屋に行くことにした。

 

「あんら、近くで見たらより美人さんね。モデルさんかい?」

ーんなお世辞はいいから。この時間なら牛コロッケでしょ。とりあえず3つ。それと牛小間5000円分と脂身5個包んどいてー

「はいよ。それにしてもどれが揚げたてか知ってるなんて誰かから聞いたのかしら、ウチはコロッケだけでも5種類あるのに」

 

コロッケを個別に包んで渡してもらってから、肉の用意をするオバちゃんを待ちつつ、二人に渡した。

 

ーほら。二人とも、熱いうちにどうぞー

「はい。いただきますね」

「ありがとうございます」

 

二人の可愛さを噛み締めながら自分も久々のコロッケを食べることにした。

サクサクの衣と牛ひき肉の甘さと旨味が引き出されつつも芋と喧嘩せず調和のとれた味。

カルデアにいた時に食べた小洒落たコロッケとは違う、片手間に摘まむような惣菜としての素朴なコロッケ。

 

「まぁ…!」

「これも美味しいですね!」

 

二人も美味しそうに食べて感動してるのを見てると…カルデアに行く前には縁がなかった青春って、こんなことを言うのだろうなって思えてくる。

 

「はっはっはっ! 良い顔で食べてくれるねぇ。好きなのもう一つサービスしちゃうよ!」

「いいんですか!」

「勿論さ。オバちゃんからのサービスだよ」

「ありがとうございます。どれにしますか、水姫?」

「そうですね、清姫はどれにします?」

 

二人で楽しそうに揚げ物をどれにしようか悩んでるを眺めていると、不意にオバちゃんから声をかけられた。

 

「あいよ。牛小間5000円分に脂身五個。ちょいとオマケしとくよ」

ーどうも。それじゃちょうどでー

「あいよ。5000円ちょうど。ほら、お嬢ちゃん達もどれにするか決めたかい?」

「はい。私は先程の牛コロッケで」

「私はメンチカツで」

「はいよ。清姫ちゃんが牛で水姫ちゃんがメンチね。で、嬢ちゃんは?」

 

…あー…オバちゃんも気付いてないな、これ。

ま、それならそれでありがたく。

 

ーでは、山吹小判カツでー

「はいよ。今から揚げるから少し待ってておくれ」

ーそれなら、お肉冷やしてもらえます?ー

「出る時に忘れずに言っとくれ」

 

 

 

∞数分後∞

 

「はい。牛にメンチ、揚がったよ!」

ーどうも。ほら、二人ともー

「ありがとうございます」

「ほら、山吹小判も揚がったよ」

ーどうも、オバちゃんー

「それが山吹小判…」

「確かに小判っぽいですね。けれどどうして山吹?」

ーそれはね…イッタ!?ー

 

二人に由来を説明しようとしたら頭を軽くオバちゃんに叩かれた。

 

「昔、○坊が小学生の頃にね。小遣い握りしめてこう言ったのよ『山吹色のカツをください』って。

で、『山吹色ってどういう事だい?』って、聞いて生まれたのがこれさ」

ー 時代劇で、山吹色のお菓子ってあるだろ?ー

「えぇ。賄賂の隠語でありますね」

ー 昔は、山吹色イコール分厚いものって思っててさ。てか、もう子供じゃないんですけど ー

「はっはっは! オバちゃんをからかった罰だよ。それにしても半年で随分変わったわね。二人も美人な恋人連れてきちゃって、色男ね~。

髪が長くて女の子と間違えちゃったけど、訂正しないアンタも悪いからね」

ーはいはい。悪うござんしたー

 

ぶっきらぼうに謝っていると二人がクスクスと笑い始めた。

 

「ふふっ。○○さんにもそんな時があったんですね」

「なんというか、可愛らしい一面が知れて嬉しいです」

ー 二人とも…そんなに笑わなくても ー

「おや。恋人に隠し事は良くないねぇ。二人とも、よくお聞き。○坊は昔ねぇ…」

 

ー ババァ! 肉! それと山吹小判、今はいくら!ー

 

これ以上は堪ったもんじゃない! こういう時はさっさと行くに限る!

 

「照れちゃってまぁ。ほら、お肉。それと山吹小判のはいらないよ。恋人を連れてきた○坊へのオバちゃんなりのサービスだよ」

「ふふ。照れてますね」

「オバさん。今度こっそり聞かせてくださいね」

「えぇ。嬢ちゃん達もまたおいで」

 

…クソッ! ババァ、余計な事を!!

 

肉を受けとってから足早と去ったのは逃走じゃない!

肉が痛む前に目的たる実家に帰るためだからな!

 

「○○さんの昔話…今度聞かせてくださいね」

「勿論、私にもですよ♪」

ーそのうちねー

 

…二人に両方から腕を組まれた上でささやかれた程度でゆる…ゆるさ…くっ、いい匂いするなぁ。

 




次こそ実家編
ちなみに山吹小判カツは思い付きなのでそんざいしません。
感想とか感想とか感想、お待ちしてますね。
1.5部とか読みたい話とかのリクエストもお待ちしてます。

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