俺の清姫が女子力高い系男の娘だったのだが・・・ 作:金欠生首
私は温泉街に行ったことがない!
なんやかんやでもう一泊する事を決めた次の日
1日中溶かし合うのも一興だがどうせならと旅館近くの通りに来てみたのだが……
「マs……◯◯さん、人が多いですね」
ーそうだな。はぐれないように手でも繋ぐか?ー
「はい♪」
フッ。もう名前呼びで動揺する俺ではなイィッ!?
「こうすれば絶対にはぐれないですよね♪」
ーそうだなー
腕を組んでくるのは……ズルいよぉ。
「さ、何処に行きます?」
ー決めてないな。とりあえずはこうやって愛する清姫と散策でもしようかなー
「マスター///」
……まずは何処にしようか。
《ここからはピックアップだワン! 第三者のセリフは『』で表示するぞ読者諸君♪》
ーイチイバルだとぉ!ー
「◯◯さん?」
ーイヤイヤイヤ……ここバリバリ日本の温泉街の弓での射的屋だよな? 何故にイチイバル!?ー
『地味に五月蝿いが答えてやろう。私の趣味だ』
ーこの赤い弓もかー
『無論』
ーボウガンタイプもあるのかー
『地味に普通の射的用のもあるぞ……派手に赤色だ』
ー持ってけー
『ダブルだ』
ー清姫ー
「はい?」
ーここで遊んでいくかー
「ふふっ。分かりました」
ここの女将とは絶対に話が合うな。
ー……この店と女将にー
「挑戦です♪」
『フッ。派手に返り討ちにしてやろう』
この後、めちゃくちゃ放った。
ー楽しかったなー
「えぇ。女将さんが銭を弾いて当てた時は驚いちゃいました」
ー確かになー
……本人なワケ…ないよな
ー……ん?ー
「あはは……」
かなり熱くなってたし不可抗力みたいなものか
ー飯、食いにいくかー
「そ、そうですね」
ー可愛い音だったぞー
「もう……◯◯さんのイジワル」
ーあの蕎麦、美味かったなー
「えぇ。美味しかったですね」
ー次はわんこそばにでも挑んでみるかー
「その時は連れていってくださいね」
ー勿論。だから、帰らないでくれよなー
「はい」
ー……ー
「……」
ー約束だからなー
「はい。約束です」
《ピックアップ終了だワン! 報酬に人参を貰おうか》
「マスター。そろそろ」
ー何度もすまない。わがままを聞いてもらってー
「……マスター?」
ーあー……清姫。最後にもう1つ寄っていかないかー
「?」
不思議そうにこっちを見てくる清姫に微笑んでから通信を切り、俺と清姫はある所に向かうことにした。
ー着いたぞー
「着いた。って……何もないですよ?」
ーあぁ。何もない……だからこそ相応しいー
俺はそう言いながら清姫から少し離れてから向かい合って令呪の宿る手で拳を作り、突きだした。
ー令呪を以って命じる。あのソロモンは必ず倒すー
あと二画
ー重ねて令呪を以って命じる。決戦が終わったら……皆で騒ごうー
あと一画
ー重ねて令呪を以って命じる。先程二つの命令から清姫を除外するー
効果対象が多いからきっとまともに機能してなさそうだけどそれはどうでもいい。
ー清姫。今から言う事はマスターじゃなく、ただの◯◯と言う1人の人間としての言葉だー
「……はい」
ー俺の魂を以って望む。清姫……俺の隣で生きてくれないか?ー
「…………はい!」
俺……◯◯の魂を持って望む。
願わくば……永遠に