Legend of Galaxy~光満ちたその先に~ 作:takanist
第三章:第一話
その日も、桃耶の特訓があった
「これで、ティガ&ダイナ&ガイアの”平成三部作”は見終わった。何か感想は?」
「しんどいよ・・・」
「何を言う!まだこの三作の劇場版が残ってるぞ!!」
僕に教えてるうちに、桃耶が見たい欲の方が強くなってる気がする・・・
あれから二回敵の襲撃があったが、なんとか打ち勝つことができた
ちなみに、その襲撃の際にマックスとメビウスにライブが可能になった
「でもこれで色んな敵への対処法を身に着ければ、戦いやすくなるだろ」
「そうかもしれないけどさ・・・」
昼休み
僕は普段1人で弁当を食べているが、最近は違う
「礼堂君!一緒に食べよ!」
「いいよ」
最近は、委員長と一緒に過ごすことが増えてきた
「委員長は自分で弁当作ってるの?」
「そうなの。お母さんが、花嫁修業だから自分で作りなさいって・・・」
「花嫁修業?」
「将来、結婚した時に料理ができないとダメだからって」
「なるほど。今のうちからそういうのを視野に入れてるんだね」
「気が早すぎると思うんだけどね・・・・・まだ彼氏もできたことないのに」
「えっ?」
「なんでもない!なんでもない!」
学校でこんな普通の会話が、しかも女子とできるようになるなんて
少し前の僕からすれば信じられない光景だろう
「ねぇ礼堂君」
「ん?」
「放課後、時間ある?」
「何も予定はないから大丈夫だけど、僕に用事?
「ちょっと、話したいことがあって」
「今じゃダメなの?」
「他の人には聞かれたくない話だから・・・」
「・・・分った。場所は教室?」
「屋上にしない?あそこなら滅多に人は来ないから」
―放課後―
「ミチル!帰ろうぜ!」
「ごめん桃耶。うちの委員長から呼び出しでさ」
「なんだ?青春か?」
「???」
「まぁ分らないならいいんだ。じゃあ先に帰るからな!」
「うん、じゃあね」
屋上の扉を開けると既に委員長が来ていた
「ごめん、待たせた?」
「ううん、私も今来たとこ」
「・・・」
「・・・」
ちょっとした沈黙が流れる
先に沈黙を破ったのは委員長だった
「呼び出した理由はね・・・この間のことなんだ」
(この間って、もしかして)
「私が見た夢の話を礼堂君にしたでしょ?
あの後、なんとなくお互いその話題に触れてこなかったけど
やっぱり気になって」
「・・・」
「なんで夢のことを知ってたの?」
「・・・それは!」
ここまで言って悩む
この事実を告げても委員長に信じてもらえるのか分らない
自分が怪獣になっていたなんて
「それは?」
委員長が真っすぐ僕を見つめる
「本当は夢じゃないんだよ」
「え?」
僕は委員長に事の顛末をすべて話した
「じゃあ私は怪獣になって、礼堂君が変身したウルトラマンと戦ってたっていうの?」
「信じてもらえないかもしれないけど・・・」
僕は、彼女は事実を知る権利があると思った。だって無自覚でも当事者だから
「でもウルトラマンって架空の存在じゃ」
「僕もそう思ってたけど、信じざるを得ないというか」
また沈黙
「じゃああの時、私にお告げしてくれたのは・・・」
「恥ずかしながら、僕です」
今思うと、結構恥ずかしいことを言っていたのではないかと顔が熱くなる
「そっか、礼堂君が・・・」
「信じるよ」
「えっ?」
今なんて言った?
「礼堂君の言うこと、信じるよ!」
「こんな現実味がなくて証拠もない話を?」
「だって礼堂君が嘘をつく人には見えないもん」
「なんでそんなに僕のことを信用してくれるの?」
「・・・それは・・・」
「それは?」
さっきとは逆のやり取りになっていた
「私が礼堂君のこと・・・」
「僕のこと?」
「礼堂君のことs・・」
ズドーンという音と共にすごい揺れが僕たちを襲う
「きゃっ!!」
倒れた委員長のもとになんとか走っていく
「大丈夫?委員長!」
「うん、ただよろけただけ」
そう言うと委員長の表情が固まる
「どうしたの?」
「ぁぁあ、あれ!」
委員長は僕の後ろの方を指さした
僕は振り返ると
巨大な二つの羽
頭についてる角
鋭い牙
そして全身ある骨のような模様
間違いない、あれはダイナの映画にでてきた
「ゲランダ!」