Legend of Galaxy~光満ちたその先に~   作:takanist

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第四章~闇の巨人~
第四章:第一話


今、僕は雫が丘霊園に来ている

目の前にあるのは父さん・礼堂ヒカルの墓だ

「着いてきて良かったの?私」

「うん。一緒に来てほしかったんだ」

 

「父さん、なんだか久しぶりな気がするな

 でも前来てからそんなに間は空いてないんだよね

 それだけ毎日が楽しくて、騒がしくて、忙しかったからかな

 でも充実してる

 独りじゃこんな風に思えなかったかもしれない」

僕は隣にいる女の子を手招く

「・・・」

無言で僕の側に来る

「父さん、紹介するね

 僕のクラスの委員長、ヤナセ・レナさん」

「初めまして、ミチル君のお父さん」

「僕の彼女だよ」

 

 

 

 

 

 

あの日戦いが終わった後に告白をされた

「あの・・・返事は?」

僕はこの子を守りたいと思った

もう委員長が泣くのは見たくないと

そして一緒に笑いあっていたいと

「僕でよければ・・・」

 

 

 

 

帰り道

お互いに微妙な距離感で歩いている

近すぎず遠すぎない距離で

「委員長はよかったの?初デートがお墓参りで・・・」

今考えてみるとデートで墓参りはないと思う

「うん!ミチル君のお父さんにも挨拶できたしね

 それにミチル君と一緒ならどこでもいいし!」

「っ!」

「もしかして照れてる?」

「照れてないよ!」

「嘘だ~顔真っ赤だよ?」

「委員長だって、真っ赤だよ」

「レナ!」

「えっ?」

「レナって呼んでって言ったでしょ?」

僕らは彼氏彼女の関係になったんだから、名前で呼び合うように言われたが

「まだ恥ずかしいよ・・・」

「・・・わかった。じゃあそのうちね」

このなんでもないやり取りがすごく幸せだ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「うわぁぁぁ!」

地面を転がるギンガ

なんとか体勢を立て直し、敵を見据える

目線の先には、西洋の鎧のような意匠、顔には一つだけの目

金属生命体・アパテーだ

 

体中のクリスタルを黄色く発光させて

右腕を揚げて

「ギンガサンダーボルト!」

電撃をアパテーに浴びせる

直撃はしたが、たいしたダメージにはなっていないようだ

「ねぇギンガ、もしかして相手の能力って上がってる?」

《そうかもしれないな

 君の実力ならこの程度の敵はすぐ倒せると思っていたんだが・・・》

「それって、敵がこっちに合わせて強くなってるってこと?」

《その可能性が高いな》

(だとしたら厄介だな。事前の情報が全く役に立たなくなってくる)

そうしている間にアパテーは腕をランスのような形に変える

(まずい!)

「ギンガセイバー!」

右腕から光の剣を出し、構える

 

お互いに一歩も動かずに様子を見る

瞬間、お互いに走り出す

そして擦れ違いざまにジャンプをし、離れた場所に着地する

 

少しの間沈黙が流れる

 

そしてアパテーのランスになっている腕が落ちる

 

僕は恐る恐る近づいてみると

アパテーと落ちた腕が細い槍状に変わり飛び上がる

「っっ!」

あっという間に僕の周りにその槍が刺さり囲まれる

(なんとかこの槍を離さないと)

考えている間にも槍から電流が流れる

「ぐぁぁぁ!」

電流に耐えられず、片膝をついてしまう

(どうすれば・・・)

ふと、思いつく

「そうか、これなら確実に!」

《どうするつもりだ?》

クリスタルを赤色に発光させ、右腕を上に伸ばす

「ギンガファイヤーボール!!」

火炎弾を空に放つ

そして揚げている腕を下に勢いよく下す

すると空に飛ばした火炎弾が僕の周りに降ってくる

 

被弾した槍は僕のもとから離れていき、再び人型に戻る

様子を見るとかなり疲弊しているようだ

「とどめをさす!」

僕は目の前に現れた光を手で掴む

光が収まり現れたスパークドールズをギンガスパークに当てる

 

 

ウルトライブ!

ウルトラマンガイア!

「ガイアーーーー!」

 

赤・銀そして僅かな金色の配色の地球が生んだ光の巨人

ウルトラマンガイア

 

僕は腕をT字に組み、エネルギーを貯め

L字型に組み直し

「クァンタムストリーム!」

右腕から光線を発射させアパテーに喰らわせる

光線はアパテーに直撃し、火花を散らしながら倒れた

 

 

「やったか・・・」

ライフゲージが点滅しだし、自分もかなり疲弊しているんだと認識する

 

 

ザザ・・・

 

 

そんな音とともにアパテーは再び立ち上がった

「ダメか・・・」

もう一発撃とうとしたが、体に力が入らず膝をついてしまう

「限界か・・・」

アパテーは僕に近づきながら、どこからともなく槍を取り出す

「くっっ!」

僕の目の前に来たアパテーは槍を振り揚げる

僕は咄嗟に眼をつぶってしまった

 

 

 

 

 

 

 

しかし、一向に僕に衝撃が来ることはなかった

ゆっくり眼を開けてみると、振り下ろす体勢のまま固まっていた

次の瞬間、火花を散らしながら爆散した

「今更、技が効いたのか?」

《違う!後ろを見てみろ!》

「えっ?」

振り返って後ろを見てみると

両腕を前に突き出した状態の海のような青い巨人が立っていた

どうやらアパテーを倒したのはこいつらしい

その巨人の名は

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ウルトラマンアグル

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