Legend of Galaxy~光満ちたその先に~   作:takanist

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   :第五話

僕は自室のベッドに寝転がりながら、考えていた

「・・・・M」

さっき会った男を思い出していた

父さんの死の真相を知っていて、僕と同じ顔

けど、分っているのはそれだけ

後は謎のままだ

(もしかしたらMが、ウルトラマン?)

けどそうだとしたら、戦う前に僕に会いに来る理由がない

「・・・・」

僕は携帯を手に取り、電話を掛けた

「・・・・・・・もしもし?」

 

 

 

 

 

 

――――――――――――――――――

「明日、決着を付けるのですか?」

「あぁ、これで終わらせる」

エクセラーはスパークドールズを男に渡す

「これを使いなさい」

「これは・・・」

「あなたにピッタリだと思いますが?」

男はスパークドールズを受け取り

「ありがとうよ、エクセラー」

「礼には及びませんよ」

男はエクセラーに背を向けて去っていく

 

「キリエル!」

「お呼びでしょうか?」

エクセラーの背後からキリエルが現れる

「お前も準備をしておきなさい」

「了解しました」

「お前にはこれを持たせておきます」

「ありがたき・・・」

 

 

 

 

――――――――――――――――――

 

 

 

「どうしたの?ミチル君」

「うん。明日なんだけどさ・・・」

「明日?」

「この間襲ってきたウルトラマンと、決着を付けることになってさ・・・」

「・・・」

「委員長?」

「絶対に帰ってくるよね?」

「当り前じゃないか!」

「帰ってきたら、一緒にデート行こうね!」

「うん、行こう」

「・・・」

なんとなく次の言葉が出てこない

どうして言葉が出てこないのか分からない

でも委員長になんて言っていいかが分からない

「私ね・・・」

沈黙を破ったのは委員長だった

「本当は不安で仕方ないの・・・

 だって、自分の彼氏が命がけで戦ってるんだよ?

 でも私にできることは何もない

 ミチル君の為になにかしなきゃって思ってるんだけど、何も思いつかなくて・・・」

(そんな風に考えてくれてたのか)

「だから、私・・・」

「助かってるよ」

「え?」

「委員長が待っててくれてるって思うだけで頑張れるし

 委員長の許に帰らなきゃって思う」

「ミチル君・・・」

「だからこれからも、僕の帰る場所であり続けてほしいな

 たとえどこに行ったって、必ずそこに帰るから」

「・・っ!・・」

携帯から鼻をすするような音が聞こえる

(もしかして・・・)

「ごめん!変なこと言ったよね!?」

「違うの!

 ミチル君がそう思ってくれてることが嬉しくて・・・」

「だから明日も必ず勝って、君の許に帰るよ」

「・・・うん。ありがとう!」

「もう夜も遅いし、そろそろ切るね」

「うん。ミチル君と話せてよかった」

「あっ!最後に一つだけいいかな?」

「なに?」

 

 

 

 

 

「レナ・・・・・好きだよ」

 

 

 

 

 

「えっ?ミチr」

ピッ!

レナの返答を聞くのが恥ずかしくて電話を切ってしまった

初めて自分から伝えた

もう電話を切って1分経つのに、まだ心臓がドキドキしてる

この気持ちは一生大事にしてかないとな

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日、11時40分

僕は目的地へ向かっていた

僕の大切な場所

'雫が丘霊園'

その中でも特に思いの強い場所

僕の父さん、礼堂ヒカルの墓

 

父さんの墓の前には一人の男がいた

その男はしゃがんで、手を合わせている

そして立ち上がり

「来たか」

「・・・」

男は腕時計を見て

「時間ピッタリ。

 約束は必ず守るからなぁお前は

 絶対に来ると思ってた」

「・・・」

「なんか言えよ

 俺一人だけ喋ってて、寒いだろ

 それとも正体が俺で驚いたか?」

「なんとなくそんな気はしてた

 でも信じたくなかった

 君が僕に対してあんなことするなんて」

 

 

 

 

僕の目の前にいる男

 

僕の唯一の親友

 

 

片野桃耶だった

 

 

 

 

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