Legend of Galaxy~光満ちたその先に~ 作:takanist
今、ガタノゾーアと対峙しているのは
光の国の若き戦士、ウルトラマンゼロ
地底人・ビクトリアンの青年ショウが変身している、ウルトラマンビクトリー
僕・礼堂ミチルと父・礼堂ヒカルが変身している、ウルトラマンギンガ
僕たちは今、最終決戦を迎えようとしていた
「さて、どうやって奴を倒すよ?」
ゼロが僕らに問う
「待って!」
「どうした、ミチル?」
今度は父さんが問う
「あのガタノゾーアの中には僕の友達が捕まっているんだ」
「なんだと!?」
「だから、桃耶を助けてからじゃないと・・・」
「策はあるのか?」
「策というか、もう一点突破でガタノゾーアの体に穴を開けて
そこから桃耶を救い出すしか・・・」
「よし、ショウ!」
「なんだゼロ?」
「俺とお前で、あいつの動きを止める
その間にヒカルとミチルで、その友達を救い出す」
「それでいい?父さん、ショウさん」
「俺は構わないぜ」
「じゃあ、早速行動開始だ!」
父さんの言葉を合図に
ウルトランス!
シェパードン・セイバー!
ビクトリーは怪獣の意匠が施された剣を取り出し
ゼロは、再び銀の鎧を呼び出し
「ウルティメイトゼロ!」
右腕に付いている剣を構える
「行くぞ、ショウ!!」
二人は一斉にガタノゾーアに左右から近づき
「「はあぁぁぁぁ!」」
二つの剣でガタノゾーアの両腕の鋏を叩き付ける
そして剣で鋏を下から持ち上げ、そのまま鋏の付け根を腕で挟み込む
「行け!ヒカル、ミチル!」
ショウさんが僕達に合図を出す
「行くよ、父さん」
「あぁ!」
ギンガはガタノゾーアに向かって走り出す
「ミチル、お前には使えないギンガの力を見せてやる!」
「僕には使えないギンガの力?」
父さんは腕に赤色のブレスレットのようなものを出現させ
「頼むぜ、タロウ!」
そのブレスレットのウルトラマンタロウが描かれている面を回す
《今こそ一つになるとき!》
そしてギンガスパークをブレスレットに当てる
ウルトラマンタロウ!
《ギンガに力を!ギンガストリウム!!》
ブレスレットからの音声がなると、ギンガの姿が変わる
胸にプロテクターが付き、額にゼロと同じようなビームランプが付き
頭と肩に突起物が付く
「これは・・・」
「タロウの力でパワーアップしたギンガの姿だ」
(ギンガストリウム・・・)
そしてギンガスパークと同じような形の槍を取り出した
「ギンガスパークランス!」
「行くぜ、ミチル!」
「うん!」
槍を構えながら父さんは、ブレスレットの回転盤を回しボタンを押す
《ウルトラマンジャックの力!》
《「ウルトラバリヤー!」》
バリヤーをギンガスパークランスの切っ先に展開する
その槍をガタノゾーアに突き立てる
「「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」」
槍が徐々に内部に入っていく
(もう少しで!)
「甘い!!」
ガタノゾーアからエネルギー波が放たれ、僕らを後方へ飛ばした
「「うわぁぁっ!」」
「ヒカル!ミチル!」
そして両手の鋏を大きく振り回しビクトリーとゼロを振り払う
二人も僕らの側に飛ばされる
「そんな・・・」
「どうするんだ、ミチル?」
(どうする?考えろ!
こうなった今、さっきよりも大きな隙を作らなくちゃいけなくなる)
どうすれば・・・
―――――――――――――――――
俺は、一瞬見えた光を探していた
もしかしたら俺以外にも捕まってる人がいるのかもしれない
ひたすら歩くと、闇に囲まれている小さな光を見つけた
俺は闇を振り払いながら近づいていく
そしてその光に手を伸ばす
《わた・・・を・・・・たす・・・く・・か・・》
声が聞こえる
光の方から聞こえる
俺は手を伸ばし、光を掴む
するとさっきよりクリアに声が聞こえる
《私を助けてくれるのか?》
「あぁ、当たり前だ
困ってるやつは助けるのが当然だ!」
《君は優しいんだな》
「親友の影響かな・・・」
《どうやって、ここから出るんだ?》
「外にいる親友に何とかしてもらうさ!
だから俺に力を貸してくれ」
《あぁ、困ってるやつを助けるのは当然なんだろ?》
こいつとは気が合いそうだ
《ところで、君の名は何というんだ?》
「俺は桃耶、片野桃耶だ。お前は?」
《私の名は・・・・・》
―――――――――――――――――
どうすればいいかを熟考していると
「ミチル・・・ミチル聞こえるか?」
桃耶の声が聞こえてきた
「桃耶?」
「聞こえてると信じて言うぞ!」
こっちからの声は向こうには届いてないようだ
「今から俺たちの居場所を教える、そこに穴を開けてくれないか?
その穴から脱出する!」
(俺たち?)
'俺たち'のセリフに違和感を感じるが、桃耶の言葉を信じるしかない
すると
「!!」
ガタノゾーアの頭部の上が一瞬光った
「あそこだ!」
「どうした、ミチル?」
ショウさんが僕に聞いてくる
「みなさん!」
すると僕以外の三人がこっちを向く
「今からガタノゾーアの頭の上に全員で一極集中で光線を当てて、穴を開けます!」
「大丈夫なのか?」
父さんが心配そうにしている
「大丈夫、僕を信じて!!」
「よし、やろうぜみんな!」
ゼロが言うとみんな体勢を整える
ウルトランス!
キングジョー・ランチャー!
ビクトリーは右腕を銃の形に変化させ
「はぁっ!!」
そして腕の銃を放つ
父さんは腕のブレスレットの回転盤を回しボタンを押す
《ウルトラセブンの力!》
《「エメリウム光線!」》
額のビームランプから光線を放つ
ゼロは左腕を横に伸ばし構えを取り
「エメリウムスラッシュ!」
ゼロもビームランプから光線を放つ
三つの光線がガタノゾーアの頭の上に直撃し、小さな穴が開く
だけど少しずつ穴が塞がっていく
「今だーーー!桃耶!!」
ガタノゾーアから光が飛び出してきた
「待てっ!!」
エクセラーの静止を振り払い上空に飛ぶ
――――――――――――――――
やっと外に出られた
《初めて外の世界を見た気がする》
「そうなのか?」
《気付いた時には、エクセラーに動力源として悪用されていたんだ》
(そうかあの強大な闇は、こいつの光の力を闇の力に変換していたんだ・・・)
「もうお前は自由の身だぞ」
《・・・》
「どうした?」
《さっきも言ったが、私は悪用される前の記憶がないんだ
だから今の私には帰るべき場所が分からないんだ
私が覚えているのは、自分の名前と自分が持っている力だけだ》
「・・・」
《桃耶?》
「じゃあ、俺が一緒に探してやる!」
《えっ?》
「お前が帰る場所を一緒に探しやる
それまでは俺と一緒にいろよ!」
《桃耶・・・》
「その変わりと言っちゃなんだけど
俺に力を貸してくれないか?」
《お安い御用だ!
さぁ桃耶、私とユナイトだ!!》
光が収束して現れた物を強く掴む
現れたデバイザーの上部を押し、横のパーツを展開する
目の前に現れたスパークドールズをデバイザーに読み込ませる
ウルトラマンエックスとユナイトします
俺はデバイザーを高く揚げ
「エックスーーーー!」
そして俺は光に包まれた
エックス、ユナイテッド
――――――――――――――――
ガタノゾーアから出てきた光がより強く発光して
僕らの前に移動した
「うっ!」
あまりにも眩しくて目を瞑る
目を開けるとそこには光の巨人
「ウルトラマン?」
「なんだあいつは・・・」
「父さんは知ってるの?」
「いや、知らないウルトラマンだ・・・」
すると謎のウルトラマンは振り返ってこっちを向いた
《私は、ウルトラマンエックスだ》
「エックス?」
「ミチル!俺だ!」
「桃耶もウルトラマンになったの?」
「あぁ、けど詳しい話はあいつを倒してからだぜ!」
そして再び振り返りガタノゾーアを見る
「俺とエックスを利用しやがって、落とし前はきっちりつけさせてもらうぜ!!」