Legend of Galaxy~光満ちたその先に~ 作:takanist
「僕の名前はミチル
礼堂ミチルだよ」
《礼堂・・・やはり君に出会ったのはただの偶然とは思えないな》
「どういうこと?」
偶然じゃない?
《まずは私の話をしようか》
《私はこの世界の者ではないのだ》
「この世界?」
《多世界解釈というものを知っているか?》
「聞いたことくらいは・・・」
《この世は1つでなく、分岐した幾多の世界で構成されているという概念だ》
「???」
正直、チンプンカンプンだ・・・
《簡単に言えば、君がいる世界があれば君が存在していない世界もあるということだ》
「なんとなく分ったような・・・
ギンガのいた世界はどんな世界だったの?」
《この世界とほぼ変わりないな、私がいた世界でも私とライブできる人間がいた》
「それってどんな人だったの?」
《正義感と情熱に満ち溢れた青年だったよ
名前は礼堂ヒカルといった》
「えっ?」
礼堂ヒカルって・・・
「僕の父さんの名前だよ・・・」
《やはりか、苗字が同じだからもしかしたらとは思っていたんだ》
「でも別の世界の話なんでしょ?」
《血族というのは、時に世界や時空を超えることがあるそうだ》
こんなところで父さんの情報が手に入るなんて思わなかった
《話を続けよう。私はヒカルともう1人のウルトラマン・ビクトリーと共に強大な悪と戦っていた
しかし、その敵の策略により私は別の世界であるここに飛ばされ、力を封印されダークスパークとされてしまった》
ダークスパークとは、ローブの男から渡された黒い状態のギンガスパークのことをいうらしい
《しかし、君という人間に出会い私は封印から解かれた。感謝する》
「そんな・・・僕は変わりたいと思っただけで」
《しかしそのお蔭でこの町は救われた》
町?・・・・・そうだ!
「あの!僕がゴルザに変身してた時に黒い感情に飲まれて、町を壊しちゃったんだけど、町はどうなったの?」
《君が気を失った後に、私の力でもとに戻した》
「よかった・・・」
《しかし、膨大なパワーを使ってしまった。しばらくは使えないことを覚えておけ》
「あの時の破壊衝動はダークスパークだけの所為じゃないと思ってる
僕の心に多少なりともあったその気持ちにスパークが反応しただけだと思う」
《・・・・》
ギンガは黙って聞いてくれてる
「でも悪いのは自分であって、周りでもないし世界でもない
自分が変わらなきゃ周りも何も変わらないのに」
《確かに、君がしたことは許されることじゃない》
「・・・・」
《しかし、自分の欠点・弱点を見つけ、過ちに気付いた人間ほど強い者はいないと私は思う
今得た強さはすぐには君を変えてはくれないかもしれない
しかし、君が変わりたいと願い続ければいつか君を強くしてくれるはずだ》
確かにそうかもしれない
今回のことは、僕の心の弱さが招いた結果だ
気付けば僕は涙を流していた
どこかで、こんな風に誰かに叱咤激励してほしかったのかもしれない
父さんに顔向けできる人間になるための第一歩としては、大きすぎる一歩だったかもしれない
でも、踏み出せた
それから僕は、ギンガの話をたくさん聞いた
僕も、ギンガにたくさん話をした
久しぶりに、僕の人生に色がついた気がした
多世界解釈については、すごくざっくりとしか説明できませんでした。すいません(__)
この作品のギンガめっちゃ喋るな!