Legend of Galaxy~光満ちたその先に~ 作:takanist
リドリアスに向かっていく
リドリアスの右手の大きな爪が僕に振りかかる
「ふんっ!」
僕は右腕を上げて爪を防ぐ
リドリアスは同じように左手の爪を振り下ろした
「はぁっ!」
僕も同じように左腕を上げて防ぐ
するとリドリアスが僕の首元めがけて鋭く尖った嘴で突いてきた
「うっっ」
凄い痛みが僕の首を襲う
(痛い!でも、ここで退いたら桃耶を守れない!!)
両腕を封じられている状況で反撃の機会を窺っていると
「ミチル!危ない!」
桃耶の声が聞こえ、リドリアスに目線を上げると
リドリアスは僕の胸ら辺をめがけて光線を吐いた
「ゔわっっ」
僕はその光線に押され、そのまま後退してしまう
「大丈夫か!」
僕は片膝を付き、肩で息をしながら桃耶に返事をしようとした
「大丈・・・「嫌だ!」」
大丈夫と言い切る前に、どこからか女の子の声が聞こえる
「なんだ?今の声。ギンガ、聞こえる?」
《私には聞こえないが》
ギンガには聞こえないらしいが、僕にははっきり聞こえた
僕は耳を澄ます
「助けて!」
また聞こえた
しかも聞いたことのある声だ
「助けて・・・・ぃ・ぅ・ん」
「誰かを呼んでる?」
「助けて!
礼堂君!」
その言葉を聞いた瞬間、僕はすぐに立ち上がりリドリアスに向かって走り出した
「その声、もしかして!」
僕はリドリアスの肩を掴み
「目を覚まして!」
僕は強く訴える
「君が叶えたい願いはこんなことなの?違うでしょ!
本当に叶えたい願いは、自分の力で叶えなきゃ意味がないんだよ!」
不思議とリドリアスがおとなしくなる
「僕もそうだった。
僕も、自分の願いを他人の力で叶えようとした
結局その心を悪用されて、ひどいことをしてしまった
今の君もそうなんじゃない?
だから僕は決心した
自分の願いを悪用された人を助けようって!」
気付くと両手の爪は短くなり、尖った嘴も無くなり
顔も恐ろしい顔から、可愛らしい顔になっていた
《カオスヘッダーを封じ込めたのか・・・》
僕にはよく分からなかったけど、これで
「元に戻ったのかな」
《ミチル、リドリアスを元の人間の姿に戻すんだ》
「分った」
僕は意識を集中させると、ギンガの体に付いているクリスタルが緑色に輝きだした
「ギンガコンフォート」
僕は手のひらを差し出すように前に出した
そして、光を浴びたリドリアスはどんどん小さくなっていき
最後には、姿を消した
「これで元の人間に戻ったんだね」
「ミチル!避けろ!上だ!!」
見上げると空から、光の柱がこっちに降りてくる
その場から後ずさると光の柱が地面に付いて、1つのシルエットが浮かび上がる
先程まで戦っていた、巨大な青い鳥
「リドリアス!?」
そうそこにいたのは、リドリアスいやカオスリドリアスだった